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2026/27シーズンのアジアン・ル・マンは全戦欧州内での開催が決定。中東情勢を受け異例の事態に

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2026/27シーズンのアジアン・ル・マンは全戦欧州内での開催が決定。中東情勢を受け異例の事態に

 2026/27年シーズンのアジアン・ル・マン・シリーズ(AsLMS)のカレンダーが発表され、全戦がヨーロッパで開催されることが確定した。

 8月3日に発表されたこのカレンダーは、全3イベント・計6レースで構成されている。開幕戦は11月、フランスのポール・リカールで行われる。続いて1月中旬にはスペインのヘレスで4時間レースが2戦行われ、2月にはポルトガルのポルティマオでシーズンが締めくくられる。この一連の開催日程をプロモーターは『ウインター・ル・マン・シリーズ』とも称している。

アジア選手権なのに? AsLMSボスが全戦欧州開催を示唆「中東に行かないならセパンを残す意味がない」

 当初、シリーズのプロモーターはヨーロッパと東南アジアを組み合わせたシーズン開催を計画しており、内部で幾度かの修正・検討が重ねられていた。

 しかし、予定されていたブリラム(タイ)でのイベント開催日程の確保が難航したため、タイでのラウンドおよびセパン(マレーシア)での恒例レースを取りやめ、代わりにヨーロッパのサーキットで開催する方針へと変更された。

 AsLMSのCEOであるフレデリック・ルキアンは6月、今冬の中東ラウンド復帰が実現不可能な場合は、ヨーロッパのみでのシーズン開催を検討すると明かしていた。

 この案は当初、参戦チーム側から反対を受けたとみられる。そのためプロモーターは、東南アジアでの開催案に加え、オーストラリアでのダブルヘッダー(2020年にAsLMSを開催したザ・ベンド・モータースポーツ・パークとシドニー・モータースポーツ・パークでの開催)も検討していたようだ。

 しかし、オーストラリア開催案は最終的に物流上の理由から見送られることとなった。

 ルキアンはさらに、デイトナ24時間やバサースト12時間との日程重複を避ける必要があったことも、アジアでの開催地選びを困難にした要因だと付け加えていた。

 当初の計画では、WEC世界耐久選手権の最終戦である『バーレーン8時間』の直後にアラブ首長国連邦(UAE)で開幕し、ヤス・マリーナ・サーキットとドバイ・オートドロームでレースを行った後、セパンでシーズンを終える予定となっていた。

 しかし、イラン情勢の緊迫化を受けてカレンダーの発表が見送られ、主催者は代替案の模索を余儀なくされていた。

 なお、中東で開催される予定だったWECの最終2戦についても、それぞれバルセロナとモンツァでのヨーロッパ内代替開催へと変更されている。

  ACOフランス西部自動車クラブのピエール・フィヨン会長は次のように述べた。

「2026年は極めて異例な年となった。我々のコントロールが及ばない外部要因により、困難な状況下で、すべての関係者にとって最善となる決断を迫られたのだ」

「あらゆる事実を考慮し、すべての関係者と協議を重ねた結果、2026/27年シーズンのアジアン・ル・マン・シリーズをヨーロッパで開催するという決定に至った」

「この『ウインター・ル・マン・シリーズ』は、チームやドライバーにとって、耐久レースにおける最高峰のタイトルのひとつであるアジアン・ル・マン・シリーズの王座を争うための最適な舞台となるだろう。さらに、LMP2およびGT3クラスのチャンピオンには、2027年のル・マン24時間レースへの自動出場権が与えられる」

「ル・マンは単なる場所ではなく、ひとつの『精神(スピリット)』だ。この冬、その精神はヨーロッパ屈指のサーキットで息づくことになる。もちろん、状況が整い次第、我々はアジアへ戻ることを楽しみにしている」

 AsLMSのスケジュール変更は、ACOとSROが運営する同シリーズにとって極めて重要な時期に行われる。今シーズンは、プライベーターが参戦可能なハイパーカークラスが新たに導入される予定だからだ。

 ハイパーカークラスでは、各トップクラス・プロトタイプ車両にFIAがカテゴライズするブロンズドライバーを1名起用することが義務付けられる。同クラスに加え、LMP2およびGTクラスも開催されるが、LMP3クラスは独立し、新たに『アジアン・ル・マン・カップ』として開催される(同カップにはGT3仕様車も参戦する)。

 Sportscar365が得た情報によると、LMP2チームにはオレカ07の『ロー・ダウンフォース仕様(ル・マン用エアロキット)』の使用が義務付けられる見通しだ。これは、ハイパーカークラスにおけるブロンズ・ドライバー起用の義務付けを考慮し、両クラス間の性能差を拡大させるための措置とみられる。

 一方、タイヤウォーマーの使用については、ハイパーカークラスのチームにのみ許可される予定となっている。


●2026/27年 アジアン・ル・マン・シリーズ スケジュール(8月3日発表)



Rd./Date/Circuit
1・2/11月13~15日/ポール・リカール
3・4/1月15~17日/ヘレス
5・6/2月19~21日/ポルティマオ

[オートスポーツweb 2026年08月04日]

文:AUTOSPORT web
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みんなのコメント

2件
  • era********
    ヨーロピアン・ル・マン・ウィンター・シリーズ
  • viscometer
    アジアン(欧州)←🤔?

    まぁ、記事の通りの事情だと仕方ないのか
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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