F1第5戦F1 70周年記念GPのフリー走行1回目がイギリスのシルバーストン・サーキットで行なわれた。トップタイムを記録したのはバルテリ・ボッタス(メルセデス)で、タイムは1分26秒166だった。
先週の第4戦イギリスGPに続く、“シルバーストン2連戦”の2戦目となる今回。前戦はレース終盤にハードタイヤのパンクが相次ぐ波乱の展開となったが、今回は持ち込まれているタイヤコンパウンドの組み合わせがさらに一段階柔らかくなっており、イギリスGPでソフトタイヤとして使われたタイヤ(C3タイヤ)が今回はミディアムタイヤ扱いとなっている。そのため、前回とはまた違ったレース展開となることが予想される。
■“ブレーキダクト問題”はルノーが勝訴。レーシングポイントは罰金と選手権ポイント減点
気温25℃、路面温度34℃というコンディションで90分間のFP1がスタートした。なお、このセッションでアルファロメオはアントニオ・ジョビナッツィに代わってリザーブドライバーのロバート・クビサが出走する。そしてイギリスGPで電撃復帰を果たしたニコ・ヒュルケンベルグ(レーシングポイント)は、セルジオ・ペレスに再び新型コロナウイルスの陽性反応が出たことで、今回のレースも代役続投となっている。
フェラーリ以外の18台がソフトタイヤを履いて続々とコースイン。インスタレーションラップを行ないピットに戻っていった。このソフトタイヤ(C4タイヤ)は、前戦イギリスGPでは持ち込まれていなかったコンパウンドだ。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は複数回コースイン→ピットインを繰り返した後、メカニックがフロントサスペンション付近に集合。各チームがタイム計測へと向かっていく中、ガレージに長時間留まる形となった。
フェラーリの2台は一足遅れてコースインすると、シャルル・ルクレール、セバスチャン・ベッテルがタイムを計測し、ワンツー体制を築いた。セッション開始30分を過ぎた時点で、ルクレール、ベッテル、アレクサンダー・アルボン(レッドブル)、ランド・ノリス(マクラーレン)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)というトップ5となった。
その後、ヒュルケンベルグがフェラーリ2台の間に割って入り2番手に浮上。さらにバルテリ・ボッタス、ルイス・ハミルトンのメルセデス勢が相次いでトップタイムを更新し、ワンツーで1セット目のタイヤ返却時間を迎えた。
やはり今回持ち込まれているソフトタイヤは摩耗が激しい模様で、ガスリーは無線で「2回アタックしただけで既に少しダメージがある」と訴えていた。
セッション後半に入っても、ソフトタイヤよりもセット数が少ないミディアムタイヤ、ハードタイヤを使うマシンはおらず、全車が2セット目のソフトタイヤを投入していった。ボッタスは1分26秒166、ハミルトンは1分26秒304にタイムを更新し、3番手以下とのタイム差を広げた。
セッション残り30分、フェルスタッペンがコースインしタイムを記録。ヒュルケンベルグのタイムを上回りメルセデス勢に次ぐ3番手に食い込んだ。
終盤は各車ユーズドのソフトタイヤを使用して連続周回を行ない、タイヤの摩耗具合などを確認していた。多くのマシンがタイヤの摩耗やブリスターに苦しんでいる様子だった。
その後目立った順位変動はなく、ボッタス首位のままセッションが終了。結局このセッションでは全車がソフトタイヤのみを使用するという異例の展開となった。
今回のグランプリもメルセデスのワンツーで幕を開けた。3番手にはフェルスタッペンが続き、ヒュルケンベルグが4番手に入り速さを見せた。以下ルクレール、アルボン、ベッテル、ランス・ストロール(レーシングポイント)、ダニール・クビアト(アルファタウリ)、エステバン・オコン(ルノー)というトップ10となった。
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