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ヘッドライトのスイッチ部分に謎の「AUTO」がある!? 実は法律が変わった! ドライバーにとって「良いことだらけ」の理由とは

掲載 更新 134
ヘッドライトのスイッチ部分に謎の「AUTO」がある!? 実は法律が変わった! ドライバーにとって「良いことだらけ」の理由とは

■法律が変わった

 最近、ヘッドライトのスイッチの部分に「AUTO」のモードがあるクルマが増えたように思いませんか。それもそのはず。2020年4月から販売されている乗用車(ニューモデルのみ)に「オートライト機能」の搭載が義務付けられているのです。

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 2016年10月に道路運送車両の保安基準が改正された際、2020年4月以降に発売されるニューモデル(乗用車)にはオートライト機能の搭載が義務づけられています。

 具体的には「乗車定員11人以上の旅客自動車及び車両総重量3.5t超の貨物自動車」については、新型車の適用時期は2021年4月から、継続生産車は2023年10月からとなっています。

 ちなみに上記以外のクルマ(2輪自動車、側車付き2輪自動車、3輪自動車、カタピラ及びそりを有する軽自動車、大型特殊自動車 小型特殊自動車並びに被牽引自動車を除く)は、新型車の適用時期が2020年4月から、継続生産車は2021年10月からとなっています。

 それ以前に生産・販売されたクルマについてはオートライト機能が搭載されていなくても問題はなく、車検や法定点検時においても特に対応することはありません。

 また、2024年4月に以前に生産・販売されたクルマですでにオートライトが装備されている場合においても、ユーザーが対応することは特にありません。

 補足として、2024年4月以前とそれ以降では、オートライト機能に定められた保安基準に違いがあります。

 2024年4月以前は「点灯時の周囲の照度」「点灯時の応答時間」「消灯時の周囲の照度」「消灯時の応答時間」について明確な基準はありませんでした。

 しかし、2024年4月以降は「点灯時の周囲の照度:1000ルクス未満」「点灯時の応答時間:2秒以内に点灯」「消灯時の周囲の照度:7000ルクス以上」「消灯時の応答時間:5秒以上300秒以内」と、明確な基準が設けられています。

 また、手動によるヘッドライトのオン・オフ機能が、2024年4月以降はカットされているのです。 

 すでに5年が経過したこともあり、ヘッドライトのスイッチに「AUTO」のモードが設定された乗用車が増えました。

 ここ数年、新車を購入したオーナーであれば「そういえばヘッドライトのオン・オフ機能がないな・・・」と思われているかもしれませんが、実はこの法改正が関係しているのです。 

 ここ数年で新車を購入したユーザーはもちろんのこと、カーシェアリングやレンタカーなど、比較的新しいクルマに乗る機会があれば、オートライト機能を目にしたことがあるはずです。

「オートライト」は、クルマに搭載されたセンサーが周囲の明るさを検知して自動的にヘッドライトをオン・オフしてくれる便利な機能です。

「AUTO」のモードに設定しておけばドライバーは何もする必要はありません。

 夕方や夜間にヘッドライトの点灯を忘れ、無灯火で路上を走ることもなくなります。

 また、エンジンを切ってクルマから離れる際、「ヘッドライトの消し忘れでバッテリーを上げてしまった・・・」といった悲劇も回避できるようになりました。

 良いことづくめなオートライトの義務化ではありますが、まだまだ移行期間です。

 普段はオートライト機能を装備するクルマに乗るドライバーが、少し前のクルマを運転するときなど「スモールおよびヘッドライトの点灯し忘れ」を起こしがちです。

 しばらくは、運転する前に必ず「オートライト機能が搭載されているか」のチェックが必要だと思われます。

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みんなのコメント

134件
  • gat********
    謎でもなんでもないだろ。
    トンネルに入ったり、夜になってもライトつけない馬鹿が増えたから義務化されたんだろうが。
  • reg*******
    オートライト機能自体は昔からあるが、現在の新車は走行中は任意で消灯できないものが義務化された。
    点けるのが遅かったり、真夜中やトンネルでも無灯火で走るバカのせい。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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