2021年のF1におけるタイトル争いは、シーズン残り2レースとなっても接戦が続く、まれに見る激しい戦いとなっている。
首位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に対して、ランキング2番手のルイス・ハミルトン(メルセデス)は8ポイントの差。サウジアラビアとアブダビの2レースを残すのみとなった今、ミスは許されない状況だ。
3日(金)から行なわれる第21戦サウジアラビアGPは、下馬評ではメルセデス&ハミルトン優位。結果次第ではフェルスタッペンがタイトルを確定させる可能性もあるが、ハミルトンはこのレースに向けてこれまでにないほどリラックスできているという。
「信じられないほど接近している2チームの争いになっているから、ある意味では(これまでと)違っているかもしれない」
ハミルトンはそう語る。
「チームとして、未知の領域で戦っているという点でも違っているだろう。チームだろうとドライバーだろうと、8回目のタイトルを勝ち取ったことのある者はいない。つまり初めての状況ということだ」
「その一方で、僕はこれまで以上にリラックスできている。というのも、レースを長くやってきていて、(タイトル争いが)初めてのことではないからだ」
「初めてのチャンピオン争い、そして2回目3回目のことを思い返すと、夜も眠れていなかったと思う。でも今、僕は自分自身のことをより信じられているし、これまで以上に自分を上手く扱えている」
「過去を変えることは出来ない。僕にできることは、目の前のコトに向けてベストな準備をすることで、それを100%やっている」
ハミルトンはサンパウロGPを迎えた時点で、フェルスタッペンに19ポイントの差をつけられていた。当該のグランプリではDRS規定違反によって予選を失格となり、スプリント予選レースを最後尾からのスタートとなるなど、苦境も経験した。
ただハミルトンはそのスプリント予選レースで5位となり、決勝レースではフェルスタッペンを下して優勝という目覚ましい活躍を見せた。この驚異のパフォーマンスは、チーム代表のトト・ウルフが「ハミルトンは”スーパーヒーローのような力”を持っている」と称賛したほどだ。
そんなハミルトンに、ここ最近のレースでパフォーマンスの水準が新たなレベルに達していると感じられるのかと尋ねると、彼は次のように述べた。
「正直に言って分からないな」
「何か別のレベルに達したかどうかは分からない。基本的には良いパフォーマンス水準にあると思うけれどね。ブラジルではこれまでに無かった”何か”を使えていたのかもしれない」
「これまでのキャリアの中でも、こうしたコトは間違いなくあった。何度も厳しい状況から這い上がってきたからね。僕としては1年を通じて上手くドライビングできていると思うのが良いんだけどね」
「いつだってチームの一人ひとりから力を引き出す方法について学んでいる。僕ひとりじゃなく、全員の手柄だと考えるのが良い。エンジニアやメカニック、チームの一人ひとりがそれぞれ力をくれた」
「それはいつも求めてきたモノだ。僕らは常により良いパフォーマンスを求めてきた。そして、そういったモノは皆がひとつになって集めてきた」
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