伝説として始まり、革新へと至ったスーパーカーたち。1970年代の懐かしいモデルから現代のハイパースポーツまで紹介していこう。今回は、ジャガー XJ220だ。
ジャガー XJ220(JAGUAR XJ220:1991~1998)
ジャガーは1988年のバーミンガム モーターショーで、オリジナルのスーパースポーツカー「XJ220」のプロトタイプを発表した。XJはジャガー車のシリーズに用いられている名称であり、220は目標最高速が220mph(時速220マイル=約354km/h)であったことに由来する。
●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか
1960年代にル・マン24時間レース制覇を目指して開発された幻のレーシングプロトタイプ「XJ13」をオマージュしたと言われる、空力性能を重視したボディが特徴的だ。これに500psを発生するジャガー伝統の6L V12 DOHCを縦置きミッドシップに搭載。駆動方式は4WDという魅力的なパッケージにオファーが殺到した。
だが、V12 DOHC+4WDというパワートレーンでは重量やコストなどの制約もあり、目標の220mphを達成するのは不可能と思われた。そこでエンジンはル・マン24時間レースなどで活躍したグループCマシン、XJR-10に搭載されていた3.5LのV6 DOHCツインターボに変更し、4WDも断念して駆動方式はRWDとなった。それでも最高出力は550ps、最大トルクは65.4kgmを発生し、5速MTのトランスミッションを介して最高時速は216マイル(約348km/h)に達した。
大柄なボディに、リトラクタブル式ヘッドランプやグラストップを採用し、インテリアにはコノリーレザーを多用してラグジュアリー感を演出し、ジャガーならではの世界観を構築している。スーパーカーといえども、オンロードを走る以上は快適性も必要である、という高級車メーカーのジャガーらしい信念を感じさせた。
市販モデルは1991年の東京モーターショーでワールドプレミアされ、翌92年から販売された。価格は29万ポンド(当時のレートで約6900万円)。限定台数は車名にちなんで220台の予定だったが、バブル景気の影響でオーダーが殺到し、350台に増車された。だが、実際に売れたのは280台ほどで、日本へは正規輸入はされなかった。
ジャガー XJ220 主要諸元
●全長×全幅×全高:4930×2220×1150mm
●ホイールベース:2640mm
●車両重量:1350kg
●エンジン種類:60度V6 DOHCツインターボ
●総排気量:3498cc
●最高出力:550ps/7000rpm
●最大トルク:65.4kgm/4500rpm
●燃料・タンク容量:無鉛プレミアム・85L
●トランスミッション:5速MT
●駆動方式:縦置きミッドシップRWD
●タイヤサイズ:前245/45ZR17、後345/30ZR18
[ アルバム : ジャガー XJ220 はオリジナルサイトでご覧ください ]
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
1.2リッターエンジン搭載で「400馬力オーバー」! 日産の斬新「MRスポーツカー」に反響殺到! 「本当に美しい」「元祖e-POWER!?」の声も! 全長4.4m軽量ボディのインフィニティ「エマージ」米国モデルに熱視線!
なぜ日本のEVバスは「中国BYD」だらけ? 国内企業が勝てない“価格と実績”の壁
購入後「1年以内に売られる新車」トップ10! 早期売却の背景に何が起きているのか?
葛飾区長が「失敗」宣言? 「青砥駅」の機能不全と空白30年──交通結節点が立石再開発に飲み込まれる日の現実味
「おい信じられるか? ここ全部“海”だったんだぜ…?」 高速道路の“ナゾの橋”の下で“遺構”を発見! 周りは千葉の住宅街!?
なぜ日本のEVバスは「中国BYD」だらけ? 国内企業が勝てない“価格と実績”の壁
まだやってるんすか!? 「ナンバープレートの封印にペットボトルのキャップ」取り締まられたら恐ろしいことに
1.2リッターエンジン搭載で「400馬力オーバー」! 日産の斬新「MRスポーツカー」に反響殺到! 「本当に美しい」「元祖e-POWER!?」の声も! 全長4.4m軽量ボディのインフィニティ「エマージ」米国モデルに熱視線!
「やっぱトヨタはすげぇよ…」新型スーパーカー『GR GT』発表にSNSは興奮の渦!「V8ツインターボはあつい!」「会長は国宝」など絶賛
290万円の「デリカミニ」登場で“価格天井”が崩壊。なぜ軽自動車の“高価格化”が止まらないのか
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
元ネタのつなぎ合わせのような記事だね(笑)