現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 性能目標はスーパーカーの頂点 米ヘネシー、800ps超&6速MTの新型『ブラックバード』発表 米国空軍偵察機へのオマージュ

ここから本文です

性能目標はスーパーカーの頂点 米ヘネシー、800ps超&6速MTの新型『ブラックバード』発表 米国空軍偵察機へのオマージュ

掲載
性能目標はスーパーカーの頂点 米ヘネシー、800ps超&6速MTの新型『ブラックバード』発表 米国空軍偵察機へのオマージュ

6.2L V8エンジンを6速マニュアルで

米国のスーパーカーメーカー、ヘネシーは、3番目の完全新型モデルとして『ブラックバード』を発表した。『ヴェノムF5』の後継車であり、「人とマシンのつながり」をコンセプトに掲げている。

【画像】「ロッキードSR-71」に着想得たアメリカンV8スーパーカー【ヘネシー・ブラックバードを詳しく見る】 全12枚

ドライビングにおける一体感を重視しているものの、その性能目標はスーパーカーの頂点に位置するものだ。最高出力800~850ps、0-97km/h加速3.0秒未満、最高速度350km/hを誇る。

ヘネシーによると、特注のカーボンファイバー製モノコックとカーボンファイバー製ボディを採用することで、乾燥重量を1360kg(3000ポンド)未満に抑えたという。

ブラックバードの心臓部には、NASCARで名高いイルモア・エンジニアリングと共同開発した自然吸気6.2L V8エンジンが搭載されており、レッドラインは9000rpmとなる。パワーは、リンク機構が露出したオープンゲート式6速マニュアル・トランスミッションを介して、後輪に伝達される。

アクティブサスペンション、アンチロックブレーキ、トラクションコントロールなどの電子制御システムが搭載されているものの、運転の醍醐味を存分に味わえるようになっているという。

有名な偵察機へのオマージュ

ヘネシー・ブラックバードは、1960年代に開発され、米国空軍で使用されていたロッキードSR-71ブラックバード偵察機へのオマージュとして構想された。デザイン要素や名称(ヘネシーは名称使用権を取得済み)だけでなく、長距離の異動能力においても影響を受けている。

何よりもまず公道走行を主眼に置き、開発プログラムでは「1日で800マイル(約1300km)以上を快適に走行できる」よう、乗り心地、視界、荷室スペースを優先した。

ヘネシーによると、先代モデルであるヴェノムF5よりも室内空間が広く、「フルサイズの機内持ち込み手荷物2個分」を収納できる十分な荷室容量を備えているという。

空力性能も重要な役割を果たしている。SR-71の尾翼をモデルにしたアクティブリアスタビライザーは、時速71マイル(114km/h)を超えると最大71度まで傾き、ダウンフォースを確保する。また、サイドポッド周りは航空機らしい造形となっている。

4本出しのマフラーは、1947年に初めて音速の壁を破ったロケットエンジン搭載機、ベルX-1へのオマージュだ。

随所に航空機モチーフのデザイン

こうした航空機をモチーフにしたデザインは、機能重視のキャビンにもみられる。カーボンファイバーが豊富に使われ、ペダルのリンク機構が見えるようになっているほか、デジタルメーターではなく視認性の高い計器類が配置されている。

シンプルさを追求し、タッチスクリーンではなくスマートフォンマウントを採用したほか、ステアリングホイールにはボタンやスイッチが一切配置されていない。このミニマルなレイアウトにより、フローティング式のセンターコンソールに配置されたシフトレバーがより一層際立っている。

現代のスーパーカーとしては異例なことだが、ブラックバードには従来型のイグニッションキーが採用されている。

ヘネシーのデザインディレクター、ネイサン・マリニック氏はAUTOCARに対し、次のように語っている。

「お客様にとって大きな懸念の1つは、納車された瞬間に時代遅れになってしまうようなクルマに乗ることです。クルマは単に運転して楽しむための憧れの対象であるだけでなく、お客様の多くにとっては『運転可能な資産』でもあります。75年後でも運転できる状態で、すぐに壊れて部品も手に入らなくなるような、使い物にならないスクリーンに悩まされることはないでしょう」

マリニック氏は、1960年代のフェラーリ250 GTOのコックピットを、自身のお気に入りの1つとして挙げた。

新たな派生モデルも追加?

ブラックバードは71台限定販売で、2029年にテキサス州で生産開始予定だ。価格は税抜きで250万ドル(約3億9000万円)からとなる。

先代モデルと同様に数年間にわたって生産される見込みであり、派生モデルや特別仕様車も登場すると期待されている。

マリニック氏は「次のモデルについては、まだ考えていません」と語った。

文:AUTOCAR JAPAN AUTOCAR JAPAN
【キャンペーン】8月の毎週金・土・日はガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

