5月31日~6月1日に富士スピードウェイで行われたENEOSスーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE第3戦『NAPAC富士24時間レース』のST-Zクラスで、TEAM ZEROONEの25号車raffinée日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4(田中優暉/名取鉄平/松田次生/佐藤公哉/ロニー・クインタレッリ/柳田真孝)がクラス優勝を飾った。
TEAM ZEROONEは富士24時間レースへ向け、25号車のEドライバーにスーパーGT500クラス4度の王者であるクインタレッリを起用。さらに、チーム監督を務める柳田(2011、2012年チャンピオン)もFドライバーとしてエントリーしたことで、レギュラーのCドライバーである松田(2014、2015年チャンピオン)とともに、ニッサンのGT500王者たちが集う布陣となった。
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迎えた富士24時間本番、30日の予選ではAドライバーの田中とBドライバーの名取の合算タイムでポールポジションを獲得。悪天候のままスタートした決勝では佐藤がスタートドライバーを務め、20号車NANIWA DENSO TEAM IMPUL Zとバトル。第2スティントからは松田次生が乗り込み、52号車埼玉 GB GR Supra GT4 EVO2と2番手争いを繰り広げた。
そして、夜間走行に入るとクインタレッリが乗り込んだ。この時、レースは花火の煙による視界不良でセーフティカー(SC)が導入される展開となったが、柳田監督と積極的に無線で会話して連携を取り、2番手をキープした。以降は陽が昇るまでは名取と佐藤が交互にドライブ。この夜間走行中に、チームのもう1台の26号車がクラッシュでリタイアとなってしまったが、濃霧によって約2時間の赤旗中断となった時点で25号車raffinée Zはクラストップとなって、2番手埼玉 GR Supraとは2周分のギャップを築いていた。
明るくなった頃には田中と松田が乗り、ラストスパートはふたたび佐藤、名取と乗り継いで52号車埼玉 GB GR Supra GT4 EVO2の追い上げから逃げ切り、チームは初の富士24時間優勝を果たした。
チームは、昨年の富士24時間レースをマシントラブルで早々に終えており、今回はそのリベンジを果たした。なかでも松田は、チームがST-3クラス参戦を始めた2023年に初勝利に導き、ニッサンZニスモGT4を使用し始めた2024年にはST-Zクラス初勝利を達成、2025年は富士24時間レースを制する立役者となり、「僕たちはこれまでの富士24時間は夜を越せないレースが続いていましたが、今回は良いカタチで初優勝を飾ることができました」と喜びを語った。
さらに、ニッサンでGT500チャンピオンの柳田、クインタレッリとともに参戦したことについては、「今回は、これまでのレースよりもチームワークやレースの流れが良かったです。GT500チャンピオンたちが揃ったことで、運が良くなったのかもしれないですね(笑)。同世代の、昭和54年生まれメンバーは最強です」と笑顔で答えた。
24時間レース初優勝を果たしたクインタレッリは、「僕にとってふたり(柳田、松田)は兄弟のような選手です。(富士24時間)参戦を発表した時には日本のファンの反響がすごく良く、本番を走るのを楽しみにしていました」と切り出し、「ST-Zクラスは台数も多くレベルが高いので、誰が上に行ってもおかしくない戦いですが、その中で順位を争うことができて良かったです。ニッサンのファンにとっては最高の週末になったんじゃないかな」と、ともにGT500チャンピオンに輝いた柳田、松田と、僅差の優勝争いを制したことを喜んだ。
最後に、今回はドライブしなかったものの、監督としてチームを見守った柳田は、「富士24時間は年に1回のお祭りですし、ファンの方々に喜んでもらえたらと思い、スーパー耐久ならではの豪華なラインアップにしました。また、26号車のドライバーに起用したイゴール・オオムラ・フラガも話題性があり、チームにもすぐ順応してくれて良かったです。もちろん、26号車のクラッシュは残念でしたし、欲を言えば2台で揃って上位で争いたかった。それだけ、手応えのあるレースでした」と締めくくった。
[オートスポーツweb 2025年06月01日]
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みんなのコメント
なんと豪華な布陣だこと。
このままセパンでのGT500も優勝期待しています。
素晴らしい!