現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > F1アメリカGPフリー走行2回目:タイトルに王手のハミルトン首位。レッドブル・ホンダのフェルスタッペン肉薄の3番手

ここから本文です

F1アメリカGPフリー走行2回目:タイトルに王手のハミルトン首位。レッドブル・ホンダのフェルスタッペン肉薄の3番手

掲載
F1アメリカGPフリー走行2回目:タイトルに王手のハミルトン首位。レッドブル・ホンダのフェルスタッペン肉薄の3番手

 F1アメリカGPのフリー走行2回目が行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムを記録した。

 午前中に行われたFP1は、気温9度と非常に寒いコンディションで始まった。しかしそこから気温は徐々に上がり、FP2の開始時には15度。路面温度も24度まで上昇した。また風がその強さを増した。

■今年のテーマは“アメフト”! リカルドがアメリカGP仕様のヘルメットデザイン公開

 セッション開始と同時に、ウイリアムズとマクラーレン、レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボン、トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトらがコースインした。その中でまずはアルボンが1分36秒949を記録し、基準となるタイムを刻んだ。なおこのセッションでも、ピレリが持ち込んだ2020年のテスト用タイヤを使うことが許された。

 アルボンのタイムは、すぐに数人のドライバーに更新されてしまう。しかしアルボンは2度目のアタックでタイムを削り、1分35秒411まで更新。再びタイムシートのトップに立った。

 ただ、メルセデスとフェラーリも黙っていない。まずはバルテリ・ボッタスが1分35秒108を記録し、その後シャルル・ルクレール(フェラーリ)が1分34秒742までタイムを更新した。

 その直後、セクター1の複合S字コーナーでアタック中だったロマン・グロージャン(ハース)が、バランスを崩して高速でクラッシュ。マシンのフロント部を大破させてしまう。これでセッションが赤旗中断となってしまった。

 残り1時間12分という段階からセッションが再開。すぐに7~8台のマシンがコースインし、その他のマシンもこれを追うようにしてコースに出ていった。

 テスト用タイヤを除けば、いずれのドライバーもこのセッション最初のタイヤにハードもしくはミディアムを選択。セッション序盤にソフトタイヤを履いたドライバーは誰もいなかった。

 そんな中、トップ3チームのうちルイス・ハミルトン(メルセデス)とセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)はハードタイヤを装着。彼らはチームメイトよりも1セット多い2セットのハードタイヤを持ち込んでおり、ミディアムタイヤを履くチームメイトの走行データと、しっかりと比較することを目指した。なおハミルトンは、ハードタイヤを履きながらも2番手タイムを記録してみせた。

 対するレッドブル・ホンダ勢は、ふたりのドライバー共に1セットしかハードタイヤを持ち込んでおらず、フリー走行で試すことができない状態。レースに向けては、これがハンデになる可能性もある。ミディアムタイヤを履いていたフェルスタッペンは11周を走り終えた段階でピットイン。大きな性能劣化(デグラデーション)が生じていると訴えた。

 残り時間約50分という頃から、各陣営がソフトタイヤを履いてコースイン。まずはボッタスが1分34秒077で首位に立った。しかしそれもつかの間。すぐさまフェラーリの2台がアタックを行い、ルクレール首位、ベッテルが2番手につけた。ただここCOTAをめっぽう得意とするハミルトンがこれを上回る1分33秒232を記録し、一気に首位を奪った。

 レッドブル勢は少し遅れたタイミングでアタックを実施。アレクサンダー・アルボンは5番手のタイムを記録したが、ターン19でコースオフがあり、タイム抹消となった。一方、マックス・フェルスタッペンはフェラーリ勢2台の間に割って入る3番手とした。アルボンはその後再度アタックを行い、6番手となった。

 全車がソフトタイヤでのアタックを終えた段階で特筆すべきだったのは、トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーだ。ガスリーは7番手タイムを記録し、中団グループ勢のトップ。その後ろに、特にここ数戦の予選で好調のカルロス・サインツJr.(マクラーレン)が続いた。

 その後各車がロングランのプログラムに移行。そんな中、ベッテルがスピンし、真逆を向いてしまうシーンもあった。クビアトもスピンを喫している。

 このロングラン実施中、ボッタスらはタイヤのトレッド面にグレイニングができていることを報告。しかし大事には至らず、デグラデーション(性能劣化)もメキシコGPの時ほどはひどくなさそうだった。

 結局ハミルトンがトップのままセッションが終了。以下ルクレール、フェルスタッペンと続き、トップ3チームが三つ巴の戦いを繰り広げそう……そんな状況だった。

 中団グループの最速はガスリー。サインツJr.らとの激しい戦いとなりそうだ。レーシングポイントのランス・ストロールが9番手、アルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィが10番手となった。

