テスラを支える急速充電器 欧州で10周年
テスラは8月19日、欧州における急速充電器「スーパーチャージャー」の導入10周年を迎えた。これを記念し、英国では8月29日に当日限定で充電器の無料開放が行われた。
【画像】スーパーチャージャーが支えるテスラ人気【最新世代の各モデルを写真でじっくり見る】 全82枚
テスラのスーパーチャージャー・ネットワークは、2013年8月19日にノルウェーで欧州デビューを果たし、それ以来36か国、計1万3000基の充電器を運用するまでに拡大した。2021年11月以降は他社製EVの受け入れも開始している。
欧州では現在、テスラを創業以来支え、成長に貢献してきたテスラオーナーに感謝の意を表すイベントが開催中で、英国のスーパーチャージャー無料開放もその一環として実施された。
また、テスラは先日、英国で最新世代の「V4スーパーチャージャー」をオープンした。長さ3mのケーブルを備え、CCS規格のEVには最大250kWの充電が可能だ。料金は1kWhあたり50ペンス(約92円)に設定されている。
テスラの広報担当者はAUTOCARに対し、V4は無線アップデートに対応しているため長期的に対応可能であり、将来はより高速の充電が可能になると語った。
V4スーパーチャージャーのデザインは、前世代のV3よりも控えめだ。これまでテスラの充電器の定番であった大きな開口部は廃止され、シンプルなボックス形状となった。デジタルスクリーンが搭載され、カード決済を容易にするとともに、QRコードからダウンロード可能なデジタルレシートを発行する。
現在英国で販売されているEVの最大充電速度は350kWだが、800Vシステムの登場により、近い将来、さらに短時間での充電が可能になると予想されている。
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みんなのコメント
テスラ基準みたいな感じになりつつある所もスゴイ
生粋の技術集団と総合商社の違いが其処だな
家庭用定置式蓄電池の圧倒的なコスパは脅威だし。
従って、既存の自動車メーカーは車に目が行っているが、インフラとバッテリーを軸に据えているところがすごい。
PCで言うなら、WINDOWSと最適CPUを抑えたウインテルみたいなもので、後出しじゃんけんが負ける構造になりつつある。
私見だけど、充電網をNACSで市場を握ってしまえば、WINDOWSのように充電プロトコルを独自規格で独占できる。
バッテリーの供給と充電規格ライセンスで儲ける構造。
HVの派生のPHEVも影響を受ける。
既存のメーカーは、テスラ互換機を出すしか生き残れないかも。