SNS映えするパーキングエリアも
いよいよ夏休みがやってきました。まだ以前のようなお出かけは控えなければいけないけれど、状況を見ながら、密を避けてリフレッシュできるドライブを計画している人も多いかもしれません。そこで、なるべく手軽に、でもちゃんと楽しい思い出を作りたい人たちに、高速道路のSA/PAのちょっと変わった施設やサービスに注目して欲しいと思います。お手洗いに立ち寄ったついでに、ぶらりと覗くだけでも面白いものをピックアップしてみました。
SA・PAが満車で停められずにズルズルと出口近くに! パニックにならないための対策とは
まずは東北自動車道・羽生PA(上り)に一歩足を踏み入れた時から始まる、タイムスリップしたような江戸の街歩き体験。ここは鬼平犯科帳の世界を再現した「鬼平江戸処」となっていて、江戸の食と文化、人情味あふれるおもてなしなど、1つ1つに温故知新を感じる体験ができること間違いなし。
江戸時代から続く老舗のグルメや、江戸のファーストフードで舌鼓を打つのもよし、ここでしか手に入らないオリジナルグッズや、名店の由緒ある商品をじっくりと手に取るのも楽しそうです。今ではあまり見ることのできない、江戸時代には生活の必需品だったものもあちこちに散りばめられているので、そうしたものを探してみるのもいいですね。ここは映えスポットの宝庫なので、SNS好きの皆さんもぜひチェックしてみてください。
続いて、この夏は東京オリンピックが開催されて、TVなどでスポーツを応援する機会も増えるかもしれませんが、高速道路でもプロスポーツファンにはたまらない施設がたくさんあるんです。山陽自動車道の小谷SA(上)や吉備SA(下)には広島東洋カープの応援グッズコーナー、山陽自動車道の三木SA(上下)、阪和自動車道の岸和田SA(下)などには阪神タイガースのショップがあります。また新名神高速道路の鈴鹿PAには、定期的に変わるF1マシンの展示をはじめ、今季絶好調のHonda F1チーム、レッドブル&アルファタウリのグッズが勢揃いしています。
そしてこれまで、温泉や温浴施設があるSA/PAは有名でしたが、昨今のアウトドアブームにのって、なんと高速道路隣接で直接入れるキャンプ場もあるんです。それが、松山自動車道の石鎚山SAに隣接する「アウトドアオアシス石鎚」。アウトドアブランドのモンベルがプロデュースしていて、きれいな芝生が広がるキャンプサイトをはじめ、小さな子供も安心して遊べるこども広場、高さ6mのクライミングタワーとボルダリングウォールもあって、運動不足を解消。約280坪と広大なモンベルストアもあるので、探していたキャンプグッズが見つかるかも? キャンプサイトではテントなどのレンタルもあるので、手軽に楽しむこともできます。日帰り・宿泊ともキャンプサイトはWeb予約ができます。
遊園地にプールまで! 家族で1日楽しめる
続いて、子供と一緒に楽しめるSA/PAとしては、やっぱり伊勢湾岸自動車道の刈谷ハイウェイオアシスが魅力的。上り下りどちらからも入れます。目立つのは大観覧車ですが、じつはゴーカートや小さい子も乗れるバッテリーカー、メリーゴーランドといったアクティビティもあり。すべり台などが置かれたちびっこ広場から、林の中で体を動かせるアスレチックなどもあるので、ここを目的にドライブするファミリーも多いのです。
また観覧車は東名高速道路の富士川SA(上)の大観覧車「Fuji Sky View」も大人気。富士山や駿河湾を一望できる絶景のほか、ペットと一緒に乗れるゴンドラもあります。夜間のライトアップも綺麗です。
そして、北関東自動車道の壬生PAからそのまま徒歩2分で入れるのが、遊園地と公園が一緒になった広大な施設、「とちぎわんぱく公園」です。科学の原理と人間の生理を利用した「ふしぎ現象」を集めた場所や、謎に包まれた「?の広場」、迷路やカヌーに挑戦できる冒険の湖、バッテリーカーコーナーなどなど、盛りだくさん。ファミリーで1日楽しめるスポットです。
さらに、水遊びが楽しめる「オアシスパーク」へ直接アクセスできるのが、東海北陸自動車道の川島PA。大きなバケツからザブンと水が降ってくる「わんぱくフィールド」など3つのエリアからなる水遊び広場をはじめ、発掘ができるトレジャーストーン、謎解きゲームや大冒険の迷路など、こちらも1日たっぷり遊べます。
次に、そこまでガッツリ遊ばなくても、ちょっとドライブの記念になることがしたいな、という人にはあちこちのSA/PAに置かれている「記念スタンプ」を集めてみるのも楽しいですよ。それぞれの地元の観光名所や名産品などをモチーフにした、そこにしかないスタンプなので、ここにはどんなスタンプがあるのかなとワクワクしますよね。スタンプラリーのように楽しめる、スタンプ用紙がWebサイトでダウンロードできたり、SA/PAのインフォメーションに行くと、記念スタンプBOOKも販売されていて、コレクションするのにぴったりです。子供と一緒に集めるのもいいですね。
最後に、お花好きな人にぜひ訪れてみて欲しいのが、SA/PAにあるガーデンです。山陽自動車道の福山SA(上下)には、のんびりとお散歩しながらさまざまな種類のバラの花が楽しめるバラ園、「パヴァリエローズマインド福山」が隣接しています。5月中旬~6月下旬の見頃の時期には、約800本のバラが咲き誇るそう。広大なドッグランも完備されているので、ワンちゃんとのお散歩にもいいですね。
また北海道では、北海道を代表する美しいガーデンが集中している「北海道ガーデン街道」にちなんで、9カ所以上のSA/PAに花が楽しめるガーデンを整備する「北海道ハイウェイガーデン」を進めています。岩見沢SAや十勝平原SA、由仁PAなど、季節ごとにいろいろな花が楽しめるそうなので、何度訪れてもいいですね。
※写真は紫竹ガーデン
というわけで、もはや休憩やお手洗いに立ち寄るだけではもったいない、日本各地の高速道路SA/PA。グルメのテイクアウトも増えていますので、ぜひもっともっと活用して、素敵な夏の思い出を作って欲しいと思います。
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