クラウン スポーツの最上級モデルが出た!
航続距離は1200km以上を実現!
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12月19日、トヨタは、新型「クラウン スポーツ」のプラグインハイブリッド車(PHEV)を発売開始した。
新型クラウン スポーツPHEVは、2.5Lプラグインハイブリッドシステムを搭載。出力密度の高い駆動用モーターを採用し、システム最高出力は225kW(306ps)に達する。車体中央の床下には大容量リチウムイオン電池を配置。満充電状態でEV走行距離は90kmを確保した。ハイブリッド燃費は20.3km/L。ガソリンタンク容量も55Lを確保した結果、航続距離は1200km以上に達した。駆動方式はE-Four(電気式4WDシステム)だ。充電は普通充電にくわえ、急速充電も設定。充電時間も普段の200V用充電ケーブルを使った場合と比べ、約38分(満充電量の約80%)短縮された。
発電・給電機能も拡充。普通充電時にパワースイッチをONにすると、外部電源の電力を利用してエアコンやオーディオの使用が可能になる「マイルームモード」を搭載。停電・災害時などの緊急時やアウトドアに役立つ、最大1500W(AC100V)の外部給電機能も標準装備。センターコンソールボックス後端とラゲージ内に設置されたアクセサリーコンセントに加え、付属のヴィークルパワーコネクターを充電インレットに差し込むことで、AC100V/1500Wの外部給電コンセントとしても活用できる。
ボディの最適な剛性バランスをさらに追求するべく、「SPORT Z」グレードをベースにフロアトンネル部へのブレースを追加した。足まわりでは、前後ショックアブソーバーの摩擦特性と減衰力特性を最適化。路面状況や運転操作に応じ、ショックアブソーバーの減衰力を4輪独立で制御するAVS(Adaptive Variable Suspension)とした。くわえて前輪は20インチベンチレーテッドディスクブレーキを採用。また、専用20インチ対向6ピストンアルミキャリパーを設定し、制動力を向上させるとともにスポーティイメージを醸成する。フロント・リヤともにブレーキのキャリパーはレッドだ。ホイールは、21インチ大径広幅タイヤとマットブラック塗装を施した専用デザイン。
インテリアはブラック&センシュアルレッドの2トーンで、運転席と助手席で左右非対称に配色。また、新開発の光輝材を入れた表皮を組み合わせた。フロント&リヤ席のシートベルトはレッドだ。フロントシートは、赤いステッチを施したスポーツタイプとした。手元の操作でスムーズなシフト操作が可能なパドルシフトも採用する。
新型クラウン スポーツPHEVは「RS」のモノグレードで、価格は765万円。
文と編集・稲垣邦康(GQ)
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