F1イギリスGPのフリー走行3回目が行なわれ、フェラーリのシャルル・ルクレールがトップタイムをマークした。角田裕毅(レッドブル)は5番手だった。
初日は暑くなった今年のイギリスGP。しかし2日目は気温19度、路面温度25度と大幅に涼しくなり、フリー走行3回目の開始時刻を迎えた。路面温度だけ見れば、15度以上も下がったこととなる。なお予報されていた雨は、ほとんど走行に影響を及ぼさない程度だった。
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なお事前に行なわれたレース/イベントで出たタイヤかすを清掃するため、セッション開始時刻が予定よりも5分遅れた。
セッション開始早々にコースインしていったのは、初日大いに苦しんだアルピーヌ勢の2台。変更したセッティングのフィーリングを確かめるため、早々に走行を開始したものとみられる。ピエール・ガスリーは無線で「バランスは良くなったけど、グリップはないよ」と訴えた。
またアストンマーティン勢もアルピーヌに続いて走行を開始したが、相変わらず皮剥きに従事。ミディアムタイヤ1セットとハードタイヤ1セットをそれぞれ1周だけ走らせ、決勝に向けた準備を整えた。
その後に登場したのは、イギリスGPで通算9勝を誇るハミルトン。ハミルトンはソフトタイヤを履き、1分27秒351を記録してアルピーヌ勢を抜きタイムシートのトップに立った。
セッション開始から15分ほどが経過すると、多くのマシンがコースイン。ほとんどがソフトタイヤを履いたが、ウイリアムズ勢やハース勢、アストンマーティン勢はミディアム、レーシングブルズはハードタイヤを選んだ。
各車がアタックを終えた時点で、最速タイムを記録していたのはルクレールで、タイムは1分25秒922。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がこれに続いた。その後方には、初日高い路面温度に苦しめられていたメルセデス勢の2台と、ハミルトンがいた。
角田は開始30分と少しを過ぎた段階で、10番手タイムを記録。レッドブルはフェルスタッペンにピットインとピットアウトを繰り返させたのに対し、角田はピットインさせずにコース上を走らせ続け、複数回アタックさせた。なお初日この2台は異なるリヤウイングを使用していたが、このFP2では2台揃って初日にフェルスタッペンが使っていた低ダウンフォース仕様のリヤウイングに揃えたようだ。
2セット目のタイヤ(皮剥き除く)を真っ先に投入したのはメルセデス勢。これによりジョージ・ラッセルが2番手、アンドレア・キミ・アントネッリはセクター1で全体ベストを記録し、5番手となった。
1セット目のタイヤでは鳴りをひそめていたマクラーレン勢は、2セット目のソフトタイヤを下すと速さを発揮。ピアストリが1分25秒566で首位に立ち、そこから0.04秒の差でノリスが続いた。
このマクラーレン勢2台の間に分け入ったのがフェルスタッペン。角田もフェルスタッペンには0.5秒の差をつけられたものの、5番手に上がった。
フェラーリ勢は遅れて2セット目のタイヤを投入。ルクレールが1分25秒498で首位に立った。ただハミルトンは、アタックラップに入る直前にコントロールを失い、アタックをやりなおし。しかしそのアタックラップを走っていたところで赤旗中断……ハースのオリバー・ベアマンのフロアフェンスが脱落したことが原因だった。ハミルトンとしては、それまで全体ベストを更新するペースで来ていただけに、残念なタイミングであった。
5分ほどの中断を経てセッション再開。残り時間は4分であった。
しかし今度はキック・ザウバーのガブリエル・ボルトレトが、マゴッツ-べケッツ-チャペルの高速S字でスピン。ウォールには激突しなかったものの、ランオフエリアを跳ねた際にフロントサスペンションを壊してしまい、グラベルにスタック。またも赤旗中断となった。
各車がピットに戻る際にも、事件が起きた。ベアマンはピットレーン入り口に進入してブレーキをかけたところ、コントロールを失ってウォールにノーズをヒットさせてしまったのだ。ベアマンは「ブレーキが冷えていた」と無線で報告したが、赤旗中のクラッシュだったということもあり、審議対象となってしまった。
結局この赤旗のままセッション終了。首位はルクレール、2番手はピアストリ、3番手はフェルスタッペンというトップ3の順位となった。
角田は5番手。フェルスタッペンとの差は大きいが、初日から前進してきた様子が垣間見えるセッションだったと言えよう。
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みんなのコメント
ツノダは速いドライバーだと周りでも分かっていること。
普通に考えても、レギュラードライバー20人は大差なく皆速い。
差が大きく出るならば、クルマの性能になる。
そろが現代のF1。
きっかけを得ていい方向に向くことを願っています