4代目ロードスターが大幅アップデートを発表した。その詳細に迫る!
先進安全機能も強化
10月5日、マツダは、小型オープンスポーツカー「ロードスター(ソフトトップモデル)」、 「ロードスター RF (リトラクタブルハードトップモデル)」を大幅改良し、発表した。
マツダ自身が「もっとも大きな商品改良」と、謳う、今回の改良モデルは、内外装および走行&安全性能を大幅アップデートした。
エクステリアはヘッド、リヤ、ターンランプなどを含め、すべてのランプをLED化。新たなエクステリアカラー「エアログレーメタリック」も設定した。足まわりは、軽やかさと機能美を表現したという新たなデザインを採用した。
インテリアでは8.8インチのセンターディスプレイを設置。前方の視界確保を確保しつつ、エアバッグ作動時の干渉を避けるため、画面の縁部分をできるだけ狭くしたフレームレス構造を採用した。
走行性能面では加速・減速時のデファレンシャルギヤの差動制限力を変化させ、リヤタイヤの接地荷重変化に対しクルマの旋回挙動を安定させる「アシンメトリックLSD」(ロードスター「S」を除くMT車のみ)を搭載した。
軽量・コンパクトで耐久性の高い円錐クラッチ型LSDにカム機構を追加し、減速時と加速時で異なるカム角を設定することで、それぞれに最適な差動制限力を実現。ワインディングにおける旋回時の安定性が格段に向上したという。
ステアリングシステムは、ステアリングラックの摩擦を低減しつつ、モーターアシストの制御ロジックをより緻密にしたことで、自然ですっきりとしたフィードバック感を実現した。
搭載するエンジンのうち「SKYACTIV-G 1.5」は、国内ハイオクガソリンに合わせた専用セッティングを実施。出力を3kW高めた。
DSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)は、MT車のみ新制御モード「DSC-TRACK」を追加。ドライバーがコントロールできないような危険なスピン挙動に陥った場合に限って制御が介入する。
先進安全機能では、新たに「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)」を搭載。フロントグリル左側に設けたレーダーセンサーが先行車を検知し、定速走行や追従走行を支援する。もうひとつの「後進時左右接近物検知機能(SBS-RC)」は、約15km/以下で後退中にクルマの左右や後方に接近してきた車両を検知。衝突を回避できないと判断したとき、ブレーキ制御を支援することで衝突時被害の軽減を図る。
グレード体系ではロードスター(ソフトトップモデル)に「S Leather Package V Selection」を追加した。ソフトトップカラーがベージュ、インテリアカラーがタンとなる。初代で人気を集めた「Vスペシャル」を彷彿とさせる組み合わせだ。
新しいロードスター・シリーズの発売は2024年1月中旬を予定する。価格はロードスター(ソフトトップモデル)が289万8500~367万9500円。ロードスター RF (リトラクタブルハードトップモデル)が379万6100~430万8700円。
文と編集・稲垣邦康(GQ)
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