現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 余裕あるステーションワゴン──フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアント TDI R-Line試乗記

ここから本文です

余裕あるステーションワゴン──フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアント TDI R-Line試乗記

掲載 2
余裕あるステーションワゴン──フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアント TDI R-Line試乗記

フォルクスワーゲンジャパン主催の「TDI full line-up プレス試乗会」が行われた。まずは最新の「ゴルフ ヴァリアント TDI R-Line」に、『GQ JAPAN』ライフスタイルエディターのイナガキが乗った。

フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアント TDI R-Lineの特徴

もはやちょっとしたスポーツカー──フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアント TDI R-Line試乗記

1.概要2.R-Lineならではのエクステリア3.インテリア4.完成度の高いディーゼルエンジン1.概要

2025年12月、宮崎県にて「TDI full line-up プレス試乗会」なるフォルクスワーゲンジャパン主催のイベントが行われた。

なぜ宮崎で開催したのか? と、訊くと「ロングドライブでTDIの気持ちよさと性能を体感いただきたいから」とのこと。なるほど、たしかに高速走行でキラリと光る好燃費がウリのTDIだから、ロングドライブとの組み合わせはうってつけだ。

ちなみにTDIとは、フォルクスワーゲンのディーゼルエンジンの名称だ。「Turbocharged Direct Injection」の略称で、ターボチャージャーと直噴技術を組み合わせた高性能・高効率なディーゼルエンジンをあらわす。

電動化が推し進められる欧州車にあっても、ディーゼルは今なお健在。フォルクスワーゲンのみならず多くのブランドが、日本にディーゼルモデルを導入する。フォルクスワーゲンも同様で、ピュアEVも導入はするものの、ディーゼルも同時にラインナップ。あらゆるユーザーのニーズに応える。

それであってフォルクスワーゲンだ。というのも、日本全国でフォルクスワーゲンの需要は大きい。その要因のひとつはディーラー網だろう。全国に300近いディーラー数があるのは輸入車トップクラスだ。

2.R-Lineならではのエクステリア

宮崎空港の到着ロビーを出ると、南国特有の湿り気を帯びた暖かい風と、等間隔に並ぶフェニックスの並木が迎える。その風景の中で、ゴルフ ヴァリアント TDI R-Lineは佇む。無機質な感じが、陽気な雰囲気の中でやや異彩を放つ。

まず目をひくのは、ハッチバックよりも350mmほど延長されたその伸びやかなシルエット。全長4640mmというサイズは、扱いやすさと積載性のバランスに優れる。R-Line専用のフロントバンパーは、大開口のエアインテークを想起させるグロスブラックの装飾が施され、標準モデルよりもスポーティだ。

「IQ.LIGHT」を搭載した鋭いヘッドライトからリヤまで一直線に貫くキャラクターライン、そしてR-Line専用の18インチアルミホイールが、この車が単なる“荷物を運ぶステーションワゴン”ではなく、“走りを愉しむためのGT(グランドツーリング)”であることをしめす。もっとも、ガチガチのスポーツモデルではないので、のんびり走る向きにも勧めたい。

3.インテリア

いかにもドイツ車らしい建て付けのしっかりとしたドアを閉めると、そこは外界の喧騒から遮断された静かな空間がひろがる。R-Line専用のスポーツシートに身を沈めると、ほどよいホールド性の高さに関心。適度に硬めのクッションにもドイツ車らしさを感じる。

視線の先には、10.25インチの「Digital Cockpit Pro」がある。地図を全画面表示できるので、視線移動を最小限に抑えられるのがポイント。フォルクスワーゲンの定番装備だ。

R-Line専用のステアリングは、パンチングレザーが施されたDシェイプ。手にしっくりと馴染む感触が、これから始まるドライブへの期待を高めてくれる。

4.完成度の高いディーゼルエンジン

空港を後にし、まずは国道220号線を南下。南国の太陽がダッシュボードを照らし、車内には軽快な音楽が流れる。インフォテインメントシステムの使い勝手は改善され、久しぶりのドライブでも操作に戸惑うことはない。

アクセルを軽く踏み込むと、2.0リッター直列4気筒クリーンディーゼル(TDI)が目を覚ましました。かつてのディーゼルのような不快な振動やガラガラ音はナシ。何も知らなければガソリンモデルとの違いに気がつかないだろう。

最新の「ツインドーシング(尿素水二段階注入)」システムを採用したエンジンは、排ガス浄化だけでなく、燃焼精度の向上による静粛性も手に入れているのだ。

わずか1600rpmから発生する360Nmの最大トルクによって、信号待ちからの発進や合流時の加速はストレスフリー。

組み合わされる7速DSGが電光石火のシフトアップを繰り返することで、背中をグイグイと押し出すような力強い加速を味わえる。宮崎市街地のストップ&ゴーも、この豊かなトルクのおかげでストレスとは無縁。まるで大排気量の自然吸気エンジンのような余裕すら感じた。