時速349.4キロは当時の“世界最速”市販車! 277台しか作られなかった英国製スーパーカーがオークションに登場 走行2645キロの極上「XJ220」の価値
時速349.4キロは当時の“世界最速”市販車! 277台しか作られなかった英国製スーパーカーがオークションに登場 走行2645キロの極上「XJ220」の価値
VAGUE
落札価格は5億円超え必至!? フェラーリ史を塗り替えた「幻のディーノ」が登場 世界でたった1台の「美しすぎる“縦置き”試作車」の価値
落札価格は5億円超え必至!? フェラーリ史を塗り替えた「幻のディーノ」が登場 世界でたった1台の「美しすぎる“縦置き”試作車」の価値
VAGUE
耐久レースに勝つために生まれた“赤いフェラーリ”を発見 70年代に25台のみが作られた“ル・マンを狙った怪物”「512BB/LM」の気になる予想価格とは
耐久レースに勝つために生まれた“赤いフェラーリ”を発見 70年代に25台のみが作られた“ル・マンを狙った怪物”「512BB/LM」の気になる予想価格とは
VAGUE
実はモニターが一切ない。自然吸気V8と6速MTを搭載したヘネシーの新型ハイパーカー
実はモニターが一切ない。自然吸気V8と6速MTを搭載したヘネシーの新型ハイパーカー
Auto Messe Web
「これほど理性がブッ飛んだクルマはない」恐怖の電子制御ゼロ! 21年前の伝説のマシン。木村拓哉さんがオーナーだったというウワサも…[サリーン S7 ツインターボ]
「これほど理性がブッ飛んだクルマはない」恐怖の電子制御ゼロ! 21年前の伝説のマシン。木村拓哉さんがオーナーだったというウワサも…[サリーン S7 ツインターボ]
WEBヤングマシン
【岡崎宏司カーズCARS/CD名車100選】これは、もう「かっとび」だ。新鮮な走りのFF1300ハイコンパクト・スポーツ「1984トヨタ・スターレット(EP-71型)」のヤンチャ世界
【岡崎宏司カーズCARS/CD名車100選】これは、もう「かっとび」だ。新鮮な走りのFF1300ハイコンパクト・スポーツ「1984トヨタ・スターレット(EP-71型)」のヤンチャ世界
カー・アンド・ドライバー
【このF50なんぼ?】マイク タイソンの愛車だったフェラーリF50の予想落札価格は14億円を超える!?
【このF50なんぼ?】マイク タイソンの愛車だったフェラーリF50の予想落札価格は14億円を超える!?
AutoBild Japan
新車時の保護ワックスを残したまま38年間保管。走行633kmのランチア「デルタ HF インテグラーレ」が持つ価値を問う
新車時の保護ワックスを残したまま38年間保管。走行633kmのランチア「デルタ HF インテグラーレ」が持つ価値を問う
Auto Messe Web
バブル終焉で「幻のM8」と言われたBMW「850 CSi」の5.6リッターV12気筒6速MTのモンスターマシンが、予想外の1700万円弱で落札
バブル終焉で「幻のM8」と言われたBMW「850 CSi」の5.6リッターV12気筒6速MTのモンスターマシンが、予想外の1700万円弱で落札
Auto Messe Web
BMWが限定40台「M2 CS Edition EDGE」発売 3リッター直6で530馬力の超高性能モデル
BMWが限定40台「M2 CS Edition EDGE」発売 3リッター直6で530馬力の超高性能モデル
くるまのニュース
「今日で最後なんですよ」。夫婦で仕上げたチャレンジャーをイベント当日に手放す理由
「今日で最後なんですよ」。夫婦で仕上げたチャレンジャーをイベント当日に手放す理由
Auto Messe Web
新型ハイパーカー『ブラックバード』発表、850馬力の自然吸気V8+6速MT…伝説の偵察機に着想
新型ハイパーカー『ブラックバード』発表、850馬力の自然吸気V8+6速MT…伝説の偵察機に着想
レスポンス
「今のクルマにはない機械的な感じが好き」。28歳の若者が受け継ぐ超希少なランクル40
「今のクルマにはない機械的な感じが好き」。28歳の若者が受け継ぐ超希少なランクル40
Auto Messe Web
予想超えの約7240万円で落札。世界52台の希少色「ディーノ246GT」が放つオーラ
予想超えの約7240万円で落札。世界52台の希少色「ディーノ246GT」が放つオーラ
Auto Messe Web
初めての愛車はZ33ロードスター。見た目で選んだ1台が女性をレースアンバサダーへ導く軌跡
初めての愛車はZ33ロードスター。見た目で選んだ1台が女性をレースアンバサダーへ導く軌跡
Auto Messe Web
ポルシェ911のエンジンは350馬力でブレーキは1200馬力! レーシングドライバーが語る「制動馬力」とは
ポルシェ911のエンジンは350馬力でブレーキは1200馬力! レーシングドライバーが語る「制動馬力」とは
WEB CARTOP
チューナーのレズバニはランボルギーニ ウラカンを砂漠を走る究極のマシンへと変貌させた それが「レズバニ デューンだ!
チューナーのレズバニはランボルギーニ ウラカンを砂漠を走る究極のマシンへと変貌させた それが「レズバニ デューンだ!
AutoBild Japan
全仕様を購入して素性を把握する。19台のZを所有しパーツを開発する名門の美学
全仕様を購入して素性を把握する。19台のZを所有しパーツを開発する名門の美学
Auto Messe Web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村