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ソフトもミディアムも好調のアロンソがトップ。角田は9番手、トップ10に7チームの混戦/F1シンガポールGP FP1

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ソフトもミディアムも好調のアロンソがトップ。角田は9番手、トップ10に7チームの混戦/F1シンガポールGP FP1

 2025年10月3日(金)、F1第18戦シンガポールGPのフリー走行1回目が行われ、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)がトップタイムをマークした。2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)となっている。角田裕毅(レッドブル)は9番手だった。

 シーズン後半のフライアウェイラウンドの2戦目となるシンガポールGPの舞台は、マリーナベイ市街地サーキット。持ち込まれたタイヤはハードがC3、ミディアムがC4、ソフトがC5だ。同じ市街地レースの前戦アゼルバイジャンGPでは最も柔らかいC6がソフトタイヤとして使用されたが、シンガポールGP関してはピレリがタイヤのオーバーヒートを懸念したため、使用しない選択をしたということだ。

【タイム結果】2025年F1第18戦シンガポールGP フリー走行1回目

 さらに高温多湿なシンガポールGPの環境に備えるべく、今週末はF1史上初めて『ヒートハザード』規則が適用された。これは、公式気象サービスが、スプリントセッションまたはレース中に熱指数が30.5度を超えると予測した場合、あるいはレースディレクターの独自の裁量によって、競技開始予定時刻の24時間前までに宣言できるものだ。宣言された場合は、ドライバーは任意で冷却ベストを使用することになる(使用するかしないかは任意だが、宣言下で使用しない場合は、ベストと同等の重さのバラストを積むことが義務付けられている)。

 気温35度、路面温度29度というコンディションで、現地時間17時半にセッションがスタート。セッション開始前には雨が降っていたが、開始時には上がっている。アストンマーティンの2台のみミディアムタイヤで、それ以外の18台はハードタイヤだ。2周を走ったところでガレージに戻ったアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)だったが、マシンの右リヤタイヤの内側から炎が上がっていた。マシンをガレージに戻す前に、ウイリアムズのクルーが消化作業を行い、アルボンはマシンを降りることになった。

 走れば走るほど路面の状況が改善されていき、トップタイムもどんどん更新されていく。コーナーを曲がり切れず減速するマシンなども見られたが大きな混乱はなかった。序盤にトップに立ったのは、ミディアムのフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)で、タイムは1分32秒592。全セクターで最速タイムをマークしたランド・ノリス(マクラーレン)がアロンソを0.099秒上回り、1分32秒493を記録。フェルスタッペンが0.021秒差で2番手に浮上した。角田は1分32秒722で6番手だ。

 ノリス、フェルスタッペン、アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)というトップ3の並びだったが、再びミディアムのアロンソが1分32秒054をマークしトップに浮上。すると直後に、ハードからミディアムに履き替えたカルロス・サインツ(ウイリアムズ)が1分21秒812でトップに立った。セッション後半に入ると各車のタイヤはミディアムかソフトに分かれており、まずはソフトのルクレールが1分31秒266をマークし昨年のFP1のトップタイムを超えた。

 続いてノリスが1分31秒298が2番手、フェルスタッペンが1分31秒854で4番手。フェルスタッペンは再度アタックを行い、ノリスを上回る1分31秒392で2番手に上がった。選手権トップのオスカー・ピアストリ(マクラーレン)は1分33秒311で、「すごくアンダーステアだ」と納得がいっていない様子。その後ピアストリは1分31秒481をマークした。

 角田はソフトに履き替えて走行したものの、一度ピットに入ってアタックを行い8番手となる1分32秒399をマーク。さらに1分31秒860までタイムを上げ、9番手につけた。またアロンソはソフトでも好調で、ルクレールを0.149秒上回る1分31秒116をマークしトップに立った。

 タイムの更新も落ち着き、終盤は各車ロングランに徹した。トップはアロンソ、2番手はルクレール、3番手はフェルスタッペンというトップ3でFP1は終了。4番手以降はルイス・ハミルトン(フェラーリ)、ピアストリ、ノリス、ハジャー、サインツ、角田と続き、ここまでがトップから1秒以内で、10番手はエステバン・オコン(ハース)というトップ10の並びになっている。また開始早々にピットに戻ったアルボンは、結局コースに戻ることができず、わずか2周でセッションを終えることになった。

[オートスポーツweb 2025年10月03日]

文:AUTOSPORT web
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