■ダイハツの“スゴイ車”がいっぱい!
2025年3月1日、1907年に創業したダイハツ工業(旧・発動機製造)は、創業118周年を迎えました。
そんな歴史あるダイハツには2007年5月に創立100周年の記念事業の一環として開館した史料展示館「ヒューモビリティ ワールド」があります。
【画像】こんなのあったの!? ダイハツの「激レア”旧車”」を画像で見る(77枚)
ヒューモビリティ ワールドは、本社社屋に隣接した建物にあるダイハツ史料展示館で、2015年に一度リニューアルが行われ現在の姿となっています。
この時に、テーマを従来の「人・家族に優しい」「地球に優しい」クルマづくりから、「くらしを考える、軽を考える」に変更されており、体験型展示を中心に“楽しみながら学び、体験・発見できる施設”として運営されています。これまで小学校の社会科見学をはじめ、一般の方の見学など、広く受け入れてきました。
ヒューモビリティ ワールドに入ってまず目に入るのが、ダイハツが国産化を実現した「超ディーゼルエンジン」を改良し、1930年に発売した高出力ディーゼルエンジン「LH-25型ディーゼル機関」です。
幅広い用途に使えたというこのエンジンは、最高出力25PSを発揮する巨大な機関で、現存する“ダイハツ最古のエンジン”。実際滋賀県で灌漑用に使われていたものだといいます。
日本では主に軽自動車を展開するダイハツのものとは思えないこの圧巻のエンジンの横には、ダイハツが当初展開していた3輪自動車「ダイハツ号」が並びます。
こちらも1930年代にあったもので、ダイハツの歴史を感じることができます。
その奥にあるのは、企画展エリアで訪問した際には、「なつかしのクルマ展IV」として1970年代に活躍したクルマ「シャルマン」「ハイゼットバン(4代目)」「フェローSL」が展示されていました。
この展示は、定期的に入れ替えがあるようで、ダイハツの歴史的名車を収蔵する“ヒストリーガレージ”からクルマを持ってきているようです。
上の階に上がると、ダイハツの歴史の中でエポックメイキングなクルマが、年代順に並んでいます。
3輪軽トラックとして有名なダイハツ「ミゼット」を始め、「シャレード」や「ミラ」、「ムーブ」、「コペン」、「タント」などダイハツの歴史を彩る主要な初代モデルの数々が展示されていますが、ユニークなのはクルマの情報だけでなく、当時の時代背景も記載されていること。例えば当時の平均年収も書かれており、クルマの価格と比較すると経済の“波”を感じることができたり、当時流行っていたものを理解することができます。
注目したいのは、ダイハツがそれぞれの時代の流れに合わせたクルマを作ってきたことです。どんなクルマが必要なのか”という問いかけに答え続けてきたダイハツの企業としての姿勢を感じられます。
一つ階を上がると最後のエリアにたどり着きます。このエリアは、クルマに使われている様々な技術を体験できるスペースで、走る・曲がる・止まるというクルマの基本原理や、安全・安心のための技術、環境技術など、一台のクルマに搭載されている技術をタントのカットモデルをはじめとする様々な展示で見ることができます。
中には、これらの技術の原理をわかりやすく学ぶことができる体験装置もあり、子供だけでなく、大人でも楽しむことができます。
一般の人が立ち入るエリアではありませんが、本社のロビーにも様々な“名車”が展示されています。
筆者が訪問したときは、国産車で初めてフルシンクロの4速MTを標準装備し、国産車で初めて英国に輸出されたという「コンパーノベルリーナ」や、フェローピックアップ用のエンジン・シャーシー・ドライブトレインを流用した100台限定のバギー「フェロー・バギィ」などが展示されていました。
これらのクルマは、少し前述した“ヒストリーガレージ”に貯蔵されているものです。今回は特別に、一般では見られないこのヒストリーガレージも少し見学させてもらいました。
ここには100台程のダイハツのヒストリックカーが収蔵されており、ほとんど現存していないダイハツ「Bee」や、幻のコンセプトカー「ダイハツ スポーツ」から、セミトールワゴンの先駆け的な存在「YRV」、現在国外で展開されるコンパクトミニバン「セニア」まで普段は見られないクルマが目白押しです。
どれも時代を感じられる魅力的なクルマでかつ現在のダイハツからは想像できないようなクルマもあり、これらが“一般公開”され、ユーザーの方々がダイハツの魅力をより発見できる機会を期待してしまうばかりです。
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みんなのコメント
シャレードGt-tiも全く見なくなりましたし。
ディーゼルターボのFF車が人気だったとか今のご時世では信じられない人は多いだろうね。