年式は古くても走りは超弩級!現行車を超えるパフォーマンス
昭和59年式でオールドカー賞を獲得!
「BRIDEのジータIIIが15年ぶりにモデルチェンジ!」超絶進化を果たした“IV”が鮮烈デビュー!
イベントに参加していた中で、一番年式の古いモデルに贈られるオールドカー賞獲得マシンがこちら。59年式のDR30で、他にもAE86などの該当車がいたのだが、登録月を確認したところ清水さんのDR30が会場内で一番の“おじいちゃん”だった。
とはいえ、このDR30は年式こそ古いものの、パフォーマンスの方は現行車のスポーツモデル以上! グリップが低いセントラルサーキットで、ゼロヨン9.8秒を叩き出したほどのモンスターマシンなのである。
エンジンは、ドラッグチューニングを得意とするザウルスによるフルチューンで、FJ20 のまま腰下にOS技研の2.4Lキットを組み込んで排気量アップ。エンジン搭載位置は、車体側に5~7cm、下方向に9~10cmほどオフセット。これは低重心化を狙いつつ、空いたスペースに巨大なインタークーラーを中置きレイアウトすることで、前後の重量配分も最適化するためのテクニックだ。
タービンは、ビッグシングルの代名詞T88シリーズの33Dをチョイス。最大ブースト2.0キロ時に700psを発揮(ドラガス使用時)する。FJベースでここまでの高出力を絞り出すチューンドはなかなかいないだろう。
ドラッグでタイムを出すことだけに拘ったマシンだけあり、トランク内には安全タンクが鎮座。その他にもシルビア用のHKS 5速クロスドグミッションなど、レースパーツがぎっしり詰まっている。
ホイールはアドバンレーシングRGの17インチ。ロアアームやテンションロッド、ステアリングロッドなどはシルビア用を移植し、R32用ハブを移植することで5穴化している。リヤのマルチリンクやブレーキ関係は、BNR32用を移植。自然な前後オーバーフェンダーもお気に入りという話だった。
レースパックIQ3ダッシュロガーのみですっきりとしたメーターまわり。ドラッグレースメインのため、サイドバー付きのロールケージも装着。レース車両とはいえ、ナンバー付きなのでシンプルな内装に仕上げているそうだ。
RB26などには目もくれず、FJエンジンチューニングの可能性を追求し続ける清水さん。会場内で一番古いベース車両ではあるが、このクルマより速いクルマはなかなかいないはず!? オールドカー賞の受賞マシンは、チューニングで時代を超える、超弩級のドラッグマシンだったわけだ。
TEXT&PHOTO:Hiroaki MIKI
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