サイトトップへ

サイト
トップへ


現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > キレ味が魅力のポルシェ 718 ケイマン GT4 クラブスポーツ! サンデーレーサーに贈るサーキット専用車

ここから本文です

キレ味が魅力のポルシェ 718 ケイマン GT4 クラブスポーツ! サンデーレーサーに贈るサーキット専用車

Porsche 718 Cayman GT4 Clubsport Competition

ポルシェ 718 ケイマン GT4 クラブスポーツ コンペティション

キレ味が魅力のポルシェ 718 ケイマン GT4 クラブスポーツ! サンデーレーサーに贈るサーキット専用車

カスタマーレースを後押しする新型クラブスポーツ

ポルシェが初めて911以外のロードカーをベースに開発したレーシングカーとして、ケイマン GT4 クラブスポーツが発売されたのは2016年のこと。

車名の通りのFIA GT4カテゴリーをはじめとするクラブマンモータースポーツでの活躍を狙って投入されたこのマシンは、3年の間に世界で421台を販売する成功作となった。

718 ケイマン GT4 クラブスポーツは、改めて説明するまでもない、その後継車。ベース車のモデルチェンジに合わせただけでなく、ライバル達の戦闘力向上に対処するべく進化を果たしている。

進化した718 ケイマン GT4 クラブスポーツ

仕様はいくつかあり、本国ではサーキット走行イベントなどで楽しむための“トラックデイモデル”も用意されるが、日本ではポルシェ・スプリント・チャレンジ・ジャパン(PSCJ)参戦を前提とした“コンペティション”と、ブランパンGTシリーズなどへの参戦が可能な“GT4”の2種類が設定される。今回試したのは、そのうちの“コンペティション”モデルである。

大型の固定式リヤウイングが際立つ外観は、最新の718シリーズの意匠が使われている程度で従来との大きな違いは見当たらないが、実際にはダウンフォースを大幅に向上させているという。

また、このリヤウイングのマウントや左右ドアに亜麻や麻の繊維といった天然素材を用いたファイバーコンポジット材が用いられているのも目を惹く。農業副産物を再利用したというこの素材、重量も剛性もCFRPと同等だそうだ。

様々なレースに対応する安全装備を満載

車体にはFIA規格に則ったロールケージが溶接され、こちらもFIA規格に準拠した容量115リットルの安全燃料タンク、ブレーキバランス調整機構、エアジャッキ、自動消火システムなども備わる。

メーターパネルはデータロガー内蔵。クイックリリース式のステアリングホイールは911 GT3 Rと同様のもので、ピットレーン速度リミッタースイッチもここに備わる。PSCJ規則に合わせて、ウインドウネットや運転席側ドアフォームなども標準でセットされている。

足まわりとシャシーもレース用に強化

キャビン背後のフロア下にリジッドマウントされるエンジンは水平対向6気筒3.8リッター。最高出力が従来比40psアップの425psにまで高められている。そのアウトプットは従来と同様の6速PDK、機械式LSDを介して後輪を駆動する。

フロントを911 GT3 カップから流用したレーストリムのサスペンションは車高、キャンバーなどが調整式とされ、鍛造リンクも用いられている。ダンパーは3ウェイ調整式。ブレーキは前6/後4ピストンのアルミ製モノブロックキャリパーと前後380mm径のスチールディスクの組み合わせだ。

ポルシェ・スタビリティ・マネージメント(PSM)は標準で、トラクションコントロール(TC)と別個にカットすることも可能。タイヤサイズはフロントが25/64-18、リヤが27/68-18のレーシングスリックである。

驚きべき軽快感と操りやすさ

走りの第一印象は「なんて軽快なんだ!」というもの。ステアリングを握ったのが911 GT2 RS クラブスポーツの後だったのもあるのだろう。自然吸気ならではのアクセル操作に即応してビュンビュンと吹け上がるエンジンのレスポンスと爽快な伸びが、専用の制御系を採用した6速PDKのダイレクトな変速感と相まって、いかにも軽やか。それこそピットロードを抜ける段階からアクセルを早く踏み込みたいとうずうずさせるのだ。

