現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > キャデラックの「“デカすぎ”SUV」エスカレード実際どう!? 意外とスポーティー? 気になる乗り心地は? アメリカンドリームな新「フラッグシップ」どんなクルマなのか【試乗記】

ここから本文です

キャデラックの「“デカすぎ”SUV」エスカレード実際どう!? 意外とスポーティー? 気になる乗り心地は? アメリカンドリームな新「フラッグシップ」どんなクルマなのか【試乗記】

掲載 4
キャデラックの「“デカすぎ”SUV」エスカレード実際どう!? 意外とスポーティー? 気になる乗り心地は? アメリカンドリームな新「フラッグシップ」どんなクルマなのか【試乗記】

■やっぱりデカイ! アメリカンドリームなキャデラック「エスカレード」実際どう?

 キャデラックと言えばアメリカンドリームの象徴とされており、アメリカのセレブリティに愛されるブランドです。 

【画像】超カッコイイ! キャデラックの「“デカすぎ”SUV」を画像で見る(48枚)

 そのキャデラックのフラッグシップモデル「エスカレード」は全長5.4mのボディに6.2Lのエンジンを搭載する、正にアメリカンサイズな1台。そんなモデルを日本の公道で乗ってみるとどんな印象を受けるのでしょうか。

 現行モデルで5代目となるエスカレードは、2025年5月15日にマイナーチェンジを受けて進化しました。

 エクステリアデザインの変更やオプション設定された24インチのホイールなど、変更を受けた部分はいくつかありますが、最大のポイントはインテリアです。ドアを開けるとインパネを覆いつくすように湾曲したディスプレイがお出迎えしてくれます。

 このディスプレイは55インチもあり、ウッドパネルとの組み合わせは先進的なアメリカのテックな印象と伝統的な高級車の印象を上手いバランスで融合させ、上品な雰囲気を演出しています。

 また、ディスプレイがインパネ全体に伸びていることで、広い車内をより広く感じさせる効果も出ていると思いました。これほど車内空間の横幅が広いと感じるモデルはそう多くはないでしょう。

 ちなみに広々とした室内空間と6.2リッターのV型8気筒エンジンを納めているエスカレードのボディサイズは全長5400mm×全幅2065mm×全高1930mmで車重は2730kgとなっています。都心部では駐車場を探すのに一苦労しそうなサイズと重量です。

 大きさに圧倒されながら試乗を開始、まずは街中を中心に走行してみました。街中ではやっぱりクルマが大きい…そのような感覚を超えて「あれ?道路ってこんなに小さかった?」という不思議な感覚を覚えました。

 いつもの感覚で車体を車線中央に走らせていると思い、ドアミラーを確認してみると車線ギリギリを走行しているようです。ワイドな全幅を意識して走行する必要があります。

 気になる乗り味はというと、街中では路面のギャップからくる振動が、もう少し早く収まってほしいと感じます。ユサユサと揺れている時間が長い印象です。

 しかし、パワートレインは光る性能を見せてくれました。基本的に1500rpm前後の回転数に落ち着いていて、低回転域でも十分なトルクを見せてくれます。それに加え静粛性も高く「アメリカンV8」でイメージされるような、荒々しい雰囲気とは無縁の乗り味です。

 10速ある多段なATもシームレスな変速を見せてくれて、パワートレインはショーファーカーに相応しい仕上がりとなっています。

 高速道路に入り、速度域が高くなると乗り心地は好印象になっていきます。高い速度域ならば波打った路面でも、程よい早さで振動が収まってくれて快適な乗り心地へと変化しました。コンフォート性能の高さを享受できるのは、ある程度車速の乗ったシチュエーションだと言えます。

 そして、今回の試乗で一番衝撃を受けたのがワインディングでした。2.7トンという重量、大きなボディサイズ、これらの要素を考えればワインディングでは不満を感じるだろうと思っていましたが、その予想は裏切られました。

 ワインディングに入り、スポーツモードを選んで走り始めると、ドライバーの意思に応えてくれて気持ちいい走りを楽しむことが出来たのです。

 ロールは程よく抑えられていて、コーナー進入時も不安感を覚えることは少なく、多段なトランスミッションとトルクフルな大排気量エンジンのおかげで、トルクバンドを外すことがなくストレスフリーでワインディングを走ることが出来ました。ステアリングも剛性感があって、フロントタイヤからのインフォメーションを得やすいフィーリング。クルマとの対話が楽しめることを発見できた時間となりました。

 確かにボディサイズは大きいエスカレードですが、実際に乗ってみると洗練された乗り心地やパワートレイン、インテリアの質感などはショーファーカーに相応しい仕上がりでした。ボディサイズさえ気にしなければ他と違うショーファーカーが欲しい人にも勧められる選択肢と言えます。(西川昇吾)