▲次ページ:「もはやちょっとしたスポーツカー」

【フォルクスワーゲン関連記事】

賢明な判断による前輪駆動化──新型フォルクスワーゲンID.ポロ試乗記フォルクスワーゲンが新たに投入する新型「ID.ポロ」のプロトタイプに、大谷達也がひと足はやくスペインで乗った!かなりよくできたコンパクト ハッチバック──新型フォルクスワーゲンID.ポロ試乗記フォルクスワーゲンが新たに投入する新型「ID.ポロ」のプロトタイプに、大谷達也がひと足はやくスペインで乗った!新しいフォルクスワーゲン ポロが、ブランドの歴史を変える!──GQ新着カー新しいモデル名戦略が始まる!新型フォルクスワーゲンT-Roc登場!──GQ新着カー最後の内燃機関搭載モデルになるかもしれない\!?高性能と扱いやすさの両立──新型フォルクスワーゲン ゴルフR試乗記新型フォルクスワーゲン「ゴルフ」のハイパフォーマンスモデル「R」に、今尾直樹がサーキットで乗った!こんなにうれしい悩みが電動化の時代に残されている──新型フォルクスワーゲン ゴルフR試乗記新型フォルクスワーゲン「ゴルフ」のハイパフォーマンスモデル「R」に、今尾直樹がサーキットで乗った!トヨタ アルファード&ヴェルファイアとは違う──新型フォルクスワーゲンID. Buzz試乗記日本に上陸したフォルクスワーゲンの新型「ID. Buzz」に、いち早く『GQ JAPAN』ライフスタイル・エディターのイナガキが乗った!価値の高い888万9000円──新型フォルクスワーゲンID. Buzz試乗記日本に上陸したフォルクスワーゲンの新型「ID. Buzz」に、いち早く『GQ JAPAN』ライフスタイル・エディターのイナガキが乗った!新型フォルクスワーゲンID . AURA登場。次世代のサンタナか\!?──GQ新着カーコストパーフォマンスに優れたセダンを目指す!新型フォルクスワーゲンID. ERAが公開──GQ新着カーフォルクスワーゲンの新しいフルサイズSUVに注目!GQ DRIVE──Vol.5 河井ゆずる(アインシュタイン)、“美味しい時間”を楽しむ気になる人が話題のクルマに乗って、好きな場所へ赴くシリーズ。第5回は、お笑いコンビ「アインシュタイン」の河井ゆずるが、フォルクスワーゲン「ポロ」に乗って、軽やかに東京都心で美食を巡った!これぞドイツ流ファミリーカーだ!──新型フォルクスワーゲン パサートeTSI試乗記日本に上陸したフォルクスワーゲンの新型「パサート」のうち、マイルドハイブリッド・システムを搭載した「eTSI」に大谷達也が乗った。新型フォルクスワーゲンID. EVERY1が遂に公開!──GQ新着カー2万ユーロのフォルクスワーゲンEVに注目!フォルクスワーゲン伝統のホットハッチは、やっぱり痛快!──新型ゴルフGTI試乗記フォルクスワーゲンの新しい「ゴルフ」の高性能バージョン、「GTI」は刺激的だった! 小川フミオがリポートする。燃費が良いだけじゃない!──新型フォルクスワーゲン・ゴルフ TDI R-Line試乗記ビッグマイナーチェンジを受けた新しいフォルクスワーゲン「ゴルフ」の、ディーゼルモデルに小川フミオが乗った。マイルドハイブリッドのeTSIとは異なるTDIならでは魅力とは。なぜフォルクスワーゲンは、EVを推し進めるのか? 衝撃的な新戦略に迫るフォルクスワーゲンが衝撃的な今後の戦略を発表した。EV(電気自動車)を推し進める理由とは? 小川フミオが考える。いつの時代も“良きパートナー”──新型フォルクスワーゲン・ゴルフeTSIスタイル試乗記一部改良を受けたフォルクスワーゲンの新しい「ゴルフ」のうち、ハッチバックモデルのマイルドハイブリッド仕様をテストドライブ。小川フミオが印象を綴る!実用車の進化──新型フォルクスワーゲン・ゴルフ・ヴァリアントTDI R-Line試乗記マイナーチェンジを受けたフォルクスワーゲンの新しい「ゴルフ」が、日本に上陸した。まずはディーゼルエンジン搭載のステーションワゴン「ヴァリアント」のインプレッションを、小川フミオが綴る。文と編集・稲垣邦康(GQ) 写真・小塚大樹

文:GQ JAPAN 稲垣邦康(GQ)
【キャンペーン】第2・4金土日は5円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

