MotoGP第9戦イタリアGPの決勝でテック3のマーベリック・ビニャーレスはフランコ・モルビデリ(VR46)との接触により、転倒リタイアとなってしまった。しかしビニャーレスは既に気持ちを切り替えて、次戦のことを考えているという。
ビニャーレスはイタリアGPを好調な形でスタートし、予選で5番グリッドを確保。スプリントでは4位となっており、決勝でも4番手を走って表彰台を伺った。
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しかし9周目、ビニャーレスは4番手争いのライバルであるモルビデリに接触されてしまったことでクラッシュ。好結果も狙えると思われた決勝をリタイアで終えた。
ビニャーレスはクラッシュ直後、モルビデリに対してジェスチャーで怒りをあらわにしていたが、メディアの前に出てくる頃には冷静さを取り戻しており、転倒で終えたことよりも、良い調子で週末を進められたことを重視していたいと話した。
「正直に言うと、ターン2の立ち上がりで僕は彼のことを追い抜いていたから、完全に前に出ていたんだ」
ビニャーレスはそう語る。
「もし彼のタイヤが見えていれば、まっすぐ走っていただろうしそれは問題ない。でも彼の姿は見えていなかったんだ。ただ衝撃を受けて、転んでしまった。よく分からないね。でもこれもレースだ」
「今週末はポジティブな感触のまま終わらせたい。あれは、週末を通じて感じてきたこととは違う出来事だよ。僕らはドゥカティ勢と戦っていたんだ。満足すべきだろう」
「今度は僕の得意なサーキットもやってくるし、この調子を維持していきたい。後悔や何かが間違っていたとかを言うべきときではないんだ。次のレースに向けて、何を改善できるかを考えるタイミングだ」
なおモルビデリはこの接触で審議対象となり、ロングラップペナルティが決定。その後ペナルティ消化時にロングラップのコースをはみ出してしまったことで、もう1度ペナルティをやり直さなければならなかった。
「そういうのはスチュワードの仕事だし、ペナルティを科すのも彼らの役目だ」とビニャーレスはペナルティについて語った。
「賛成も反対も無い。僕は中立だよ。それにペナルティは受け入れるしかないし、起きたことは変わらない」
そしてビニャーレスによると、レース後にはモルビデリが謝罪に来たという。
「彼はレース後に僕のところに来ていて、謝罪を受けた。ミスを犯したと言っていたよ」
ただモルビデリは謝罪はしているものの、クラッシュに繋がる動き自体について、そもそもビニャーレスのイン側にスペースがあったからだという見解を示した。
「あの戦いの最中、僕らは接触してしまって、彼は転倒してしまった。バトルの終わり方について彼には申し訳ないと思う。その代償は支払わなくちゃならなかった。ロングラップペナルティ(の消化)を失敗して2度通過する必要があったんだ」
「僕があそこに入っていったのは、間違いなくスペースがあったからだ」
「スペースがなければ、僕はあそこに入っていけなかっただろう」
モルビデリは最終的にレースを6位で終えたが、結果には満足できていないと語った。
「レース結果には少し不満がある。僕らは日曜日にポテンシャルの頂点まで来たように感じているからだ」
「良いスタートやスピード、レースファステストラップにそれが映し出されていた。終盤によりポテンシャルを発揮できるように、タイヤマネジメントもしていたんだ」
「結果にはまったく満足できていないけど、次のレースに向けて前進して行く助けになるための要素がたくさん得られたのは間違いない。僕らをまた強くしてくれるだろう」
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みんなのコメント
もし、あんなぶつかり方をしても仕方ないと考えているのなら怖いことです
マーベリックは転がりランオフエリカの壁の前で止まったけど、場合によっては大惨事になっていたかもしれない
最近モリビデリが絡むバトルは、接触やギリギリ過ぎるものが多い
次に同様なことをしたなら、それこそレースディレクターは彼のことを考えてた方が良いと思う
意識が低すぎるし走りが汚い。今回もビニャーレスに大きな怪我がなくてよかったけれど、そのうち重大な事故を起こすよ。