新型「ディフェンダー130」に、7人乗り仕様が追加された。ビッグなオフローダーを、『GQ JAPAN』ライフスタイルエディターのイナガキが試乗した!
すべてが特等席
ミニバン派に勧めたい──新型ディフェンダー130 X D350試乗記
インテリアは、センターコンソールのデザインを変更。ワイヤレスデバイスチャージングのパッドがワイド化し、かつインナースライディングトレイが追加され使い勝手が高まった。
インパネまわりは、「レンジローバー」や「ディスカバリー」が、物理的スイッチをほぼ無くしたのに対し、ディフェンダーはあえてさまざまなスイッチを残す。手袋をはめたまま操作するには、ディフェンダーの方が便利だ。
注目は2列目シートだ。新採用のキャプテンシートには、スライド&リクライニング機能付きで、アームレストも備わる。左右シートの間から3列目シートへのウォークスルーも可能だ。
着座すると、キャプテンシートならではの贅沢さに包み込まれる。座面長やバックレストは大人でも十分なサイズだから長距離移動も快適だろう。BMW「X7」のような電動調整機能は備わらない。ショーファーカーを求める向きはレンジローバーを購入すればいい。
3列目シートも広々としている。標準装備のパノラミックガラスルーフに加え、3列目の頭上にはふたつ目のサンルーフが備わるので、閉塞感はない。
シートのつくりもしっかりしていて、トヨタのアルファードやヴェルファイアといった大型ミニバンと較べても快適性に遜色ない。カップホルダーやエアコン吹き出し口も備わる。
運転した印象は、とにかくスムーズ。ディーゼルのネガである微振動や“カラカラ”といったエンジンサウンドは丁寧に処理されている。
アクセルをちょっと踏むだけで、爽快に加速する。本格的オフローダーとは思えぬ、乗用車ライクな走りだ。搭載する3.0リッター直列6気筒INGENIUMターボチャージドディーゼルエンジン(MHEV)は最高出力が50ps向上し、50psとなったが(最大トルクは700Nm)、 単にパワフルになっただけではなく、より洗練された印象を受けた。
試乗車の足まわりは、オプションのオールテレインタイヤを履いていたため、ややロードノイズは気になったものの、乗り心地に不満はない。組み合わされる電子制御エアサスペンションが、路面の凹凸を優しくいなす。その気になれば、スポーティな走りにも対応するものの、今回はワインディングロードを走行する機会はなかった。
海外ではミニバン需要が少ないため、多人乗車モデルといった3列シートのSUVないしはオフローダーが主流だ。ランドローバーも、ディスカバリー(スポーツ)、レンジローバー、そしてディフェンダーにすべて3列シートを設定する。
日本では7人乗りないしは8人乗りといえばミニバンのイメージが強いものの、ディフェンダー130のような選択肢があるのも伝えたい。
試乗車の「X D350」の価格は¥15,440,000。レクサス「LM500h」の6人乗り仕様が¥15,000,000だから、ほぼおなじだ。用途はまるで違うが、ミニバンでは得られない世界観を楽しめるのは間違いないだろう。
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文と編集・稲垣邦康(GQ) 写真・安井宏充(Weekend.)
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