2025年のF1モナコGPは、その歴史で初めてタイトルスポンサーを迎えた。そのタイトルスポンサーを務めたのは、TAGホイヤーである。
LVMH傘下の高級時計ブランドであるTAGホイヤーは、今年はじめにF1の公式タイムキーパーに就任。それと同時に、モナコGPのタイトルスポンサーになることも発表された。
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LVMHとF1は10年契約を結び、傘下の多くのブランドが、F1における重要な役割を担っている。契約金額は総額で10億ドル(約1430億円)と言われていることを考えると、それも当然のことであろう。
TAGホイヤーに加え、モエ&シャンドンもF1公式シャンパンに復帰し、ベルギーGPのタイトルスポンサーを務めることも決定。ルイ・ヴィトンは、オーストラリアGPのタイトルスポンサー就任に加え、各グランプリのトロフィーを収める”トロフィー・トランク”を提供する役を担っている。
LVMHにとっても巨額の投資であるが、現在人気が好調のF1を活用する、絶好の機会でもある。
「多くのことを捉えています」
LVMHのコーポレートブランド戦略・アクティベーションディレクターのクリスティン・ドゥルリオン氏は、モナコで開催されたオートスポーツ・ビジネス・エクスチェンジのパネルディスカッションでそう語った。
「F1が現代の精神を捉えているのは、まさにこの野心と大胆さのスピードだと思います。また、優れたチーム無くして偉業を成し遂げることはできないという事実も、現代の文化に通じるものです」
「一方で変な話、F1は非常に古い、非常に豊かな物語の原型を想起させるモノでもあります。まるで車輪の付いたシェイクスピアみたい。ライバル関係があり、悲劇的な没落があり、そして突然、前例のない、あるいは聞いたこともないようなヒーローが現れるのですから」
「だから我々は、F1に夢中になっているのだと思います。なぜなら我々は、エンターテインメントを愛する文化を持っているからです。そしてそれが、我々を本当の意味で惹きつけるのです」
モナコGPのタイトルスポンサーを務めることは、どんなブランドにとっても魅力的なことであろう。しかし特にTAGホイヤーにとっては、この地域との繋がりを継続する上でも、非常に重要だったようだ。
「モナコは、TAGホイヤーにとってはいわば心の故郷だ」
TAGホイヤーの最高マーケティング責任者であるジョージ・シズはそう説明する。
「モナコ公国との繋がりは、素晴らしいモノだ。我々の最も印象的なコレクションは、1969年に発売された当社初のスクエア型クロノグラフである”TAGホイヤー・モナコ”なのだ」
「このTAGホイヤー・モナコは、当時ブランドのリーダーを務めていたジャック・ホイヤーがモナコ公国とグランプリに惚れ込み、それを称える時計を創りたいと考えたことがきっかけだった」
「それ以来、この時計は我々にとっての絶対的なアイコンとなり、様々な形でグランプリに関わってきた。1992年から2003年はF1のパートナーとして。そしてフェラーリやマクラーレン、最近ではレッドブルなど、様々なチームとのパートナーシップ、そして我々の時計を着用してくれた多くのドライバーを通じて、グランプリとの繋がりは素晴らしいものになった」
「ここでタイトルスポンサーを務められるのは、正直に言って我々にとっては夢の実現だ。夢にも思っていなかったことだが、幸運な偶然が重なり、ついに実現した。本当に興奮している。モナコGPは、我々にとって特別な瞬間なのだ」
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