文:くるまのニュース 西川昇吾
【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

オペルの主力Cセグ『アストラ』、改良新型を予告…フロントデザイン刷新へ
オペルの主力Cセグ『アストラ』、改良新型を予告…フロントデザイン刷新へ
レスポンス
2026年WEC暫定フルシーズンエントリーが発表。ハイパーカー1台減、2クラス計35台に
2026年WEC暫定フルシーズンエントリーが発表。ハイパーカー1台減、2クラス計35台に
AUTOSPORT web
「クルマの心臓なのに他社製ってアリ?」アリなんです! 他メーカーのエンジンを載せててもパッション全開のクルマ3選
「クルマの心臓なのに他社製ってアリ?」アリなんです! 他メーカーのエンジンを載せててもパッション全開のクルマ3選
WEB CARTOP
ホンダやパナソニックが参画、オートモーティブ・グレード・リナックスがソフトウェア定義車両向け「SoDeV」発表
ホンダやパナソニックが参画、オートモーティブ・グレード・リナックスがソフトウェア定義車両向け「SoDeV」発表
レスポンス
カーオーディオをカスタムするならまずはこれ……って言われるけど「ツイーター」ってそもそもなに?
カーオーディオをカスタムするならまずはこれ……って言われるけど「ツイーター」ってそもそもなに?
WEB CARTOP
護衛艦は“24時間制”じゃない!? 乗員の体内時計が狂う理由とは?「3段ベッドの一番上が快適とは限りません」
護衛艦は“24時間制”じゃない!? 乗員の体内時計が狂う理由とは?「3段ベッドの一番上が快適とは限りません」
乗りものニュース
大成功の大改造? フィアット500 ハイブリッド(2) 想像以上に面白い65ps 6速MTのみ
大成功の大改造? フィアット500 ハイブリッド(2) 想像以上に面白い65ps 6速MTのみ
AUTOCAR JAPAN
13年ぶり復活! ホンダ新型「ステップワゴン」“発表”され話題に! カクカクボディ&便利な「スライドドア」採用の泰国「スパーダ」に「最適な一台」「欠かせない」声も
13年ぶり復活! ホンダ新型「ステップワゴン」“発表”され話題に! カクカクボディ&便利な「スライドドア」採用の泰国「スパーダ」に「最適な一台」「欠かせない」声も
くるまのニュース
EV版と同じ新ボディで復活! フィアット500 ハイブリッド(1) 期待のハードを概説
EV版と同じ新ボディで復活! フィアット500 ハイブリッド(1) 期待のハードを概説
AUTOCAR JAPAN
トーヨータイヤ、環境配慮素材96.5%使用のタイヤ開発に成功
トーヨータイヤ、環境配慮素材96.5%使用のタイヤ開発に成功
レスポンス
45年前から収蔵内容には驚き!成長するドイツ・ジンスハイム技術博物館のスケール感がすごい【クルマ昔噺】
45年前から収蔵内容には驚き!成長するドイツ・ジンスハイム技術博物館のスケール感がすごい【クルマ昔噺】
Auto Messe Web
フィアット500もEVだけになっちゃったか……と思ったらエンジン搭載車が登場だと!? しかも6速MT「だけ」とかやっぱフィアットはわかってらっしゃる!!
フィアット500もEVだけになっちゃったか……と思ったらエンジン搭載車が登場だと!? しかも6速MT「だけ」とかやっぱフィアットはわかってらっしゃる!!
WEB CARTOP
ヘルムート・マルコ博士、今年いっぱいでレッドブル退団へ。月曜日に行なわれたグループ首脳による会議で決定との情報
ヘルムート・マルコ博士、今年いっぱいでレッドブル退団へ。月曜日に行なわれたグループ首脳による会議で決定との情報
motorsport.com 日本版
11月の軽販売 N-BOX首位奪還!! ムーヴは3位に! N-BOXの2025年暦年4連覇は確実か!
11月の軽販売 N-BOX首位奪還!! ムーヴは3位に! N-BOXの2025年暦年4連覇は確実か!
ベストカーWeb
ボッシュ、燃料電池技術でドイツ未来賞受賞…商用車の脱炭素化に貢献
ボッシュ、燃料電池技術でドイツ未来賞受賞…商用車の脱炭素化に貢献
レスポンス
人気の初音ミク用品パッケージ企画第5弾が発売。『ミクキャンバス2』はピクニックがテーマに
人気の初音ミク用品パッケージ企画第5弾が発売。『ミクキャンバス2』はピクニックがテーマに
AUTOSPORT web
ベリーサの再来か、次期マツダ2か? マツダ『X-COMPACT』の正式発表を待ち望む声続々
ベリーサの再来か、次期マツダ2か? マツダ『X-COMPACT』の正式発表を待ち望む声続々
レスポンス
【H.C.R. 2025 国際福祉機器展】施設送迎を強力にサポートするリフト仕様車 日産セレナ チェアキャブ リフタータイプ
【H.C.R. 2025 国際福祉機器展】施設送迎を強力にサポートするリフト仕様車 日産セレナ チェアキャブ リフタータイプ
Believe Japan

みんなのコメント

4件
  • けいのじ
    くるまのニュースの「“新〇〇”登場、発表」くるまのニュースの記事は実際どう!? 意外と本当? 気になる乗り記事の内容は? 頭の中お花畑なやつが書く新「〇〇」どんな記事なのか。
    結論、新〇〇は釣りタイトル。あとは架空の車。
    消えろくるくるパーのニュース。
  • 130クラウン230グロリア♪
    デカすぎは失礼すぎる表現。どこのバカが筆者かとおもったら、いつものおっさんくさい若造。納得して終わり。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1890 . 0万円 1995 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

49 . 0万円 1980 . 0万円

中古車を検索
キャデラック エスカレードの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1890 . 0万円 1995 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

49 . 0万円 1980 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村