2022年F1アゼルバイジャンGPの金曜、メルセデスのルイス・ハミルトンはフリー走行1=6番手/2=12番手、ジョージ・ラッセルはフリー走行1=8番手/2=7番手だった。
チームはこの日のプラクティスについて、「マシンの乗り心地が悪く、ストレートでボトミングすることで、ラップタイムを失った」と述べている。
F1アゼルバイジャンGP FP2:初日はルクレールが最速、フェラーリ勢はロングランで好ペース。角田は8番手
「ふたりとも気温が下がったFP2ではグリップに苦労した。チームは2台を使って、比較のためにセットアップアイテムの実験を行った。FP3により良い状態で望むため、ファクトリーは忙しい夜を過ごす」
トラックサイド・エンジニアリング・ディレクターのアンドリュー・ショブリンは、「今日はマシンに新しいパーツを導入したので、これが問題につながっているのかどうか、検証する」と語った。
「全体的に良い状態ではない。微調整というよりも、根本的な改善を目指す必要がある」
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
フリー走行1=6番手(1分46秒667:ソフトタイヤ/21周)/2=12番手(1分44秒874:ソフトタイヤ/25周)
今日一番きつかったのはバウンシングだ。ストレートエンドで高いスピードに達すると、ボトミングが発生する。前戦と同じ問題に直面している。
2回目のセッションでは僕のマシンで実験的なことを試したが、あまりいい感じではなかった。それでも少なくともトライはしたわけで、有益なデータを集めたので、それをチェックする。明日はおそらく元のセットアップに戻すと思う。
上位から1.3秒とか1.6秒もの差がついている。その原因として特定のエリアを挙げることはできない。ただ、ロスの多くがストレートで起きているようだ。今夜は冷静に取り組み、解決策を見つける必要がある。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
フリー走行1=8番手(1分46秒705:ソフトタイヤ/24周)/2=7番手(1分44秒548:ソフトタイヤ/26周)
トリッキーな一日だった。望んでいたような競争力がないことは明らかだ。ここはタイヤを正しいウインドウに入れて機能させるのが難しいトラックだ。多くのドライバーが自己ベストタイムをそのランの終盤に出していた。でも、フェラーリとレッドブルはすぐにタイヤをウインドウに入れることができるみたいだね。
今の段階では彼らの方が本質的に速いマシンを持っており、僕たちは追いつくために全力を尽くしている状況だ。
仮にタイヤの問題を解決できたとしても、僕たちの抱える問題が50%解決するだけだ。残りの50%は単純にマシンのパフォーマンスの問題なんだ。
今はマシンが路面にかなり接近して走行しているため、高速コーナーでは完全にボトミングしてしまう。これは誰もが抱えている問題だ。本当にドライブしづらい。
今の世代のマシンが将来どうなっていくのか僕には分からないが、今のような状態でこれから4年も走ることは考えられない。僕たち全員が同じ状況なのだから、会話が必要だと思う。
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