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【軽量化したい! 大きい荷物を積みたい!】だからといってクルマの助手席やリヤシートを外すのは要注意

掲載 更新 13
【軽量化したい! 大きい荷物を積みたい!】だからといってクルマの助手席やリヤシートを外すのは要注意

 シートを取り外して乗車定員が変わると法律違反に!

 スポーツ走行をするときの軽量化のために、あるいはより多くの荷物を積むために、助手席やリヤシートを外したいという人もいるだろう。だがじつは、ベンツのVクラスの2列目、3列目のシートのように、レバーひとつでワンタッチに取り外すことができるクルマは別として、ボルト等できちんと固定されているシートを外して、公道を走るのは問題がある。

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 というのは、車検証を見ればわかるとおり、クルマごとに乗車定員は決まっていて、シートを外すということは、その乗車定員が変わることになるからだ。

 独立行政法人自動車技術総合機構によると、シートを外し、乗車定員が変わるのは、道路運送車両法の違反になり、保安基準を満たさなくなるので、そのままでは車検を通すことはできないとのこと。

 ヘッドレストを取り外して乗るのもじつはNG!

 では、そのシートを外した状態で、公道を走ると、即、警察の取り締まりの対象になるのだろうか?

 保安基準不適合で、15日以内の改善命令を出され、それに従わない場合は処罰の対象になるが、即、切符を切られるようなことは稀。ただし、道路交通法の安全運転義務違反に問われる可能性は否めない。

 現状はグレーゾーン扱いで、合法的とはいえないが、不正改造とも言いがたいので、注意や警告で終わるケースが大半のようだ。

 余談だが、シートからヘッドレストを外して乗るのも、道路運送車両の保安基準違反になるので要注意。ヘッドレストは立派な安全装備のひとつなので、勝手に取り外すのは厳禁だ。

 なお、日常的にシートを外してしまいたいという人は、運輸支局に出かけ、構造変更申請を行って、乗車定員を変更すれば、シートの取り外しは合法的に認められる。

 それ以外、たとえばサーキット走行をするときだけシートを外したいという人は、サーキットの場内、パドックについてからシートを外し、走行が終わったら、帰宅する前にサーキットの施設内で再びシートを取り付けてから、公道に出るようにしよう。

 細かくいえば、自動車保険の支払い条件などにも関わってくるので、安易に考えるといざというとき困るので気をつけてほしい。

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THE EV TIMES

みんなのコメント

13件
  • シートの取り外しは車検に通らないが公道を走る分には何ら違法ではありません。

    車検時には定員分のシートを装着し検査を受ける必要があるものの、
    外した状態で公道を走っても違法とはなりません。
    それを取り締まる法律が存在しないからです。
    これは陸運局の見解です。

    ただし、装着したシートの数以上に乗車すると定員内でも違法となります。

  • シートを畳んでそこに荷物を置いて座れなくするのはいいの?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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