この記事をまとめると
■IIMS2024の会場内で「日本のテクノロジー」と書かれた用品ブースを見つけた
インドで大熱狂だった「5ドアジムニー」がインドネシアで登場……もイマイチ盛り上がらない! 裏にある日本でも根強い「原産地問題」とは
■カー用品などにおいては日本メーカーの製品は品質が高いと会場でも販売店でも好評だ
■今後はクルマ自体にも「なんちゃって日本メーカー製品」が出てくる可能性が危惧されている
突如現れた「日本のテクノロジー」とは
IIMS2024(インドネシア国際モーターショー2024)会場内には、四輪車のほか二輪車、そして用品関係の出展ブースも設けられている。そんな会場内にあった某用品ブースに置かれた中国ウーリン(上海通用五菱汽車)のエアEVのドア部分に「日本のテクノロジー」と書かれているのを発見した。「ウーリンを日系ブランドメーカーと勘違いしているのか?」といった疑問も沸いたので、同行者にブースにいたインドネシア人にその理由を聞いてもらうと「ワイパーブレードが日本製となっている」という説明であった。
インドネシア以外でも、東南アジアの国々の量販店のカー用品コーナーを訪れれば、驚くほど日本メーカー製のカー用品が溢れている。自動車そのものだけではなく、カー用品においても、日本メーカーのものは品質やきめ細かいラインアップなどもあり、東南アジア各国では人気が高いようである。
インドネシア以外の東南アジアの国々、そしてクルマ関連業界以外でも、商品のアピールやお菓子などの商品パッケージに日本語が使われることが多い。もちろん、実際に日本製であったり、日本由来のモノということがほとんどとなっている。その理由は、どうも日本語が書かれていると、それだけで「非常に品質の高いもの」というアピール効果が高いようなのである。
日本のブランド力はいまだに高い
日本車がいまだにASEAN(東南アジア諸国連合)各国で高い販売シェアを維持していることも含め、いまだにアジア圏では日本へのリスペクトが高いのだが、時にそのような国々を訪れて日本へのリスペクトの高さに触れると、筆者は少々恥ずかしくもなってしまうこともある。
親日で知られる台湾では、日本で放送されている日本の芸能人を起用したテレビコマーシャルがそのまま放映されていたりもする。自分たちで制作したと思われるテレビコマーシャルでは、「日本製」とデカデカと表示するものもあった。現状の日本で生活しているとなかなか実感することはできないが、東南アジアではいまだに「経済大国」としてリスペクトしてもらっていることはじつにありがたい話でもある。
街を歩けば、とくに若者がいろいろな日本語の書かれたTシャツを着ているのをよく見かける。このような様子を見れば、いまだに入国ビザが必要となるのに、こぞって日本を観光などで訪れようとする外国人が多いのも妙に納得することができる。
ただし、前述した「ウーリンを日本製と勘違いしている」といったことは実際に家電製品などでは当たり前のようになっており、かつて隆盛を極めた日系のブランド名だけを買い取り、日本メーカーでもないのにそのブランドを製品につけ、「なんちゃって日本メーカー製品」として販売しているケースはよくある話。
クルマに関してはまだそこまでは進んでいないものの、中国の上海汽車はイギリスのMGブランドを買収した南京汽車を買収し、いまではMGを自社ブランドとしている。そして、タイやインドネシアや中国国内では、中身は上海汽車のブランドモデルでありながら、「MGブランド車」としてラインアップしている。
中国メーカーに限らず長期的な視野に立てば、今後「日系ブランド」を名乗ってくる日本以外のメーカーが出てくる可能性も完全には否定することはできないだろう。
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