福住仁嶺(Kids com Team KCMG)は、スーパーフォーミュラの第8戦SUGO戦で、前年チャンピオンの坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)をオーバーテイクし、3位表彰台を獲得。オーバーテイクを成功させることができたのは、直前の阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)の動きがヒントになったと福住は明かした。
福住は土曜日に行なわれた予選で5番手と好位置につけた。そして雨に見舞われた決勝レースでは、一時イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)に先行されてしまうシーンもあったが、後に抜き返すと、メインストレートでの坪井とのバトルを制し、3位表彰台を手にした。
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「前回の富士でも表彰台を獲ることができなくて、(小林)可夢偉さんと共に2台とも悔しい結果になりました」
そう福住は語る。
「今日はこういう天候の中で難しいレースでした。正直土曜日のフリー走行からすごいポテンシャルがあったわけではなくて、予選でもギリギリでQ1を通って、Q2ではアジャストして5番手になれたのが、この結果に繋がったと思います」
「今日の30分のフリー走行の中で、チームのみんなが細かいところまで考えてくれて、その結果すごくポテンシャルの高いクルマなりました。途中、タイヤが冷えている時の最終コーナーが全然ダメで、イゴール選手に一回先行されてしまったのがかなりもったいなかったですが、その後で巻き返せて良かったです」
「他の人たちの話を聞いていると、タイヤを結構マネジメントしていたみたいですね。でも自分はかなりペースがあったと思うので、早い段階でポジションを上げていけていれば、もっとプレッシャーをかけてタイヤを使わせることができた可能性もあったかもしれません。セーフティカーが出たのはちょっと痛かったですが、その中でも最低限の結果は取れて、良かったと思います」
福住曰く、初日から最終コーナーが課題だったという。しかし決勝レース中に坪井をオーバーテイクできたのも、最終コーナーが鍵になったようだ。
「最終コーナーは、土曜日から課題でした。ウエットになっても同じような傾向で、他車の後ろを走ってダウンフォースを失っている時には、なかなか近付くことができませんでした。中間の狭いセクションは速かったんですけどね」」
「最終コーナーでは、ラインを色々と変えながらトライして、コーナーの立ち上がりを重視してうまく立ち上がった時には、OTS(オーバーテイクシステム)を使って外から抜くこともできました」
そして阪口の走りが、坪井攻略の糸口になったと、福住は明かす。
「晴南が抜きにかかってきた時に、最終コーナー内側から走ってきて、速かったんです。それで抜かれかけたんですけど、なんとか凌ぐことができました」
「それを見たので内側から行ってみようと思ったら、坪井選手の横に並べたので……この3位は晴南のおかげかなと思います」
今回の結果で勢いをつけ、残り4レースでは優勝を狙っていきたいと、福住は語る。
「嬉しい3位のはずなんですが、去年から表彰台のてっぺんは狙えていません。今回の3位も、勝てるポテンシャルがあるのに勝てないというレースでした」
「ただ今年は、そういうポテンシャルはここまで全然なかった。決勝で初めてそういうポテンシャルを掴むことができました」
「チームの自信になると思いますし、僕も流れに乗りやすいと思います。後半戦はしっかりと優勝を狙っていきたいです」
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