ユーコンKピーク6.0 BD:アドベンチャーバンで世界一周の旅へ。すぐれたオフロード性能と快適性でKピークは四輪駆動ファンやワイルドキャンパーを満足させたい。モーターホーム担当のジェニーがテストする。
ギリシャのカルキディキ半島にある3つの島の真ん中、シトニア島には、夢のような休日の写真など、自由に過ごすのに最適な美しい湾がある。
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問題は、粗い砂利と大きな岩でできた合法的に通行可能な急勾配の道は、4WD車でなければ通れないということだ。フランケンの伝統あるメーカー、フランキアのバンブランド、ユーコンが、このような夢のスポットにたどり着くのが難しいキャンピングカーのための特別仕様車を発表した。
それがKピークだ
冒険心をくすぐるバン。「メルセデス スプリンター」をベースにした「Kピーク」は、オフロード走行も難なくこなすオールラウンダーのモーターホームだ。ニューモデルは3種類のレイアウトと2種類の長さがある。
アドベンチャーのレイアウトは、すでにおなじみの「スプリンター」ベースの「ユーコン6.0 BD」、「6.0」、「7.0」に対応している。ここでも、横型ベッドバージョンは左リアサイドパネルにエクステンションが装備され、寝台が1.93メートルに拡大されている。
コンセプト通り、インテリアはモダンでありながら時代を超越している。明るい木目調の内装にグレーの床、白を基調とした飾り気のない食器棚の前板。バスルームは、ベンチトイレの上にある折りたたみ式洗面台のおかげで可変性がある。シャワーカーテンがどれほど便利かは、実際に試してみればわかるだろう。
Kピーク6.0 BDの特徴
キャンパーが一定期間、旅をするために必要なものはすべて揃っている。90ワットのソーラーシステムと300Ahのリチウムバッテリーで電力を供給する。オプションのポップアップルーフに寝台を2つ追加した場合(9,990ユーロ=約160万円)には、さらに90ワットのパネルが追加される。
全輪駆動バージョンを注文すると、9速オートマチックと190馬力のエンジンが自動的に装備される。さらに、ナビゲーションと360度カメラを備えたメルセデスの超最新インフォテインメントシステム、MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエキスペリエンス)システムまでもが基本価格に含まれている。トルマコンビD6Eが組み込まれているおかげで、暖房とボイラーはディーゼルか電気で作動する。調理はやはりガスで行う。そのために、小さなガスボトルが後部に積まれている。「Kピーク」では、インバーター(990ユーロ=約16万円)、WLANルーター(690ユーロ=約11万円)、オーニング(1,090ユーロ=約17万円)のみが別料金となっている。
ユーコンの走り
全輪駆動には大きな利点がある。デメリットは、強いて言うなら、道なき道を走ることができてしまうことだ。9速オートマチックが標準装備された全輪駆動の「スプリンター」は、車が入れないようにするためのぬかるんだ急斜面を、まるで自宅のガレージの車道のように軽々と走破する。
路上ではもちろん、高貴なバンは長距離車としての資質をまったく失わない。難しいのは重量だけだ。豪華な装備、高めのサスペンション(標準装備)、全輪駆動技術、そして私たちのテスト車両のポップアップルーフでは、4.1トンの乾燥重量を回避することはできない。
テクニカルデータ&価格: ユーコンKピーク6.0 BD エンジン形式: 直列4気筒CDI 最高出力: 190PS@3800rpm 最高速度: 100km/h トランスミッション/駆動方式: 9速オートマチック/全輪駆動 全長/全幅/全高: 5932/2020/2870mm 乾燥重量(テスト車両): 4,100kg 牽引能力: 2,000kg 車載バッテリー: 300Ah(リチウムイオン)+90Wソーラーパネル2枚 ベース価格: 115,500ユーロ(約1,845万円) 試乗車価格: 128,260ユーロ(約2,050万円)
結論: ついにその称号にふさわしい本物のアドベンチャーバンが登場した!「Kピーク」エディションのユーコンは、(ほとんど)どんな願いもかなえてくれる。そして、コストパフォーマンスさえも良い。すぐにでもこの車でツアーに出かけたい!
Text: Jenny Zeume Photo: Caroline Jüngling / Auto Bild
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