スーパーGT第4戦富士では、スタート時に64号車Modulo HRC PRELUDE-GTが宙を舞うという大きなアクシデントが発生した。この時64号車をドライブしていたのはイゴール・オオムラ・フラガだったが、所属チームのModulo Nakajima Racingから彼の無事が報告された。
アクシデントが発生したのは、セーフティカー(SC)先導の下でスタートが切られ、SCが隊列を離れたタイミングだった。各車がレーシングスピードで加速していく中、その隊列からやや遅れていた64号車Moduloと、その後ろから接近していた23号車MOTUL Niterra Zと12号車TRS IMPUL with SDG Zが交錯。12号車IMPULとの接触で姿勢を乱した23号車NISMOのマシンがModuloに接触し、後ろ向きになったModuloのマシンは車体後方から床下に空気が入り込んだからかマシンが浮き上がってしまった。
■富士でスーパーGTマシンが宙を舞うアクシデント。NISMO、インパルのドライバーが状況を説明
宙に浮いた状態から路面に叩きつけられた64号車。乗っていたフラガは、規定に従ってレスキューによって救出され救急車へと乗せられたが、意識はハッキリとしており、その後は精密検査を受けるために病院に向かった旨がチームから報告されていた。
またチームは決勝日夜、フラガは検査の結果異常がなかったことを確認したとSNSで発信。一夜明けて、フラガのコメントを掲載した。
その中でフラガは、今回のアクシデントは一歩間違えば大惨事になりかねなかったとして、この教訓が安全性向上につながることを願っているとした。
「昨日のレースで大きなクラッシュがあり、多くの方にご心配をおかけしました。昨日から今日にかけて病院で詳しい検査を受けましたが、大きな異常はなく、本日無事に退院することができました。たくさんの温かいメッセージをいただき、本当にありがとうございました」
「今回の事故では、マシンの安全性やメディカルスタッフ、オフィシャルの迅速な対応のおかげで、大事に至らずに済みました。あらためて関係者の皆様に心より感謝しています」
「振り返ると、もしクルマが飛んでいく位置や角度が少しでも違っていたら、結果はまったく違っていた可能性があります。だからこそ、『今回は大丈夫だった』で終わらせるのではなく、この経験を今後の安全性向上につなげていくことが大切だと強く感じました」
「モータースポーツに関わるすべての人が、安心して楽しめる環境を築いていくためにも、安全対策にはまだ改善できる点があると思っています。今回の事故が、さらなる安全性向上につながるきっかけとなることを心から願っています」
なおフラガは今週末にも、スポーツランドSUGOで行なわれるスーパーフォーミュラ第8戦に参戦予定。同じくNakajima Racingからスーパーフォーミュラに参戦しているフラガは、現在ランキング3番手につけている。
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みんなのコメント
それでもあれは本当に良くないクラッシュだった
飛んだ先がほんの少し違えば大惨事だったろう
フラガ選手のコメントにあるように、
3車の接触した場所がもっと手前だったり
宙に浮いた角度が違っていたらと思うと
本当にゾッとするクラッシュでした。
一瞬、1997年の全日本F3選手権のクラッシュが頭をよぎりました。