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ブリヂストンの新ブランド『フィネッサ』 走って心地よく、静かで、ウエットでも安心感【タイヤの達人が公道テスト】

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ブリヂストンの新ブランド『フィネッサ』 走って心地よく、静かで、ウエットでも安心感【タイヤの達人が公道テスト】

エコピアの上でレグノよりもカジュアル

ブリヂストンから新ブランド『フィネッサ(FINESSA)』が誕生。その第一弾となる『フィネッサHB01』が発売された。

【画像】タイヤの達人が公道テスト!ブリヂストンの新ブランド『フィネッサ』第一弾『HB01』 全30枚

現在ブリヂストンのサマータイヤには、スポーツブランドの『ポテンザ』、プレミアムコンフォートブランドの『レグノ』、エコタイヤブランドの『エコピア』、ベーシックタイヤの『ニューノ』がラインナップされているが、フィネッサはこれに次ぐブランドとなる。

立ち位置は、エコピアの上でレグノよりもカジュアル。フィネッサの名前の由来は『FINE』と『SAFETY』を組み合わせた造語で、『ワンランク上の安心、安全と快適を提供し、幅広いお客様のカーライフを支える』というブランドコンセプトを名前にしたものだ。

近年『価値観の多様化』という言葉をよく耳にする。タイヤについてユーザーの声を集めてみると、「雨の日に坂道で少し滑ったので怖かった」、「長く使っても性能が落ちにくいものがいい」といった安心、安全に関することや、「子供が疲れて寝ているときには音や振動を出さないように気を付けている」という快適性(静粛性)について、これまでと変わらず、タイヤに対する要望として求められていることがわかる。

それに加えて、「安くてすぐダメになってしまうよりも長く使えるほうが良い」という環境性や経済性に対する声、「日常の運転だけでなく家族とのドライブ、趣味やレジャーなども楽しみたい」といった価値観、購買行動の多様化も幅広くある。

それらを取り込み、時代の変化やニーズに合わせて生み出されたのが、新ブランド『フィネッサ』というわけだ。

多くの技術が盛り込まれたトレッドデザイン

フィネッサHB01の特徴として、1:確かな安心、安全(ウエットブレーキ)、2:静かで快適なドライビングの体験、3:サスティナビリティへの貢献を3つの柱に据えている。

トレッドデザインは縦溝を主体にした、いわゆるリブパターンと呼ばれるもの。一見シンプルなトレッドデザインに見えるが、多くの技術が盛り込まれている。太い主溝は『スクエアグルーブ』と名付けられており、溝底まで幅が変わらないスクエア形状となっている。これにより排水量が多く確保でき、耐ハイドロプレーニング性能に貢献している。

またショルダー部の横溝は『スプラッシュラグ』と呼ばれ、接地端に向けて溝幅を広くすることで排水性を向上させている。

ちなみに、フィネッサのタイヤグレーディングは転がり抵抗/ウエットグリップ、AA-aが28サイズ、AA-bが8サイズ、A-aが6サイズ、A-bが13サイズで、全タイヤでエコタイヤの要件を備えている。主溝とラグ(横)溝をつなぐ細溝は『スリットサイレンサー』と呼ばれ、パターンノイズを低減する役割を担っている。

トレッドブロックに刻まれたサイプ(極細溝)には『3D-M字サイプII』と名付けられた3Dサイプが施されており、ブロックの柔軟性と剛性を両立。接地面圧の均一化にも貢献して基本性能の底上げの要素のひとつになった。

2ランク格上と感じるくらいの差

試乗車は、トヨタ・プリウスに195/60R17サイズの組み合わせ。比較用に、同サイズのニューノを装着した車両も用意されていた。

わかりやすく比較の話からすると、静かさの点で圧倒的な差があり、タイヤがスルスルと転がり、適度に張りのある走りの質感など、すべての点でフィネッサが2ランク格上と感じるくらいの差があった。特に静粛性は、レグノのような静かさではないが、音圧が低く、また高周波系のノイズがよく抑えられているので、「室内の雑音が少ない」と感じるレベルにある。

また、ステアリングを切りながら交差点を曲がった時や、Uターンをした時などに聞こえるジャーというノイズ(ジャー音)も極めて少ない。これはトレッドデザインの横溝の少なさや、3D-M字サイプによるブロックの変形の少なさが効いているのだろうと思われる。

また、転がり抵抗も少なく、装着していた195/60R17サイズは、プリウスの純正タイヤと比べてもほとんど遜色がないくらい転がり抵抗が少ない印象だ。タイヤグレーディングによる転がり抵抗はAAとなり、比較したニューノも転がり抵抗Aで、決して悪くないのだが、タイヤの変形感を含め、滑らかにタイヤが転がっていく感触は明確な差があった。

ウエットグリップを試すステージが用意されていなかったのが残念だが、テストデータからすると期待が持てそう。

走って心地よく、静かで、しかもウエットで安心感があるスタンダード+αのタイヤの登場は、多くのユーザーにとって嬉しいニュースだ。

文:AUTOCAR JAPAN AUTOCAR JAPAN
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