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2025年度の新車販売は「トヨタ」「N-BOX」がやっぱり強かった! 注目すべきは本気になったトヨタが前年比1400%も売ったbZ4X

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2025年度の新車販売は「トヨタ」「N-BOX」がやっぱり強かった! 注目すべきは本気になったトヨタが前年比1400%も売ったbZ4X

 この記事をまとめると

■2025事業年度の新車販売ランキングではN-BOXが19万台超で総合首位を維持

ずーっとトップを独走してきたN-BOXがやや危うし!? ライバルに迫られる理由は「同門」の人気車登場にあり

■登録車はトヨタが上位を独占する構図が継続し市場全体としては低調気味な状況

■販売現場の人手不足や旧来どおりの販売手法が市場停滞の一因か

 N-BOXが王座を堅持も勢いは低下

 自販連(日本自動車販売協会連合会)から登録車、全軽自協(全国軽自動車協会連合会)から軽自動車、それぞれの2026年3月単月締めでの車名(通称名)別年間新車販売ランキングが発表され、同時に2025事業年度(2025年4月から2026年3月)締めでの車名別年間新車販売ランキングも発表となっている。

 自販連と全軽自協統計を合算したところ、19万8893台を販売したホンダN-BOXが「日本一売れたクルマ」となった。ホンダによると軽自動車のみでの販売トップは11年、総合ランキングでのトップは5年連続とのことであった。

 N-BOXの年間販売台数は前年度累計比で94.4%なので、ほぼ横ばいといっていいだろう。ただ、深読みすると結果的に19万8893台となったので、少なくとも20万台、もしくは前年度累計台数オーバー(22万台)あたりを目標に動いていたのかとも筆者は感じている(2022事業年度から2024事業年度はいずれも20万台を超えている)。どのような市場環境になったとしても、前年事業年度実績を上まわる目標設定というのは、民間企業ならば自動車産業だけではなくさまざまな業界で当たり前の動きと筆者は考えているからである。

 調べてみると、事業年度締めでは2019事業年度に歴代最高年間販売台数として24万7707台を売り上げている。2025事業年度は2019事業年度比で約80%となっている。市場環境の違いなどを考慮しても、現行N-BOXの販売状況はけっして良好とはいえないように見える。

 軽自動車のみと合算ランキングでともに2位となるスズキ・スペーシアも前年度比で販売台数を落としている。そちらが5000台程度のマイナスなのに対し、N-BOXは約1.2万台落としているので、N-BOXがとくに不調ともいい切れないのだが、目指したかどうかは別としても、20万台をクリアできなかったというのは見逃せない事実のように感じる。

 強さを見せるトヨタだが気になる点も

 登録車のみではトップ10のうちトヨタ車が8車を占めるという、安定した「トヨタ一強」状態を具現化したかのような結果となった。

 トップ10内に入っているトヨタ8車のうち前年度比で100%超えしているのは、ライズ、ルーミー、ヴォクシー、ノアのみとなっている。他メーカー車を見ても、前年度比で100%を超えている車種は珍しいので、登録車の2025事業年度の販売状況は好調とは表現できないなか、トヨタ一強状況が続いたことになる。

 トヨタ車のなかで気になるのはクラウンシリーズといえる。セダン、クロスオーバー、スポーツ、エステートと揃うワイドラインアップなだけではなく、年間を通じても新規受注停止期間もあまりなく、納期もトヨタ車のなかでも短めの状況となっているにしては、勢いがいまひとつのように見える。

 逆に、特筆すべきはbZ4Xで、前年度比で1453.2%となった。2025年秋の改良後の販売台数がめざましい勢いで伸びている。改良により車両自体の魅力が増したこともあるが、「販売のトヨタ」ともいわれるトヨタが自社系正規ディーラーを総動員して本気の売り込みを行った結果でもあり、業界トップの本気のBEV販売姿勢を、BEV中心となる輸入車業界関係者からは「相乗効果が期待できる」と歓迎する声も聞くことができた。

 トヨタ以外ではスズキ・クロスビーが2025事業年度後半に改良を行ったこともあり、販売好調となっている。中古車相場をみると高めに安定しているようでもあり、スズキの隠し玉としてメキメキと存在感を見せているようである。

 社会情勢をみると、まさに不安だらけとなっており、2026事業年度における新車販売も市場環境が厳しい状況が続いていきそうである。社会不安が広がるなかではより確実なものを頼る傾向もあるので、トヨタ一強もまだまだ続くのではないかとも考えている。

 いま販売現場をまわると、程度の差こそあれブランドに関係なく販売現場の働き手不足が深刻となっているのがよくわかる。基本的スタイルは昭和のころと変わりないともいえる新車販売の世界、時代にそぐわない販売体制が、新車販売がいまいち盛り上がらない一因になっているのではないかと考えている。そろそろ令和にふさわしいスマートな売り方を模索しないといけないのではないかと、販売ランキングを見て感じた。

 2025事業年度締め車名(通称名)別年間新車販売ランキング トップ30

 1位:ホンダN-BOX 19万8893台 2位:スズキ・スペーシア 16万3054台 3位:トヨタ・ヤリス 15万4627台 4位:ダイハツ・ムーヴ 13万2969台 5位:トヨタ・カローラ 12万5932台 6位:ダイハツ・タント 12万4103台 7位:トヨタ・ライズ 10万7275台 8位:トヨタ・シエンタ 10万5364台 9位:トヨタ・ルーミー 9万5164台 10位:ホンダ・フリード 8万9294台 11位:スズキ・ハスラー 8万7529台 12位:トヨタ・ヴォクシー 8万2663台 13位:トヨタ・アルファード 8万1357台 14位:日産ルークス 8万0095台 15位:トヨタ・ノア 7万9658台 16位:日産ノート 7万3436台 17位:スズキ・ワゴンR 7万0429台 18位:ホンダ・ヴェゼル 6万9983台 19位:日産セレナ 6万9368台 20位:トヨタ・アクア 6万5569台 21位:三菱デリカミニ/eK 6万4079台 22位:ホンダ・ステップワゴン 5万6610台 23位:ダイハツ・ミラ 5万5792台 24位:スズキ・アルト 5万5240台 25位:トヨタ・クラウン 5万2681台 26位:スズキ・ソリオ 5万2642台 27位:トヨタ・プリウス 5万1584台 28位:スズキ・ジムニー(シエラ&ノマド) 5万1358台 29位:トヨタ・ハリアー 4万9882台 30位:ホンダ・フィット 4万5656台

文:WEB CARTOP 小林敦志
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乗りものニュース

みんなのコメント

10件
  • ケンケン
    HONDAは、N-BOXで実は失敗している。HONDAの既存ユーザーが、普通車からN-BOXに乗り換えが多発した結果、利益が得られる普通車が全く売れない状況とかしている。
  • アムロ
    軽自動車 スライドドアが強いんだろうね。
    利便性とコスパ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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