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コンパクトなボディに多彩に機能が満載!「ヒョンデ インスター」

掲載 更新 33
コンパクトなボディに多彩に機能が満載!「ヒョンデ インスター」

こんなBEVを待っていたという人は少なくないはず

昨年秋に国内導入が報じられて話題となっていたインスターが、いよいよ日本にやってきた。ポイントはいくつもあるが、まずはサイズとデザインだ。全長が約3.6mで、全幅と全高が約1.6mとコンパクトなので、日本の狭い道路事情でも使いやすい。それでいて、小柄ながらも存在感のあるルックスを見せている。
【画像46枚】ヒョンデのコンパクトBEV「インスター」のフォトギャラリーを見る
サイズが小さければ、バッテリーも小さくて航続距離が短いのかと思えば、ぜんぜんそんなこともない。42kWhか49kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、一充電でのWLTCモード走行距離は、MAXで458kmにも達していている。

充電性能も高く、150kWの急速充電で、10%から80%まで充電するのに約30分しかかからない。走行性能についても、49kWh仕様で出力が84.5kW、トルクが147Nmで、最高速は150km/hに達し、0-100km/h加速は10.6秒と概ね十分といえそうだ。3グレードの設定で、気になる価格は284万9000円~357万5000円という。補助金を考えるなかなかリーズナブルだ。

狭い日本ではなおのこと、ここまで聞いても十分に魅力的なところだが、それだけではない。細部にいたるまでよく煮詰められていて感心させられっぱなしだったことを、あらかじめお伝えしておこう。

シートは掛け心地も良好で、ラウンジグレードにはシートヒーターのほか、ベンチレーションも装備。 2人掛けとなるリアシートは、リクライニングとともにスライドも可能。


サイズのわりに車内空間は狭くなく、前席はウォークスルーも可能なベンチシートで、後席は左右独立してリクライニングと前後スライドが可能であり用途に応じて調整できるのも助かる。さらに、すべてのシートのフォールディングが可能で車内をフラットにできるのも、なかなかインパクトがある。前席にはシートヒーターだけでなく、このクラスでは類を見ないベンチレーションまで設定されている。車内外で1360Wまで電力を使える給電機能も重宝しそうだ。




試乗した「Lounge」には、まさに前述の諸々がフル装備される。ひとつ下の「Voyage」に対して、さらに17インチアルミホイールと205/45R17サイズタイヤや電動スライド式サンルーフ、スマートフォンワイヤレスチェージ、デジタルキーなどまでが装備されるのだから、本命グレードとなるに違いない。
走りのほうも非常にまとまりがよく仕上がっていて驚いた。ステアリングシステムとサスペンションが日本専用セッティングとされていて、いたって乗りやすく、快適な乗り心地を実現している。
足まわりは仕向け地によって何通りかある中から最適なバネ等の組み合わせをチョイスするとともに、首都高のジョイントのような凹凸に配慮し、ダンパーについては日本独自の特性をわざわざ用意したという力のいれようだ。おかげでしっかりと路面にふんばりながらも快適な乗り心地を実現している。操舵力が軽く、意のままに操れるステアリングフィールもドライブしていて心地よい。
さらに、静粛性もか

なりのもので驚いた。聞けばいろいろなNVH対策を施しているらしく、その甲斐があったようだ。日本向けには加速特性をおだやかにしたというとおり、扱いやすい味付けで、市街地でよく使う速度域でも十分な性能を身につけていてストレスを感じることはない。4段階のドライブモードが選択可能で、スポーツにするといくぶんアクセルレスポンスが向上する。




さらに、回生ブレーキにも最新の制御が盛り込まれていて、コースティングから完全停止が可能なワンペダルまで選べるほか、「AUTO」を選ぶと先行車の状況やナビ情報をもとに動的に回生の強度を調整し、停止までサポートしてくれる点が新しいのだが、その制御の巧みさにも舌を巻く完成度だった。小さくて便利で距離も走れて見た目もいい。こんなBEVを待っていたという人は少なくないはずだ。




【Specification】ヒョンデ インスタ― ラウンジ
■車両本体価格(税込)=3,575,000円
■全長×全幅×全高=3830×1610×1615mm
■ホイールベース=2580mm
■トレッド=前:1400、後:1415mm
■車両重量=1400kg
■モーター形式/種類=EM08/交流同期電動機
■モーター最高出力=115ps(85kW)/5800-13000rpm
■モーター最大トルク=147Nm(15.0kg-m)/0-5400rpm
■バッテリー容量=49kWh
■一充電航続可能距離(WLTC)=458km
■サスペンション形式=前:ストラット/コイル、後:トーションビーム/コイル
■ブレーキ=前:Vディスク、後:ディスク
■タイヤ=前後:205/45R17
公式HP:https://www.hyundai.com/jp/inster

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みんなのコメント

33件
  • zzz********
    いつ撤退するの?
    反日政権誕生だし、日本じゃまったく売れていないじゃない
  • NAS********
    タイトルからして少しづつ日本語が変
    韓国人の投げ込み記事だと容易に想像が付くね
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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