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ホンダ S660とダイハツ コペン、生産継続への明暗を分けた2台の軽スポーツからメーカーの意外なスタンスの違いが見えた

S660とは反対に、新たな保安基準に適合したコペン

ホンダは3月、軽オープンスポーツ「S660」の生産終了を発表しました。電動化が進む今の時代に、専用のミッドシップ・プラットフォームにターボエンジンを積んだスパルタンなオープンスポーツカーはもう作れないかもしれない…という市場の反応もあって、1か月も経たずに完売状態になったのはご存知の通りです。

では、軽オープン2シーターのライバル「ダイハツ コペン」はどうかといえば、まだまだ生産されることが明らかになっています。なにしろ2021年4月7日、コペンは商品改良を実施したのです。

S660の場合、新たな法規への対応が難しく、泣く泣く生産終了したということですが、コペンは今回の商品改良で対応を進め、ドアミラーを拡大して、後方視界を広く確保することで新しい保安基準に適合させました。

実はドアミラーに関する保安基準が改正されるのは2021年6月18日(継続生産車の場合)なので、かなり際どいタイミングでの改良でした。もしかすると、ダイハツもギリギリまで生産を続けるか迷ったのかもしれません。しかし、保安基準の改正に対応したことでコペンの寿命は確実に伸びました。また、コペンは2021年10月(継続生産車の場合)に実施される、ロービームのオートライト機能を義務化という新基準にも対応しています。

ちなみに、2021年11月には衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)の義務化がスタートしますが、このタイミングで装着が義務となるのはフルモデルチェンジする新型車だけで、継続生産車については2025年12月まで猶予があります。現在のコペンにはAEBSはオプションでも用意されていませんから、2026年以降も継続生産を続けるのであれば対応しないといけないことになります。

コペンの生産継続はブランドイメージにとってプラスに

それにしても、S660が生産終了となったタイミングで、コペンが法規対応の商品改良をしたというのは、ほぼ正反対の判断です。経営判断に対して外野がどうこう言うのはナンセンスですが、ダイハツというブランドに“スポーツカーを大事にする会社”という好イメージを持つ人が増えるかもしれません。思えば初代コペンも、他社が軽2シータースポーツカーから撤退した状況において孤軍奮闘した歴史があります。

とはいえ、前述のAEBSのようにコペンを継続生産していくためには、より一層の安全や環境への対応が求められることになります。それだけのリソースを割く価値があるとメーカーが判断するためには、ビジネスとして成立していることも重要で、今後のコペンの販売が大いに影響することは間違いありません。その命運はファンが握っているともいえます。

文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)

※写真
2、3枚目:ダイハツ コペン
4、5枚目:ホンダ S660

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