MotoGPバレンシアGPの決勝は、赤旗中断により実質2ヒート制で争われ、ドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾが今季4勝目を挙げた。
今週末のバレンシアは、ウィークを通して天候が不安定。MotoGPクラスの決勝は徐々に雨脚が強まっていく状況となり、転倒が続出してしまった。その結果、13周を終えたところで赤旗が掲示され、コンディションの回復を待ってレースが再開されることになった。
■MotoGPバレンシア:ロッシ猛追も、コンディション悪化で赤旗中断。天候回復を待ちレース再開へ
35分ほどの中断を経て、ピットレーンがオープン。14周で争われるレース後半に出走が許されたのは、わずか16台だ。
グリッド1列目はアレックス・リンス(スズキ)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)というトップ3。今回がMotoGP最後のレースとなるダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)が4番手、中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)が6番手からのスタートとなった。
ヒート2のスタートで抜け出したのは、ヒート1に引き続きリンス。ヒート1序盤に転倒を喫していたポル・エスパルガロ(KTM)が好スタートで4番手まで浮上した。
リンスは1周目のフィニッシュラインをトップで横切るが、ドヴィツィオーゾがストレートで伸びを見せ、リンスをオーバーテイク。1周目を慎重に回ったロッシも接近し、トップ3が先頭集団を形成した。
5番手のペドロサはエスパルガロの背後にピタリ。中上は少し離されると、ミケーレ・ピッロ(ドゥカティ)にパスされ7番手に後退した。
4周目、ドヴィツィオーゾがファステストラップを叩き出しリンスに1秒ほどのギャップを築く。ロッシもペースが良く、7周目にリンスを捉えて2番手に浮上した。
残り周回が7ラップとなり、ドヴィツィオーゾとロッシの差は2秒弱。ただロッシはじりじりとドヴィツィオーゾに離され、9周を終えたところでその差は3秒に広がってしまった。
離れていくドヴィツィオーゾに焦ったか、ロッシは残り5周となった12コーナーでミス。リヤタイヤを滑らせ転倒を喫し、13番手まで後退してしまった。
これで、3番手にはエスパルガロが浮上。ワークス参戦2年目にして初表彰台獲得が近づいた。トップ3は6秒間隔とほぼ単独走行の状態だ。
結局、ドヴィツィオーゾはそのまま逃げ切りトップチェッカーで今季4勝目。2位にリンス、3位にエスパルガロが入り、KTMに初表彰台をもたらした。
4位はワイルドカード参戦のピッロ。5位はペドロサで、今季初表彰台はならなかった。中上はヨハン・ザルコ(テック3・ヤマハ)を抑え6位。今季初めてシングルフィニッシュを果たしている。
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