イモラ・サーキットを舞台に開催されたF1直下のFIA F2第4戦。5月18日(日)のフィーチャーレースではマクラーレン育成の19歳、アレクサンダー・ダン(ローディン)が勝利を収めた。
アストンマーティン育成のジャック・クロフォードが制した前日のスプリントレースとは異なり、タイヤ交換義務のあるフィーチャーレース。予選最速となったフェラーリ育成のディノ・ベガノビッチ(ハイテック)がポールにつけた。2番手フロントロウに並ぶはずだったセバスチャン・モントーヤ(プレマ)はフォーメーションラップを前にストールを喫し、ピットレーンスタートを余儀なくされた。
35周のフィーチャーレースがスタートすると、ベガノビッチが着実にホールショットを奪った一方、3番手にいたウイリアムズ育成のヴィクトー・マルタンスもまさかのストール。レオナルド・フォルナローリ(インヴィクタ・レーシング)、レッドブル育成のアービッド・リンドブラッド(カンポス)、ダンと実力派のドライバーが2~4番手で続く格好となった。
トップ勢はスタートでオプションタイヤを選択。プライムタイヤを履く宮田莉朋(ARTグランプリ)はスタートで10番手から7番手までポジションを上げてリバース戦略組の最上位につけたが、その後同様のタイヤ戦略を執るジョシュア・デュルクセン(AIXレーシング)やジョゼップ・マルティ(カンポス)などに交わされた。
トップ4は6周目終わりにピットへ入り、プライムタイヤへと交換した。ただピットレーンの混雑でタイムロスを強いられるドライバーもおり、1周遅れてピットに戻ったウイリアムズ育成のルーク・ブラウニングがオーバーカットに成功。ベガノビッチやダンの前でコースに戻ることができた。
ブラウニングはチームメイトのベガノビッチに激しいディフェンスを繰り広げてポジションを守ったものの、代わって仕掛けてきたダンには9周目のターン2で先行を許した。これでダンがタイヤ交換を既に終えたドライバーの中でトップに立った。
すると16周目にラファエル・ヴィラゴメス(VAR)が他車との接触によりクラッシュを喫したことでセーフティーカー(SC)出動。レースリーダーのデュルクセンやマルティ、宮田などのリバース戦略組にとっては、ここでピットに入るメリットは少なく、ピットストップを終えたドライバーたちとのギャップを失った。
19周目からレースは再開された。ピットストップ組はダンを先頭に、ステイアウトを続けるドライバーを1台1台料理していき、ダンは26周目にトップのデュルクセンを射程圏内に捉えると、DRSを活かして翌周のホームストレートで攻略してみせた。
首位に躍り出たダンはそこから独走態勢を築きトップチェッカー。2位に入ったブラウニングに6.5秒差をつけてみせた。ポールスタートだったベガノビッチは3位だった。
リバース戦略勢が望んだレース最終盤のSCは訪れず、タイヤ交換義務を消化して後方に沈んだ。宮田は最終的に16位だった。
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