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【試乗】ムーヴ カスタムRSの加速はウルトラスムーズ! 内外装も上級志向で妥協はなし【10年ひと昔の新車】

掲載 更新 8
【試乗】ムーヴ カスタムRSの加速はウルトラスムーズ! 内外装も上級志向で妥協はなし【10年ひと昔の新車】

「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は軽自動車のスポーティなハイトワゴン、「ダイハツ ムーヴ カスタム RS」だ。

ダイハツ ムーヴ カスタムRS(2010年:フルモデルチェンジ)
新型ムーヴには先代同様、標準系とカスタム系が設定されたが、まずはカスタム系のRSから紹介していこう。

●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか

フロントマスクは、大開口のエアロバンパーやダイハツのエンブレムを中心に左右に伸びる太いメッキグリルなど、力強さを感じさせる。ヘッドランプには、軽初のLEDイルミネーションを組み込んだディスチャージタイプを採用。16インチのアルミホイールも、研磨やクリア塗装など凝った仕上げが施されている。

インテリアに目を移すと、センターメーター、インパネシフトにベンチタイプシートという構成は先代と変わらない。ただ先代のアーチ状インパネのように凝り過ぎた造形はなく、低く抑えたダッシュボードに削ぎ面を活かしたラインなどで、地道に上質な広がり感を表現している。だがRSのメーター自体はとても豪華な設え。盤面中央のマルチインフォメーションディスプレイには葉っぱの形をしたエコインジケーターが設定され、メーター外周のリングがアクセルの踏み方に応じて色味を変化させるなど、さまざまな見せ方でエコドライブをしくサポートする。

運転席に座ってみると、天井の高さや視界の開放感は先代以上。とくに前席の頭上が広がっていて、ドラポジを合わせても握りこぶし3個半くらいのゆとりがある。またAピラーがスリムになり、ベルトラインの低さや三角窓が確保されて、斜め左右の安全確認がラクだ。シートクッションには適度な弾力があり、座り心地もいい。収納ボックス付きセンターアームレストは全車標準装備。そしてリアシートは悠々と足が組めるほど広く、一体式の240mm前後スライド機構を採用し、5:5分割のリクライニングが可能となる。

軽自動車と感じさせないジェントルな走りっぷり
荷室は、荷室側の後席背もたれに前後スライドのレバーを設定。リアハッチを開いて大きな荷物を載せたいなんてときに、荷物のためのスペースが素早く広げられる。アンダーボックスも深い。ボードを立てれば背の高い荷物も積みやすい。

カスタムには全車標準装備のプッシュボタンで、エンジン始動。アイドリングはかなり静かだ。走り出しから余裕のトルク感で、速度域が上がってもずっとフラットに伸びていく。軽自動車の小排気量ターボでは、低速から中速の間あたりに急激なトルクの盛り上がりがあったりするが、新型ムーヴはスムーズで伸びやか。ゆとりも落ち着きもあり、格上の乗用車に匹敵する感覚だ。

乗り心地もかなりいい。フロントシートだけでなく、リアシートでの印象も良い。速度域が上がると多少のノイズは伝わってくるが、全体的な振動の少なさに驚いた。

コーナーでもクルマの挙動にはしっかり感があるし、かなりスポーティに攻めても問題はない。ただ、これは後でNAモデルと乗り比べて感じたことだが、RSのステアフィールは少し遊びが多めな印象だ。直進時でも中立が少しあいまいに思える。「カスタム」ならもう少しドッシリと手応えがあってもいいような気がしたのは、少し残念だった。

■ダイハツ ムーヴ カスタムRS 主要諸元
●全長×全幅×全高:3395×1475×1620mm
●ホイールベース:2455mm
●車両重量:850kg
●エンジン種類:直3 DOHCターボ
●排気量:658cc
●最高出力:47kW<64ps>/6400rpm
●最大トルク:92Nm<9.4kgm>/4000rpm
●トランスミッション:CVT
●駆動方式:横置きFF
●10・15モード燃費:22.0km/L
●タイヤ:165/50R16
●当時の車両価格(税込):149万

[ アルバム : ダイハツ ムーヴ カスタムRS はオリジナルサイトでご覧ください ]

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みんなのコメント

8件
  • 10年前の記事を加筆しただけで訂正もせずにそのまま載せたの?
    いくらなんでも手抜きすぎるだろ!
  • スタイリングは今でも古臭さは感じられない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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