新型「EQA」を発表
メルセデス・ベンツは、電気自動車の新型「EQA」を発表し、全国のネットワークを通じて発売を開始した。メーカー希望小売価格(税込)は771万円となる。
【画像】メルセデス・ベンツ新型EQA 250+とEQAの写真をみる 全116枚
EQAは、全長4465mm/全幅1835mm/全高1610mmと日本の道路環境下において取り回しのよいサイズでありながら、SUVとしての日常の使い勝手も両立させた電気自動車だと同社は表現する。
また、WLTCモード一充電走行距離591kmを実現。さらに、これまでのメルセデス・ベンツの特長である安全性/操縦安定性/快適性/利便性/品質などを高いレベルで並立させ、電気自動車を購入するに際しての不安を解消する数々のサービスも用意した。
これらのハード面、及びソフト面の充実により、電気自動車として強く意識するのではなく、従来と同じような生活スタイルで使用いただけることを目指していると述べている。
パワートレインと航続距離
EQA 250+はフロントアクスルに同期モーターが搭載され前輪を駆動する。
最高出力は190ps/最大トルクは39.26kg-mを発揮する。十分な加速力を持ちながら、従来の自動車からの乗り換えであっても違和感を感じないスムーズな制御を行う。車体へのモーターの搭載方法を工夫し、モーターからの振動や騒音が車内に伝わらないよう配慮し同時に静粛性を高めたという。
また、容量70.5kWhの高電圧バッテリーに変更し、WLTC一充電走行距離が591kmに伸長された。
6.0kWまでの交流普通充電と、100kWまでの直流急速充電(CHAdeMO規格)に対応。電気自動車でありながら、先進性の表現だけでなく、これまでのメルセデス・ベンツの特長である安全性/操縦安定性/快適性/利便性/品質などを高いレベルで実現する。
給電機能(V2H/V2L)
EQA 250+から車外へ電力を供給できる双方向充電が可能。EQA 250+は家庭の太陽光発電システムで発電した電気の貯蔵装置となるほか、停電した場合などに、電気を家庭に送る予備電源としても利用できるうえ、給電はMBUX設定画面よりバッテリー残容量10%~50%まで10%単位で設定が可能となる。
デザイン
EQAのデザインは、メルセデス・ベンツのデザインの基本思想である「センシュアル・ピュリティ」をより先進的に表現する「プログレッシブ・ラグジュアリー」というコンセプトの下にまとめられた。
エクステリアデザインは、前後のオーバーハングが短く、パワフルでありながら、クーペのようにスタイリッシュで、曲線を用いたデザインが特徴の都市型SUVのプロポーションであるとしている。
新型EQAのエクステリアは、以下の変更が行われた。
・ メルセデス・ベンツ電気自動車の最新デザインを踏襲し、立体的なスターパターンをあしらった「フロントグリル」に統合されたフロントフェイス
・ 新デザインのフロントバンパー
・ 新デザインのフロントグリル
・ 新デザインのリアコンビネーションランプ(内部のみ)
また、AMGラインパッケージ装着車のホイールアーチがブラックからボディ同色となり都会的な印象になり、外装色に新色「ハイテックシルバー」/「スペクトラルブルー」/「パタゴニアレッド」を追加した。
インテリアの変化は?
より直感的な操作が可能なステアリングホイールを採用したインテリア
インテリアには、新世代のステアリングホイールを採用。ナビゲーションやインストルメントクラスター内の各種設定やドライビングアシスタンスパッケージの設定を手元で完結できる機能性も有している。
アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック使用時のハンズオフ検知機能のために、リムに静電容量式センサーを備えたパッドを採用。これにより、ステアリングホイールにかかるトルクがなくとも、ドライバーがステアリングホイールを握っていることが認識され、アクティブディスタンスアシスト・ディストロニックの使い勝手を向上させた。
また、夜間走行時に無数のスリーポインテッドスターを助手席前部のインテリアトリムに浮かび上がらせる「スターパターンインテリアトリム(バックライト付)」を採用するほか、センターコンソールに設置していたタッチパッドを廃止し、すっきりとしたインテリアデザインとなった。
さらに、AMGレザーエクスクルーシブパッケージにステアリングを素早く温めることで快適性を高めるステアリングヒーターが追加されている。
ブルメスター・サラウンドサウンドシステムをオプション設定
オプション設定のアドバンスドパッケージに新たにブルメスター・サラウンドサウンドシステムを追加し、12スピーカー、合計出力710Wのオーディオシステムにより心地よいサウンドが楽しめるとしている。
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