物理的な滑らかさと余裕が生む、真のラグジュアリーとは──キャデラックXT6 プラチナム試乗記
物理的な滑らかさと余裕が生む、真のラグジュアリーとは──キャデラックXT6 プラチナム試乗記
GQ JAPAN
“走る芸術品”──新型メルセデス・マイバッハ SL 680 モノグラム・シリーズ試乗記
“走る芸術品”──新型メルセデス・マイバッハ SL 680 モノグラム・シリーズ試乗記
GQ JAPAN
単なる懐古趣味ではない──新型ホンダ プレリュード試乗記
単なる懐古趣味ではない──新型ホンダ プレリュード試乗記
GQ JAPAN
唯一無二の存在感──キャデラックXT6 プラチナム試乗記
唯一無二の存在感──キャデラックXT6 プラチナム試乗記
GQ JAPAN
“純粋(プーラ)”なドライビング体験を楽しめる1台──新型マセラティ MCプーラ チェロ試乗記
“純粋(プーラ)”なドライビング体験を楽しめる1台──新型マセラティ MCプーラ チェロ試乗記
GQ JAPAN
クルマへの“情熱”を取り戻そう──新型GRカローラ RZ スポーツパッケージ試乗記
クルマへの“情熱”を取り戻そう──新型GRカローラ RZ スポーツパッケージ試乗記
GQ JAPAN
ホンダからの“贈り物”──新型ホンダ プレリュード試乗記
ホンダからの“贈り物”──新型ホンダ プレリュード試乗記
GQ JAPAN
伝説の再解釈──新型メルセデス・マイバッハ SL 680 モノグラム・シリーズ試乗記
伝説の再解釈──新型メルセデス・マイバッハ SL 680 モノグラム・シリーズ試乗記
GQ JAPAN
新型フォルクスワーゲン トランスポーターに、スポーツライン登場!──GQ新着カー
新型フォルクスワーゲン トランスポーターに、スポーツライン登場!──GQ新着カー
GQ JAPAN
ドライバーの感情に訴えかけるクルマ──新型GRカローラ RZ スポーツパッケージ試乗記
ドライバーの感情に訴えかけるクルマ──新型GRカローラ RZ スポーツパッケージ試乗記
GQ JAPAN
“EVのパイオニア”からの回答──新型日産リーフB7試乗記
“EVのパイオニア”からの回答──新型日産リーフB7試乗記
GQ JAPAN
新型BMW i3の量産先行車、登場!──GQ新着カー
新型BMW i3の量産先行車、登場!──GQ新着カー
GQ JAPAN
ポルシェ 911 GT3がもたらす自然吸気エンジン+PDKの刺激。ヴァイザッハパッケージとツーリングパッケージの違いとは
ポルシェ 911 GT3がもたらす自然吸気エンジン+PDKの刺激。ヴァイザッハパッケージとツーリングパッケージの違いとは
Webモーターマガジン
まもなく発売! トヨタの「新型ステーションワゴンSUV」に“問い合わせ”殺到! デビュー前から「納期待ち」の予感!? 進化版「サメ顔」デザイン×全長4.8m級「ひろびろボディ」も嬉しい新型「bZ4Xツーリング」どんなクルマ?
まもなく発売! トヨタの「新型ステーションワゴンSUV」に“問い合わせ”殺到! デビュー前から「納期待ち」の予感!? 進化版「サメ顔」デザイン×全長4.8m級「ひろびろボディ」も嬉しい新型「bZ4Xツーリング」どんなクルマ?
くるまのニュース
【比較試乗】BMW X3とフォルクスワーゲン ティグアンに求めるドイツSUVらしさを、エンジン搭載車から探る
【比較試乗】BMW X3とフォルクスワーゲン ティグアンに求めるドイツSUVらしさを、エンジン搭載車から探る
Webモーターマガジン
まもなく発売! 史上最強のトヨタ「RAV4」後席は快適か? 新グレード「GRスポーツ」は7万時間の走り込みで鍛えた走りとリアシートの居住性が魅力的
まもなく発売! 史上最強のトヨタ「RAV4」後席は快適か? 新グレード「GRスポーツ」は7万時間の走り込みで鍛えた走りとリアシートの居住性が魅力的
VAGUE
強力な説得力を持つ1台──新型日産リーフB7試乗記
強力な説得力を持つ1台──新型日産リーフB7試乗記
GQ JAPAN
3気筒ターボ×LPGで航続1400km。ルノー・キャプチャー「Eco-G 120」に見る欧州流の合理主義
3気筒ターボ×LPGで航続1400km。ルノー・キャプチャー「Eco-G 120」に見る欧州流の合理主義
LEVOLANT

みんなのコメント

2件
  • kmq********
    今年の夢は、ライフスタイルエディターになる
  • can*********
    >いかにもドイツ車らしい建て付けのしっかりとしたドアを閉めると、
    >そこは外界の喧騒から遮断された静かな空間がひろがる。

    それだけでもドイツ車に乗る価値がある。
    走り出して交差点でウィンカーを出した瞬間もだが日本車にはない感覚が良い。
    ここの輸入車叩きは酷いが一度でも経験すると次も輸入車に乗りたくなる。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

368 . 9万円 492 . 7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19 . 8万円 635 . 0万円

中古車を検索
フォルクスワーゲン ゴルフ ヴァリアントの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

368 . 9万円 492 . 7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19 . 8万円 635 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村