こんな記事も読まれています

日産歴代最強のSRターボ [SR20VET]搭載車は初代エクストレイルGTだった……なぜS15シルビアや初代シルフィに積まれなかった?
日産歴代最強のSRターボ [SR20VET]搭載車は初代エクストレイルGTだった……なぜS15シルビアや初代シルフィに積まれなかった?
ベストカーWeb
新店舗「レンタル819府中」が4/19オープン!
新店舗「レンタル819府中」が4/19オープン!
バイクブロス
開発テーマは原点回帰──トヨタ ランドクルーザー 250が発売|TOYOTA
開発テーマは原点回帰──トヨタ ランドクルーザー 250が発売|TOYOTA
OPENERS
自動車業界に相次ぐ不祥事……日産が約30億円不当減額!! 公取委が下請法違反で勧告
自動車業界に相次ぐ不祥事……日産が約30億円不当減額!! 公取委が下請法違反で勧告
ベストカーWeb
隣のレーンなら空きがあるのに周回できない! EVを充電したあと休憩できない! 「SA・PA」頼むから改善してくれませんポイント5つ
隣のレーンなら空きがあるのに周回できない! EVを充電したあと休憩できない! 「SA・PA」頼むから改善してくれませんポイント5つ
WEB CARTOP
5年ぶりF1中国GPが復活! FP1はストロール最速。角田裕毅12番手……スプリント開催もコース炎上の珍トラブルも発生
5年ぶりF1中国GPが復活! FP1はストロール最速。角田裕毅12番手……スプリント開催もコース炎上の珍トラブルも発生
motorsport.com 日本版
トヨタ新型「ランクル250」正式発売! 15年ぶりに全面刷新! 従来プラドから何が変わった? 角目・丸目設定で520万円から
トヨタ新型「ランクル250」正式発売! 15年ぶりに全面刷新! 従来プラドから何が変わった? 角目・丸目設定で520万円から
くるまのニュース
バイク未来総研によるリセールプライスランキングで「カワサキ・ELIMINATOR」が初の首位を獲得!
バイク未来総研によるリセールプライスランキングで「カワサキ・ELIMINATOR」が初の首位を獲得!
バイクブロス
レクサス、新型GXの国内導入の概要を発表。100台限定のローンチモデル「GX550 ”OVERTRAIL+”」の抽選注文受付を開始
レクサス、新型GXの国内導入の概要を発表。100台限定のローンチモデル「GX550 ”OVERTRAIL+”」の抽選注文受付を開始
月刊自家用車WEB
ランス・ストロールがトップ。ピアストリ、フェルスタッペン続く。角田裕毅は12番手|F1中国FP1速報
ランス・ストロールがトップ。ピアストリ、フェルスタッペン続く。角田裕毅は12番手|F1中国FP1速報
motorsport.com 日本版
ヘッドライトが自動で点灯! 「オートライト機能」は、夕暮れ時の事故を防ぐ“切り札”になれるでしょうか?
ヘッドライトが自動で点灯! 「オートライト機能」は、夕暮れ時の事故を防ぐ“切り札”になれるでしょうか?
Merkmal
新型レクサスGX、1000万円超で発売開始!──GQ新着カー
新型レクサスGX、1000万円超で発売開始!──GQ新着カー
GQ JAPAN
レクサス「GX550」を2024年秋より通常販売。これに先立ち、6月上旬より「GX550 オーバートレイル+」を抽選で100台限定販売
レクサス「GX550」を2024年秋より通常販売。これに先立ち、6月上旬より「GX550 オーバートレイル+」を抽選で100台限定販売
Webモーターマガジン
レクサス、ランクル250と兄弟車のGXを発表。初回は100台を販売
レクサス、ランクル250と兄弟車のGXを発表。初回は100台を販売
driver@web
ホンダ新型「SUV」世界初公開! 未来感スゴい新型「P7」登場! 24年末以降に中国で発売へ
ホンダ新型「SUV」世界初公開! 未来感スゴい新型「P7」登場! 24年末以降に中国で発売へ
くるまのニュース
初心者向け安全運転スクール! スズキが「U30スズキセイフティスクール」の開催日程を発表
初心者向け安全運転スクール! スズキが「U30スズキセイフティスクール」の開催日程を発表
バイクのニュース
カローラクロス対抗馬完成!? 欧州で新型キャシュカイ堂々発進 日本導入はマジであるのか
カローラクロス対抗馬完成!? 欧州で新型キャシュカイ堂々発進 日本導入はマジであるのか
ベストカーWeb
アルファロメオ『ジュニア』がミラノ・デザインウィーク2024に登場
アルファロメオ『ジュニア』がミラノ・デザインウィーク2024に登場
レスポンス

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村