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新生『KATANA』はネオクラシックを超えた「ネオレジェンド」へ生まれ変わった!【個人的スズキ最強説/SUZUKI KATANA 試乗インプレ 性能 編】

掲載 更新 39
新生『KATANA』はネオクラシックを超えた「ネオレジェンド」へ生まれ変わった!【個人的スズキ最強説/SUZUKI KATANA 試乗インプレ 性能 編】

2019年に待望の復活を果たした新生「KATANA」は、往年のデザインを継承しつつも『全く新しいカタナ』に生まれ変わっていました。でもそれは、ネオクラシックなスタイルに留まらない次世代のKATANAとして、栄名の殻をさらに打ち破る必要があったからだと思うんです。

文:岩瀬孝昌(編集部)

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カタナの名前を受け継いだからこそ、ネオクラシック以上になる必要があった
【デザイン編】からの続きです

過去に隆盛を極めたレジェンドバイクに敬意を込めてオマージュし、最新技術とデザインで現代に蘇らせる。

もしそう言ったバイクをカテゴリー分けするとしたら、これも「ネオクラシック」と呼ばれるジャンルになるのでしょうか。

他メーカーも含め、特にここ数年で様々なモデルが登場しました。

そう言った意味では、新生「KATANA」もこのカテゴリーに含まれるかもしれません。

しかし、新生「KATANA」は、完全にリニューアルされたデザインやマシン性能も含め、全くと言っていいほど「ネオクラシックでは無い」と感じました。

もっと正確に言うと「ネオクラシックの枠に収まらない」全く新しいKATANAに生まれ変わっています。

まずライディングポジジョンからして、レジェンドカタナとは別物なんです。

意外にもライディングポジションはストリートファイター的?
セパレートハンドル(一部を除く)やバックステップだったレジェンドカタナのマシンディメンションやライディングポジションは、どちらかと言うと「低く長く」というロー&ロングスタイル。

タイヤもフロント19、リア18インチホイールを採用していました。

対する新生「KATANA」はアップハンドルやショートテール、スタンダード的なステップ位置のマシンディメンションで、ライディングポジションは「高く短く」という現代風のスタイルに変化しています。

タイヤもフロント&リア共に17インチホイール。

この時点ですでに異なるキャラクターで造られていることが分かります。

ベースモデルとなった「GSX-S1000/F」の扱いやすいマシンディメンションを継承しつつも、ツーリングからスポーツランまでマルチに走りやすいライディングポジションになっています。

アップライトなテーパーハンドルのおかげで、乗車姿勢は常にリラックスした状態を保てます。

視線も高く、ステップもスタンダードな位置にあるので、ネイキッドスポーツに近い感覚。

しかし、シート形状がやや前方に傾いているので、座り心地だけ言えば“スーパースポーツ的”に感じられます。

それでいて、幅広いハンドルは力で抑え込むこともでき、戦闘的な使い方ができる「ストリートファイター」風のライディングポジションになっています。

シート高は825mmで、172cmの一般的なライダーが跨ると、両足ならかかとが4~5cm浮く感じです。

でも、シート形状が前方に向かって絞られており、股や太もも辺りに余裕があるので足は着きやすいんです。

車両重量が215kgと1000ccクラスのマシンでは比較的軽量なので、軽さも加わって跨るのに不安を覚えることはありません。

電子制御をてんこ盛りにしすぎず、ライダーが操れるダイレクト感も残している
「KATANA」に搭載されている電子制御システムなどは、本当に必要な技術に絞ってあるように感じました。

現在のスズキの技術があれば、電子制御などをもっと盛り込むことだってできたでしょう。

でも仮に、電子制御をてんこ盛りにして、ライダーが操れるダイレクト感が損なわれてしまってはいけませんからね。

ここからは「KATANA」に備わっている電子制御システムなどを見ていきましょう。

簡単始動の「スズキイージースタート」とライダーをサポートする「トラクションコントロール」

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