現行メルセデス・ベンツAクラス セダンのファイナルを飾る特別仕様車が登場

　メルセデス・ベンツ日本は2025年5月29日、プレミアムコンパクトセダンのAクラス セダンに特別仕様車の「A180セダン ファイナルエディション（Final Edition）」と「A200dセダン ファイナルエディション」を設定し、同日より発売した。

車両価格は以下の通り。

■Aクラス

A180セダン ファイナルエディション：525万円

A200dセダン ファイナルエディション：598万円

　現行メルセデス・ベンツAクラス セダンのファイナルを飾る今回の特別仕様車は、エクステリアに従来の有償オプション「AMGラインパッケージ」に含まれる「AMGライン」を標準で装備。スターパターンを散りばめた先進的なデザインのフロントグリルや、開口部の大きなエアインテーク、18インチAMGアルミホイール(RQT)などを配してスポーティで都会的なスタイルを創出する。さらに、Aクラス セダンでは初採用となる「ナイトパッケージ」を特別装備。フロントグリル中央のスリーポインテッドスターマーク周縁や、フロントおよびリアバンパー下部をハイグロスブラックで仕上げた。ほかにも、サイドミラーカバーやウィンドウフレームをブラックで統一し、合わせてハイグロスブラック仕上げのテールパイプトリムとブラックのサイドシルトリムを追加して、ルックスの精悍さをいっそう際立たせる。ボディカラーはメルセデス・ベンツのコンパクトモデルとして初となるMANUFAKTURアルペングレー（ソリッド）を有償オプションで追加したほか、ポーラーホワイト（ソリッド）／コスモスブラック（メタリック）／マウンテングレー（メタリック）／ハイテックシルバー（メタリック）／MANUFAKTURパタゴニアレッド（メタリック）という計6色をラインアップしている。

　インテリアについては、ブラックの内装色を基調に、手入れが容易で本革のような質感を楽しめる合成皮革のレザーARTICO／MICROCUTブラック（グレーステッチ）表皮のシートおよびグレーのシートベルトを特別装備。また、従来のAクラス セダンで有償オプションの「AMGラインパッケージ」に含まれる本革巻スポーツステアリング（ナッパレザー）およびスポーツシートなどを標準装備して、上質かつスペシャルティ感あふれるキャビン空間を創出した。

　パワートレインは基本的に従来を踏襲し、A180系に“M282”1331cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン（最高出力136ps/5500rpm、最大トルク230Nm/1650～3500rpm）＋BSG（ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター）／電気モーター（最高出力10kW/2500～5100rpm、最大トルク58Nm/50～1300rpm）／リチウムイオン電池＋7G-DCT（電子制御式7速AT）を、A200d系に“OM654q”1949cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン（最高出力150ps/3400～4400rpm、最大トルク320Nm/1400～3200rpm）＋8G-DCT（電子制御式8速AT）を搭載し、駆動レイアウトはFFで仕立てている。