2026年春夏メンズコレクションがいよいよスタート。ジョナサン・アンダーソンが手がける新生ディオールから、ピッティ・ウォモ、ミラノ、パリでの日本人勢の活躍まで、注目すべきハイライトをまとめた。
いよいよ2026年春夏メンズコレクションが幕を開ける。昨今、モード界のデザイナー交代劇が激しい中、グッチやフェンディ、ロエベなどが今季ショーを見送り、またロンドンファッションウィークは開催自体を中止。ちなみにBFC(英国ファッション協会)は、コレクションの代わりにパリで年4回(今年6月を含む)ロンドン・ショールームを拡大し、気鋭メンズウェアデザイナーを支援する予定だという。
全体的に盛り上がりに欠けるイメージだが、ジョナサン・アンダーソンによるディオールのデビューコレクションや、ウィメンズに続いてメンズで初となるジュリアン・クロスナーによるドリス ヴァン ノッテンなど、皆が注目するショーも多くある。中でも特に知っておきたいトピックスをまとめた。
目次:各都市のハイライトをチェック!
ピッティ・イマージネ・ウォモ/オム プリッセ イッセイ ミヤケが名誉招待ブランドに!ミラノ・ファッションウィーク/ポール・スミス初のミラノ参加や、セッチュウのショーetc.パリ・ファッションウィーク/新生ディオール、ドリス ヴァン ノッテンに全世界が注目7月にはマイケル・ライダーによる初のセリーヌのショーが開催!2026年春夏メンズ・ファッショウィークスケジュール(現地時間)
・ピッティ・イマージネ・ウォモ : 6 月 17日~20 日
・ミラノ・ファッションウィーク 春夏 2026 メンズ:6月20日~24日
・パリ・ファッションウィーク 春夏2026 メンズ:6月24日~29日
ピッティ・イマージネ・ウォモ/オム プリッセ イッセイ ミヤケが名誉招待ブランドに!まずはフィレンツェで開催されるピッティ・イマージネ・ウォモ。ゲストデザイナーが市内各所でショーを開催するのがハイライトの一つで、今までラフ・シモンズやウェールズ・ボナー、マーティン・ローズらが招待されている。
今季、第108回を迎えるピッティ・イマージネ・ウォモの“名誉招待ブランド”として参加するのが、オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISSE ISSEY MIYAKE)。6月18日に、フィレンツェ市内の会場で2026年春夏コレクションを披露する予定だ。オム プリッセ イッセイ ミヤケはイッセイ ミヤケの代表的技法のひとつである「製品プリーツ」を背景に、2013年にスタート。今回発表するコレクションは、フィレンツェを含むイタリアの各街を巡って行ったフィールドワークやリサーチを起点としたものだという。また、このピッティでの発表を機にさまざまな場所で不定期にイベントなども行っていく予定のようだ。
その他ゲストデザイナーに選ばれたのは、ポスト・アーカイブ・ファクション(PAF)とニッコロ・パスクアレッティ。ポスト・アーカイブ・ファクションは、ドンジュン・リムとスキョ・ジョンが2018年に立ち上げた韓国発のブランドで、機能性の高さとアシンメトリーなフォルムなどが融合した実験的なアプローチで人気を博している。2021年にはLVMH プライズのファイナリストにノミネートされ、オフ-ホワイト™やオンとのコラボでも注目を浴びている。
一方のニッコロ・パスクアレッティは、2021年にデビューしたイタリアブランド。ノスタルジックな手編みのニットやテーラードを得意をし、それを巧みにレイヤードしながら独特のスタイルを作り上げる。今までパリでショーを開催していたため、自国でのコレクションがどのように展開されるかが楽しみだ。
ミラノ・ファッションウィーク/ポール・スミス初のミラノ参加や、セッチュウのショーetc.今季はグッチとフェンディが惜しくも不在だが、プラダ、ドルチェ&ガッバーナ、ジョルジオ アルマーニ、エトロといった人気ブランドは通常通りの開催。その中でイギリスの伝説的デザイナー、ポール・スミスがミラノ・ファッションウィークに初参加するというニュースが飛び込んだ。今年3月、東京で14年ぶりとなるショーを上野の国立博物館内表慶館で開催したことも記憶に新しいポール・スミス。「ミラノには22年前からショールームを構えているため、この街には強い思い入れと愛着があります」とコメントしているように、ブランドとイタリアのつながりは深い。会場は自身のショールームで、6月21日に開催される予定だ。
ミラノ・ファッションウィークの幕開けを飾るのは、桑田悟史によるセッチュウ(SETCHU)だ。ジバンシィやカニエ・ウェスト(Ye)などで経験を積んだ一方、ロンドンのサヴィル・ロウでテーラリングの技術も学んだ桑田は、2020年に自身のブランドをスタート。2023年にはLVMHプライズを受賞している。今年1月にピッティで初のランウェイショーを発表し、今季はそれに続く2度目のショーとなる。
パリ・ファッションウィーク/新生ディオール、ドリス ヴァン ノッテンに全世界が注目なんと言ってもパリでの一番の注目は、ジョナサン・アンダーソンによるディオールのデビューコレクションだろう。11年という長期間手がけたロエベを退任することを今年3月に発表し、ディオールのメンズ・アーティスティック・ディレクターの就任を翌月に発表。キム・ジョーンズの後にどのようなアプローチでメゾンの新たな世界観を打ち出すのか、全世界が期待している。ショーは6月27日の予定だ(ちなみにプロエンザ スクーラーを手がけたジャック・マッコローとラザロ・ヘルナンデスによる新生ロエベは今回ショーを休止する)。
多くのファンたちを魅了してきたドリス・ヴァン・ノッテンの後を引き継いだジュリアン・クロスナーによる、初のドリス ヴァン ノッテン メンズコレクションも間違いなく見どころの一つだ。すでに3月のウィメンズでデビューを果たし、テキスタイルや色彩の妙と言ったブランドの極意を継承しながら独自のフォルムやディテールなどを取り入れ、ファーストコレクションにしてすでに高い評価を得た。果たして6月26日に行われるメンズのショーでは、どのようなエッセンスを注入していくのだろうか。
前回ショーを見送ったウェールズ・ボナー、ロンドンコレクションの開催中止を受けてパリに戻ってくるクレイグ・グリーンといった復活組、そしてプレタに活動の場を移したマリーン・セルなどもチェックしておきたい。
最後に、日本人勢のスケジュールも記しておこう。初日である6月24日のオーラリーを筆頭に、26日のサカイ、イッセイ ミヤケ、ヨウジヤマモト、27日のジュンヤ ワタナベ マン、メゾン ミハラヤスヒロ、コム デ ギャルソン・オム プリュス、NIGOによるケンゾー。28日はアンダーカバー、ホワイトマウンテニアリング 、Y-3、カラー(Kolor)、 最終日の29日はダブレット(doublet)、ターク(TAAKK)、ベッドフォード(BED J.W. FORD)。公式スケジュールだけで、1日を除き全ての日程で日本人の活躍が見られるのは、嬉しい限りだ。特に阿部潤一から堀内太郎にバトンが引き継がれた新生カラーには注目が集まる予感。
7月にはマイケル・ライダーによる初のセリーヌのショーが開催!ファッションウィーク以降にはなるが、マイケル・ライダーによるセリーヌのデビューコレクションが7月に発表される。予定日は、パリ・ファッションウィークと7月7日から始まるオートクチュールの間にあたる7月6日の予定。エディ・スリマンが退任するまでの数年はファッションウィーク期間外に映像でコレクションを公開していたため、リアルなショーは久しぶりとなる。
文と編集・橋田真木(GQ)
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