実際のパワー感自体はそれほど強烈ではなく、よって扱いにくさとは無縁である。しかしながら、どこから踏み込んでもツキが良く、またパワーの出方がリニアだから意のままになる感覚は強いし、トップエンドまでしっかり使い切れるので爽快感は半端ない。

フットワークの印象も同様に、やはり軽快感に満ちている。その辺りはロードカーの911と718 ケイマンの差と同様で、トラクション性能では911に譲るものの、とにかく俊敏に反応して、自分を中心によく曲がるのだ。

自分好みのセットアップで走らせたくなる

試乗用ということでマシンは強めのアンダーステアにセットしてあり、また筆者が乗ったのが1日中テストに供されたあとの最後の枠でタイヤの摩耗が進んでいたこともあり、FSWの最終セクションなどの低速コーナーでは切り込んでから曲がり始めるまでに一瞬の待ちが必要だったが、中速以上のコーナーではミッドシップならではの前後バランスの良さを存分に堪能できた。

時間があれば自分の好みでセットアップして、この切れ味を更に突き詰めてみたい。そんな思いに駆られてしまった。

朝のコンディションの良い時には、プロの運転で1分50秒を切るタイムが出ていたようだが、午後にはコースが混み出してしまったこともあり、筆者のラップタイムは1分55秒台に留まった。と、言い訳ばかりしてしまったが、実際には筆者自身が911とは気持ちと走りを切り替えて、クルマを止め過ぎずもっと旋回速度重視で攻めていけば、タイムはもっと全然詰められたに違いない・・・とは、走行後に振り返って思ったことである。

自らを鍛錬するマシンとしても最適

そんな実感を含めて総括するならば、動力性能だけを比べれば911 GT2 RS クラブスポーツには及ばないものの、パワーが限られるだけに速さを引き出すには、それなりのスキルが求められる。718 ケイマン GT4 クラブスポーツは、まさに入門用として、その先にカレラカップなどへのステップアップまで見据えて自らを鍛錬するためのマシンとして、まさしく最適に違いない。

こちらも、あくまで市販車。今回試乗した「718 ケイマン GT4 クラブスポーツ コンペティション」については、日本仕様として2395万8000円(税込)という価格も出ている。但しPSCJ参戦が義務付けとなるが、それを拒む理由などないだろう。ポルシェならモータースポーツへの敷居は案外、低い。興味を持たれた方は是非検討を。

REPORT/島下泰久(Yasuhisa SHIMASHITA)

【SPECIFICATIONS】

ポルシェ 718 ケイマン GT4 クラブスポーツ コンペティション

ボディサイズ:全長4456 全幅1778 全高1238mm

ホイールベース:2456mm

車両重量:1320kg

エンジン:水平対向6気筒DOHC

総排気量:3800cc

ボア×ストローク:102.0×77.5mm

最高出力:313kW(425hp)/7500rpm

最大トルク:425Nm/6600rpm

圧縮比:12.5

トランスミッション:6速PDK

駆動方式:RWD

サスペンション形式:前後マクファーソンストラット

ブレーキディスク(ディスク径):前後ベンチレーテッドディスク(前後380mm)

ブレーキキャリパー:前6ピストン 後4ピストン

タイヤサイズ(リム径):前25/64-18(9.0J)後27/68-18(10.5J)

車両本体価格(税込):2395万8000円

【問い合わせ】

ポルシェ カスタマーケアセンター

TEL 0120-846-911

おすすめのニュース

サイトトップへ

(株)カービュー関連サービス

メールマガジン メールマガジン

愛車無料一括査定

あなたの愛車今いくら?

車の種類を選択
事故車 商用車
お住まいの郵便番号を入力
-
※郵便番号がわからない方はこちら

※(株)カービューのページへ移動します