現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ミラージュよ本当に「蜃気楼」に……44年の歴史に幕 惜別三菱の伝統コンパクト!

ここから本文です

ミラージュよ本当に「蜃気楼」に……44年の歴史に幕 惜別三菱の伝統コンパクト!

掲載 22
ミラージュよ本当に「蜃気楼」に……44年の歴史に幕 惜別三菱の伝統コンパクト!

 三菱のコンパクトカー、ミラージュがすでに生産を終了していることがわかった。同車ウェブサイトに2022年12月21日、「ミラージュは生産終了のため、ボディカラー、オプションなどがお客様のご希望に沿えない場合がございます」と記載されたことから判明したのだが、その44年の歴史を振り返ってみよう。

文/ベストカーWeb編集部、写真/ベストカー編集部、三菱

ミラージュよ本当に「蜃気楼」に……44年の歴史に幕 惜別三菱の伝統コンパクト!

■電動パワステの法規対応が困難で生産終了に

2度の大きなフェイスリフトを受けた現行型ミラージュだったが、ついに生産終了と相成った。あとは在庫販売のみとなる

 現行型6代目ミラージュが登場したのは2012年8月。現行ミラージュは先代型となる5代目ミラージュが2000年5月に生産終了し、その名前を冠したコンパクトトールワゴンのミラージュディンゴが2002年9月に生産終了してから10年後に登場。

 歴代モデル初のグローバル戦略車としてタイ生産モデルとして日本にも導入。直3の1LDOHC、のちに同1.2LDOHCを追加し、2015年と2020年の2度にわたってフェイスリフトを中心としたマイナーチェンジを行っていた。

 今回、ミラージュを生産を終了したのは電動パワステに対する法規対応が困難なことが主な理由だという。今後は在庫車のみの販売になる。これまでに国内で約5万7000台、グローバルで約82万台を販売してきた現行ミラージュだが、その役割を終えて静かに幕を引こうとしている。

■エリマキトカゲのCMで一世を風靡した2代目

1978年に登場した初代ミラージュの3ドアハッチバック。三菱車初のFFモデルとして登場した

 そもそもミラージュは三菱初のFF車として1978年3月に初代モデルが誕生。3ドア/5ドアハッチバックと4ドアセダンがラインナップされ、4速MT車には「スーパーシフト」という2速の副変速機を備えていたのが注目された。

 1984年に登場した2代目ミラージュが注目されたのはそのテレビCM。エリマキトカゲを起用して鮮烈な記憶を残している。ボディタイプは初代と同じく3ドア/5ドアHBと4ドアセダンに加え、ステーションワゴンとバンも追加されていた。

ボクシーなスタイルが特徴的な3代目ミラージュ3ドアHB。逆スラントのノーズは6代目ギャランと同じデザインテイストだ

 続く3代目モデルは1987年10月に3ドアハッチバックが登場。その後に4ドアセダンも登場し、兄貴分の6代目ギャランにも似た逆スラントノーズのフロントマスクを持ち、145psの直4、1.6LDOHCターボを積んだ「サイボーグ」がスポーツグレードとして脚光を浴びた。

 1989年9月のマイチェンではサイボーグは160psにパワーアップし、2代目インテグラや4代目シビックのVTECモデルのほか、スーパーチャージャーを搭載したAE92型カローラレビン/スプリンタートレノGT-Zに伍するテンロクスポーツモデルとして存在感を発揮した。

■バブル期に設計された4代目には世界最小V6搭載モデルも

当時、世界最小のV6エンジンといえば1991年に登場したマツダのユーノスプレッソの1.8Lだったが、4代目ミラージュには1.6LのV6搭載車を設定した

 1991年10月には4代目が登場。1992年2月には世界最小排気量のV6エンジンを搭載した「ミラージュ6」を追加設定し、同年10月には当時のテンロクスポーツ最強となる175psを誇ったMIVECエンジンを搭載した「サイボーグ」を投入。また、2ドアクーペモデルのアスティもこの4代目から設定されている。

 1995年10月には5代目モデルにフルモデルチェンジ。4ドアセダンはそれまで兄弟車と位置付けられていたランサーとの差別化がなくなり、205psの1.8Lターボを積んだVR-Xが5代目ランサーGSRの兄弟車として設定されたほか、3ドアHBには先代モデルと同様に1.6LのMIVECエンジンを搭載したホットハッチのサイボーグが継続設定された。

 1999年1月にはミラージュの名を冠した「ミラージュディンゴ」が登場。ただし、こちらはミラージュの名前こそつくものの、まったく別の新規開発プラットフォームを採用したコンパクトトールワゴンとして登場した。このディンゴは5代目ミラージュが2000年5月に生産終了後も2002年9月まで生産された。

 いったん、三菱の歴史からミラージュの車名が消えてから10年後に現在の6代目ミラージュが登場したワケだが、貴重なコンパクトカーとしての役割をまっとうしてくれたミラージュの生産終了は少々寂しい気もする。が、ここは最敬礼で見送りたい!

