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いまアルファードがお買得?? ロッキー最高実績! ミライースはどうなる? 国内クルマ業界最新ニュース

掲載 更新 52
いまアルファードがお買得?? ロッキー最高実績!  ミライースはどうなる? 国内クルマ業界最新ニュース

 毎月200店以上の新車ディーラーを回って『生』の新車情報を届けてくれる遠藤徹氏。

 今回まずは、今冬にもフルモデルチェンジが予想されるトヨタ アルファード。いま意外にもお買い得な状況に?

脱オラオラ系で打倒ノア&ヴォクシーなるか? 新型ステップワゴンの期待と王座奪回への注文

 ほか、ダイハツ ロッキー・スバルフォレスターが過去最高の登録実績を達成。軽の電動化でダイハツ ミライースはどうなる? …などなど、国内クルマ業界の最新動向を取って出し!

 正式発表され話題沸騰、新型ノア/ヴォクシーの予約状況(2021年12月時点)、スバルの今年の新型車についてもお届け!

※本稿は2021年12月のものです
文/遠藤徹 写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年1月26日号

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■トヨタ、アルファードはいま意外にお買い得!?

 2022年末にもフルモデルチェンジし、世代交代することが予想されるトヨタ最上級ミニバンのアルファード。その現行モデルは意外に買い得です。12月上旬現在の納期は2022年3月と4カ月程度待たされますが、値引き額がかなり大きいのです。

 売れ筋の上級グレードだと、ナビ、ETC車載器、ドライブレコーダー、ボディコーティングなどのオプション&付属品をつけると車両本体から35万円引き、オプション&付属品から15万円引き、合計50万円引きといった条件を提示する販売店が目に付きます。

 さらにリセールバリューも抜群で、購入後5年経過しても40%以上の残価があり、下取り額もかなり高値をつけています。ただ、モデル末期だけにグレードやボディカラーの選択肢も次第に絞られるようになっています。

 姉妹車のヴェルファイアは2022年早々にもモデル廃止となり、次期型は存在しません。

 アルファードと比べると値引き幅は10万円程度安くなりますが、5年後のリセールバリューは30万円以上安くなってしまうのであまりお薦めではありません。実際はほとんど売れていない状況です。

アルファードの現行モデルは意外にお買い得! 他の新型車に比べ比較的納期が早いことも魅力?

■ダイハツ ロッキーが11月に最高の登録実績を達成

 ダイハツのロッキーが11月の登録台数で3615台、前年同月比158.2%増と急増し、過去最高の実績を達成しました。

 新設定されたハイブリッド車が全体の半分以上を占め、好調に売れているためです。同月のハイブリッド車の登録台数は2270台で、シリーズ全体の63%を占めているのです。

 この売れゆきは、日産セレナ、トヨタハリアー、トヨタパッソ、ホンダステップワゴン、スズキソリオやスイフトなどの有力モデルを上回る快挙です。

 ハイブリッド車の設定は今のところFF車のみですが、今後SUV車にとってニーズの高い4WD車が加われば、かなりの追い風になる見込みです。

■ダイハツ、ミライースは今後どうなるのか?

 ダイハツの軽自動車における電動化の行方が注目されます。ライバルモデルのスズキアルトは新型でマイルドハイブリッドを採用し、上級化によって対応しています。

 いっぽう、ダイハツのスタンスはどうか? 今のところ「他社と同じマイルドハイブリッドによる追随はしない」とのスタンスで臨んでいます。

 技術的にはロッキーのようなエンジンを発電に使うシリーズハイブリッドが有力ですが、低価格&低燃費を売りにしているミライースにはコスト面で無理がありそうです。かといって、ほかの電動化技術は見当たらないのが事実です。

 もしかしたらミライースは電動化に対応せず、いずれはモデル廃止を決断することになるかも知れません。

■トヨタ、新型ノア/ヴォクシーの予約受注は好調!

