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チューリッヒ、走行距離に応じたCO2排出をオフセットできる個人向け新サービス「カーボンニュートラル自動車保険」の提供を開始

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チューリッヒ、走行距離に応じたCO2排出をオフセットできる個人向け新サービス「カーボンニュートラル自動車保険」の提供を開始

 チューリッヒ保険は、個人のカスタマーを対象に運転にかかるCO2排出をオフセット(埋め合わせ)できる新サービス「カーボンニュートラル自動車保険」の提供を開始した。

 「地球温暖化」や「温室効果ガス」という話題の中でよく「カーボンニュートラル」や「カーボンオフセット」という言葉が出てくる。まず2つのちがいを復習したい。

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「カーボンニュートラル」とは、人間の経済活動によって排出されるCO2を削減し、また森林管理などによってCO2が吸収される量を増やし、実質的にニュートラル(中立・プラスマイナスゼロ)にするという考え方だ。

「カーボンオフセット」とは、日常生活や経済活動などで自らが排出した二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスのうち、努力をしても削減しきれない分を、他の場所で削減・吸収することで埋め合わせ、オフセットするという取組みのことを指す。一定のルールに基づき定量化することで「クレジット」化し、市場での取引を可能とする。カーボン・オフセットをする際にはこのクレジットを購入し無効化をすることで埋め合わせができる。

 「カーボンニュートラル自動車保険」は、チューリッヒ保険の「スーパー自動車保険」の新規加入時に、簡単なオンライン手続きで、カスタマーの自家用車の走行距離に応じたCO2排出をオフセットすることができるプログラムだ。

カスタマーがウェブサイトにて、クルマのサイズ、運転時間または走行距離を入力すると、CO2排出量とオフセット金額が算出され、相当額のクレジットを購入できる。カスタマーが購入したクレジットは、日本国内外の森林保全活動資金に充当される。またチューリッヒ保険は、カスタマーと同額を日本国内の地方自治体や NPO などの森林再生プロジェクトへ寄付をする。

 サービスの背景として、チューリッヒ・インシュアランス・グループは、カーボンニュートラル企業として事業を2014年より行っており、2019年には国連のグローバル・コンパクト「Business Ambition for 1.5℃」に最初の保険会社として署名している。

この「カーボンニュートラル自動車保険」により、「地球環境にも配慮して、車の運転を楽しみたい」、「気候変動に対して個人でも何か貢献したい」といったカスタマーの思いを、簡単なオンライン手続きでできる仕組みを提供する運びとなった。

 具体的には、チューリッヒ保険のウェブサイトにて「スーパー自動車保険」の新規契約を完了されたカスタマーに案内を表示。当プログラムへの参加希望の場合は、パートナー企業のCHOOOSE社のウェブサイトへ遷移する。次にウェブサイト上で車のサイズ、運転時間または走行距離を入力すると、CO2排出量とオフセット金額が算出される。

クレジットカード決済で当社指定の森林保全活動へ充当されるクレジットを購入し完了すると「クレジット購入証明書」が発行される。チューリッヒ保険もカスタマーと同額を日本国内の地方自治体やNPOなどの森林再生プロジェクトへ寄付を行う。

算出には「ガソリンまたはディーゼル車」と「電気自動車」の2種から選ぶことが出来る。パートナー企業CHOOOSE™はノルウェーのオスロに本社を置く気候変動テクノロジーの会社で、誰でもどこでも気候のためのアクションを日常生活やビジネスに簡単に組み込めるようにデジタルツールを構築したプラットフォームを提供している。

◼ホンダ N-Boxの場合
車のタイプ: 軽・コンパクトクラス(1,400cc 未満)
走行距離:3,000km/CO2 排出量:433.5kg/オフセット金額:926 円

◼トヨタ シエンタの場合
車のタイプ: ミディアムクラス(1,400cc 以上、2,000cc 以下)
走行距離:3,000km/CO2 排出量:527.1kg/オフセット金額:1,127 円

◼日産 エルグランドの場合
車のタイプ: ラージクラス(2,001cc 以上)
走行距離: 3,000km/CO2 排出量:669.6kg/オフセット金額:1,432 円
※オフセット金額はお手続きの時期により変動します。

 チューリッヒ保険はチューリッヒ・インシュアランス・グループの気候変動への取組みとは別に日本国内において、さまざまな地球環境に対する施策を実施している。

2022年1月にはきっきんの課題である気候変動の問題をともに考えるという思いのもと生まれたYouTube公式チャンネル『Green Music produced by Zurich』を開設。また2022年10月には、長崎県および長崎県西海市と協定し「チューリッヒ長崎の森」にて森林再生の支援を開始した。以降も気候変動に対する新たな取組みを実施していく予定だ。

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