文:ベストカーWeb ベストカーWeb
【キャンペーン】毎日機械洗車が50%オフ!お得に愛車をピカピカに(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

モトグッツィ「伝統の縦置きVツイン搭載のネイキッド」2026年モデル発売! イタリア語で“砂”を意味する“サッビア”カラーを追加した「V7ストーン」登場
モトグッツィ「伝統の縦置きVツイン搭載のネイキッド」2026年モデル発売! イタリア語で“砂”を意味する“サッビア”カラーを追加した「V7ストーン」登場
バイクのニュース
【気になる輸入車 ワイガヤ試乗】「レンジローバー・ヴェラールP400e」は美しいスタイリングの持ち主。独特の存在感と優雅な走りがいい!
【気になる輸入車 ワイガヤ試乗】「レンジローバー・ヴェラールP400e」は美しいスタイリングの持ち主。独特の存在感と優雅な走りがいい!
カー・アンド・ドライバー
ホンダ折原GM「エンジンパフォーマンス最適化のためのデータを収集できた」チーム全体の課題はドライバビリティ/F1モナコGP
ホンダ折原GM「エンジンパフォーマンス最適化のためのデータを収集できた」チーム全体の課題はドライバビリティ/F1モナコGP
AUTOSPORT web
金属より30%も軽い新素材! EVの未来を変えるドイツ製ハウジングの秘密に迫る
金属より30%も軽い新素材! EVの未来を変えるドイツ製ハウジングの秘密に迫る
Auto Messe Web
首都圏から一番近い“生き残り”は今どうなってる? 引退迫る「国鉄電車」は見た目バラバラの4編成
首都圏から一番近い“生き残り”は今どうなってる? 引退迫る「国鉄電車」は見た目バラバラの4編成
乗りものニュース
【世界各100台限定】ひと目で心奪われるチェンテナリオ・ブロンゾの輝きをガレージに。ドゥカティ100年を象徴する10の宝石「Collezione 100」コレクションが登場
【世界各100台限定】ひと目で心奪われるチェンテナリオ・ブロンゾの輝きをガレージに。ドゥカティ100年を象徴する10の宝石「Collezione 100」コレクションが登場
WEBヤングマシン
トヨタ「ヤリス」特別仕様車「ウルバーノ」まだ買えるのか 最新の納期や受注状況とは
トヨタ「ヤリス」特別仕様車「ウルバーノ」まだ買えるのか 最新の納期や受注状況とは
くるまのニュース
V8搭載の4代目シーマに異常事態!? スポーツカーじゃないのに高騰しそうなクルマたち
V8搭載の4代目シーマに異常事態!? スポーツカーじゃないのに高騰しそうなクルマたち
ベストカーWeb
マクラーレンMP4-12Cにはクオリティへの徹底的なこだわりが感じられた【10年ひと昔の新車】
マクラーレンMP4-12Cにはクオリティへの徹底的なこだわりが感じられた【10年ひと昔の新車】
Webモーターマガジン
「100円稼ぐのに2万円」の衝撃! 赤字ローカル線を揺るがす「維持か廃止か」、その先にある地殻変動とは
「100円稼ぐのに2万円」の衝撃! 赤字ローカル線を揺るがす「維持か廃止か」、その先にある地殻変動とは
Merkmal
フロントフォークなし・究極のハブステア×200馬力! アドベンチャーの常識を激変させる、スーパーチャージャー搭載のビモータ新型「TESI H2 TERA」が日本上陸
フロントフォークなし・究極のハブステア×200馬力! アドベンチャーの常識を激変させる、スーパーチャージャー搭載のビモータ新型「TESI H2 TERA」が日本上陸
WEBヤングマシン
スズキ「GSX-S1000GX」【サクッと読める!2026年モデル国産車図鑑】
スズキ「GSX-S1000GX」【サクッと読める!2026年モデル国産車図鑑】
webオートバイ
夢を現実にするレンジローバー専門店「RANGERS 目黒店」|気になる中古車店探訪
夢を現実にするレンジローバー専門店「RANGERS 目黒店」|気になる中古車店探訪
グーネット
アストンマーティン・ホンダ、F1モナコGP初日は厳しい結果に。ホンダ折原エンジニ ア「ドライバビリティの改善に集中していく」
アストンマーティン・ホンダ、F1モナコGP初日は厳しい結果に。ホンダ折原エンジニ ア「ドライバビリティの改善に集中していく」
motorsport.com 日本版
新型マツダCX-3、2027年後半に日本登場! マイルドHV搭載でタイから上陸
新型マツダCX-3、2027年後半に日本登場! マイルドHV搭載でタイから上陸
グーネット
日産「プリメーラ」18年ぶり復活!“EVセダン”となった新型車がフィリピンで披露
日産「プリメーラ」18年ぶり復活!“EVセダン”となった新型車がフィリピンで披露
グーネット
GRカローラが水素エンジンの未来を切り拓く! S耐富士24hで世界初のチャレンジへ
GRカローラが水素エンジンの未来を切り拓く! S耐富士24hで世界初のチャレンジへ
グーネット
ボルボ「XC60」の全ラインアップがAWDに! 上質さに磨きをかけた特別限定車も
ボルボ「XC60」の全ラインアップがAWDに! 上質さに磨きをかけた特別限定車も
グーネット

みんなのコメント

22件
  • マーチと違いミラージュは一時的にコルトに名を変えたりしたからそんなに思い入れはないんじゃないの。ミラージュもマーチも兄弟車でEVかEパワーで復活するかもよ。
  • おそらくマーチとの兄弟車としてEVモデルでまた復活するんじゃないのかな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

149 . 1万円 164 . 5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

5 . 0万円 259 . 0万円

中古車を検索
三菱 ミラージュの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

149 . 1万円 164 . 5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

5 . 0万円 259 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村