2021年12月8日にティザーが公開されて外観の一部分が明らかになり、予約受注が開始された新型ノア/ヴォクシー。2022年1月13日に発売予定

 トヨタは2022年1月13日に発表、発売する新型ノア/ヴォクシーの事前の予約受付を12月8日に開始しました。

 滑り出しの予約受注は好調で、12月上旬時点の納期は2022年4月と、早くも4カ月以上の納車待ちとなっています。

 ノアとヴォクシーの予約台数は、ほぼ同程度となっています。両シリーズを合わせて月販1万台以上の販売台数を目指していますが、その初速は1万5000台規模と当初の予定よりも大幅な増加になりそうです。

 なお納期が2022年4月以降となるのは、新型ノア/ヴォクシーの人気が高いだけでなく、サプライヤーからの半導体を中心とした部品供給の遅れが完全に解消されていないことも影響しているようです。

■日産の電動化はe-POWERなど3本立てで対応

日本では2022年のフルモデルチェンジが予想されているエクストレイルも、新型のパワーユニットはe-POWERがメインになる模様で注目

 日産は2035年に向けての国内向け乗用車の電動化について、e-POWER、マイルドハイブリッド、電気自動車の3本立てで臨む方針のようです。

 現行モデルで採用している1モーターによるストロングハイブリッドは廃止し、基本的にはシリーズハイブリッドのe-POWERに置き換える見通しです。

 2025年までの中期計画ではe-POWERと電気自動車を5車種ずつ、合わせて10車種の電動車を投入することを明らかにしていましたが、以降の長期計画ではこれを大幅に拡大して電動化を進めることになります。

 マイルドハイブリッドは現在、軽自動車やセレナなどのミニバンに搭載されていますが、今後は軽自動車が中心になり、登録車はe-POWERに切り替えられる可能性があります。

■ホンダ、現行ステップワゴンの在庫は販売店各社でまちまち

 2022年4月の発売が予定されている新型ステップワゴン。

 その現行モデルはこの11月いっぱいでオーダーストップになり、在庫一掃セールに入っていますが、在庫の数、グレード、ボディカラーなどは扱い店によってまちまちです。

 同じ販社でも店舗によって差がありますので、欲しいグレードやボディカラーがない場合は、足を使って可能な限り多くの店舗を回って、希望する買い得モデルを探す必要がある状況です。

 それでも年内に売り切る店舗が続出しそうです。

■2022年のスバル新型車はインプレッサ&XVの世代交代!?

2021年11月に初公開されたスバルのEV「ソルテラ」。トヨタと共同開発したバッテリーEVでFFと4WDが設定され、FF車の航続距離は530km前後になる見込み

 スバルの2022年における新型車はインプレッサ&XVの世代交代と新型電気自動車の発売が有力となっています。

 インプレッサ&XVは2022年夏と年末に投入。スバルグローバルプラットフォームの改良型を採用し、クォリティアップ、安全性強化、走りのポテンシャルアップを図ります。

 ボディは得意のインナーフレーム構造で仕立てます。安全性はアイサイトXの標準装備車を設定します。

 電気自動車は夏頃の発売予定です。トヨタとの共同開発によるクロスオーバーSUVテイストの小型車で、航続距離は530km程度を目指して開発を進めています。

■スバル フォレスターが11月に過去最高の登録実績を達成

 最後もスバルの話題から。

 フォレスターの11月登録台数は3975台。前年同月比134%と大幅な増加となり、11月では現行モデルの過去最高実績を達成しました。

 2022年8月にマイナーチェンジし、これまで多数のバックオーダーを抱えていましたが、半導体不足による供給遅れが、ここに来て一部解消したことが要因と思われます。

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みんなのコメント

52件
  • 皮肉にも、ロッキー、ライズのハイブリッドはリコールが1万台以上に。
  • 見込みで作り過ぎた?それとも、中古車の在庫が増えすぎて(売れないと)相場が維持できない?(聞いた話ですが)ほとんどの方が「残クレ」を利用して購入しているそうです。もし、新型になってもその方々は(返済が途中なので)買い替えるのは無理でしょう。

※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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