オートポリスで行なわれたスーパーフォーミュラ第5戦。Kids com Team KCMGの小林可夢偉、福住仁嶺はグリッド2列目の好位置からスタートを迎えたが、決勝は厳しいレースとなった。
土曜日の天候不良のため、決勝前の日曜午前に40分の計時セッションとして行なわれた予選で、KCMGは2台揃って好タイムをマーク。小林が3番手、福住が4番手につけた。
■TGR-DCが迎えた“入れ替えの時”。生き残った小高と降格の平良、どちらも前を向く|スーパーフォーミュラ第5戦
しかしスタートで2台は坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)と岩佐歩夢(TEAM MUGEN)の先行を許し、福住5番手、小林6番手に。その前を走る山下健太(KONDO RACING)に引っかかるような形となっていたため、小林は4周目、福住は8周目とかなり早いタイミングでピットストップをする戦略をとった。
しかしピットインしたKCMG勢の前には、アンダーカットを成功させた牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)に立ちはだかった。福住は牧野の背後でプレッシャーをかけていたが、痛恨のスピン。小林も牧野を捉えるには至らなかった。
結果的に7位でチェッカーを受けた小林は、「WECでも7位、7位、今回も7位……流石にカーナンバー7やからって、そんな7位とらなくていいのに」といつものように軽口を叩いた。悲願のシリーズ初優勝も狙える、久々の好グリッドからのスタートだったとはいえ、これまで数多くの死線を越えてきた小林に気負いはなかったといい「その場その場でなんとかすることを学んできたので、緊張することもなく、平常心でしたね」と語る。
それはさておき、これまで予選を課題とする一方でレースペースに分があった小林号だが、今回はタイヤのデグラデーション(性能劣化)に苦しんだ。
「リヤが厳しいから、リヤを守るセッティングをしていったんだけど、それでもタレるし……しかもそういうセッティングだから前(フロントのグリップ)が基本的にないわけで。フロントもダメでした」
WEC(世界耐久選手権)とのバッティングにより、もてぎでの2レースを欠場した小林。さらに後半戦に向けて非常に重要な意味を持つ6月の富士テストも、ル・マン24時間に向けたテストデーがあるため参加できない。昨年から上り調子のKCMGをさらに押し上げたいところだが、小林にとってはなかなか厳しい状況が続く。
「ちょっと厳しいですね(苦笑)。またテストできないということで……頑張ります。代役ドライバーには良いクルマを作っていただきたいですね」
一方、昨年はKCMG加入1年目で2度のポールポジションと2度の表彰台を獲得するなど躍進した福住も、今年はタイヤのキャラクターが変化したことにより、小林とは対照的に抱えるレースペースでの課題が悪化してしまっているのだという。
9位に終わった福住は、小林と同じくリヤのタイヤデグラデーションに苦しんだレースを振り返り、「まずは初めてレース中にスピンしてしまったのが頭に残っています……(苦笑)」と恥ずかしそうに話したが、今後に向けてはこう語った。
「2台ともセットアップが似たようなところにあるのですが、基本は7号車(小林号)の方がロングランに強いイメージです。ただ今日は可夢偉さんも苦戦していたので、何が共通するのかをしっかり分析したいです」
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SFなんてローソンですら参戦1年目で3勝ランキング2位になるレベルのカテゴリーなのに、この有様ですからね!