■次期型の噂も聞かれる中でも熱烈な支持を集める現行LS
2025年9月25日、レクサスは最高級セダン「LS」の一部改良を実施しました。
【画像】超カッコいい! これがレクサスの斬新すぎる「次期“最高級”モデル」!? 画像で見る(30枚以上)
現行型デビューからすでに8年が経過し、海外では販売終了も正式発表された5代目LSですが、ユーザーからの反響はどうなのか、首都圏のレクサスディーラーに問い合わせてみました。
日本名ではトヨタ「セルシオ」、海外では「LS400」の名を冠して、初代LSがデビューしたのが1989年8月のことでした。
圧倒的な静粛性をはじめとする、世界の並み居る高級車と互角に渡り合えるレベルの完成度を得たこのモデルは、当時高級車の概念を変えたといわれるほど鮮烈なデビューを果たします。
その後、1994年10月に2代目へ、2000年7月に3代目へとフルモデルチェンジを行います。
日本国内でも「レクサス LS」というモデル名に変更されたのは、4代目がデビューした2006年9月になってから。現行モデルは2017年10月にデビューした5代目となります。
5代目LSの現行モデルの外観は、レクサス車を象徴するスピンドルグリルを採用し、細いLEDヘッドランプや低いフロントノーズ、そしてクーペのようなフォルムが組み合わされ、かなりシャープな印象を与えます。
また室内は、素材の質感と機能性の両立が重視され、スイッチやディスプレイが水平基調に配置しており、レクサスが誇る最高級セダンの相応しい細やかな操作性と視認性が考慮された設計となっています。
パワートレインは2種類が設定されています。
ガソリン仕様の「LS500」には、最高出力422ps、最大トルク61.2kgmを発生する3.5リッターV型6気筒ツインターボエンジンが搭載され、10速AT「Direct Shift-10AT」と組み合わせました。
ハイブリッド仕様の「LS500h」には、3.5リッターV型6気筒エンジンとモーターを組み合わせたマルチステージハイブリッドシステムが採用され、システムの最高出力は359ps、WLTCモード燃費は約13.6km/Lとパワフルかつ低燃費を実現しました。
安全装備では、全車に「レクサスセーフティシステムプラス」が標準装備され、プリクラッシュセーフティ、レーンキーピングアシスト、レーダークルーズコントロールなどが備えられています。
加えて、運転支援機能「レクサスチームメイト」にも対応し、高速道路などでの運転をサポートします。
今回のLSの一部改良におけるもっとも大きな変更点は、快適装備の標準化とエクステリアの細部変更です。
これまで上位グレードに限定されていた前後席のシートヒーターが全車標準装備に。
外観は、新色の「ホワイトノーヴァガラスフレーク」と「ディープブルーマイカ」が全車で選択可能となりました。
また、「Fスポーツ」では、専用色の設定範囲が見直されるとともに、ブレーキキャリパーのデザインが従来のブラック塗装からレッド塗装に変更され、中央にはシルバーロゴが入った仕様となりました。
ボディサイズは、全長5235mm×全幅1900mm×全高1450mm、ホイールベースは3125mmです。
ちなみに、初代セルシオのボディサイズは、全長4995mm×全幅1820mm×全高1400mm、ホイールベースは2815mmであることから、全体的にかなり大柄になっていることが数字のうえからも読み取れます。
車両本体価格は、1111万円から1773万円(いずれも消費税込み)です。
ディーラーに寄せられている反響や最新の納期について、12月中旬に首都圏にあるレクサスディーラーに問い合わせてみました。
「今回の一部改良の報せの一方で、アメリカでは2026年モデルをもってLSの生産が終了するという情報を知り『日本ではどうなのか』といったお問い合わせがありますね。
セルシオ時代からお乗りのお客様も多く、『可能な限り販売を続けて欲しい』といったお声をいただきます」
また、別のレクサスディーラーにも聞いてみました。
「法人利用のお客様が多く、定期的にお乗り換えになる方が当店にもいらっしゃいます。
現在は(ラージクラスの高級ミニバン)LMも人気がありますが、『セダンが好き』という中小企業の社長様には熱烈に支持されます。
一部改良モデルだから買う、というよりは『たまたまタイミングがあったから乗り換える』お客様が多い印象です」
※ ※ ※
2025年10月29日から11月9日まで開催された「ジャパンモビリティショー2025」では、次期型を示唆するかのように、6輪のミニバンタイプやクーペSUVタイプのコンセプトカーが、それぞれ“LS”の名を冠していました。
現時点では、現行型LSの日本市場での販売は継続される模様ですが、何とかこのまま生産を続けて欲しいものです。(松村透)
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