現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 中古の3代目プリウス魅力的お値段!! 「10年で寿命」の噂と3代目プリウスがまだまだ現役なケースが実在するワケ

ここから本文です

中古の3代目プリウス魅力的お値段!! 「10年で寿命」の噂と3代目プリウスがまだまだ現役なケースが実在するワケ

掲載 103
中古の3代目プリウス魅力的お値段!! 「10年で寿命」の噂と3代目プリウスがまだまだ現役なケースが実在するワケ

 「ハイブリッドカーはバッテリーが10年持たない」、かつてそんな評判が業界内外に広まっていた時代があった。しかし今、3代目プリウス(30系)の登場から15年以上が経過したにもかかわらず、街中では今も元気に走る個体を頻繁に見かける。前評判はいったい何だったのか。現代のハイブリッドカーはどこまで乗り続けられるのか、その耐久性と寿命を改めて考えてみたい。

文:佐々木 亘/画像:ベストカーWeb編集部、トヨタほか

【画像ギャラリー】いまだに街で見かける30系・50系プリウスの「驚異の生存率」 そして特徴的なリアとドでかラゲッジ……あの絶妙な使い勝手を写真で思い出そう!(13枚)

初代プリウスの教訓

 ハイブリッドバッテリーへの不安が広まった背景には、初代プリウスの存在がある。初代の前期型では、長期間使用しない場合や急激な加減速を繰り返すと出力制限の警告灯が点灯し、そのたびにバッテリー交換が必要になるという問題が頻発した。

 かつてトヨタは、この車種に限定してハイブリッドバッテリーの永年保証を付けていたほど、品質面での課題は深刻なものだった。その保証がようやく終了したのは、2024年3月末のことだ。

 しかし2代目以降では大幅な改善が図られ、3代目プリウスに至ってはほとんどの個体が10年・10万キロの使用に問題なく耐えられるレベルへと進化した。販売現場で今もバッテリーの耐久性を心配する声を耳にすることはあるが、普通の使い方であれば、その心配はほぼ無用といっていい。

12年・18万kmでも快調な現実

 実際のところ、ニッケル水素バッテリーを搭載した3代目プリウスをはじめとするトヨタ・レクサス車では、10年・10万キロを超えてもバッテリートラブルが起きる例は極めて少ない。販売現場に長く従事してきた筆者自身も、ハイブリッドバッテリーの交換事案は販売台数に対してごくわずかという印象だ。

 筆者が所有していた2012年9月初度登録の30系プリウスは、登録から12年を超え走行距離が約18万km以上に達したが、ハイブリッドシステムを含め大きなトラブルは一切発生なかった。燃費も劣化どころか、夏場に225サイズの18インチタイヤを装着した状態でも19km/Lを記録。冬にスタッドレスタイヤへ替えると平均燃費は20km/Lを超える。

 これだけ走って、良質なコンディションを維持しているという事実は、現代のハイブリッドバッテリーの信頼性を如実に示しているだろう。

 現在主流となっているリチウムイオン電池については、実地での耐用データを積み上げている最中ではあるものの、ニッケル水素と同様に10年・10万キロ程度では音を上げないと考えて差し支えないと考える。「ハイブリッドは壊れやすい」というイメージは、もはや初代プリウス時代の古い話に過ぎない。

バッテリーを長持ちさせる乗り方とは

 ただし、ハイブリッドバッテリーも充電池である以上、使い方次第で寿命は大きく変わる。早期にバッテリー交換が必要になった車両に共通する特徴として、年式のわりに走行距離が少ないという点が挙げられるのだ。目安としては年間走行距離3000km以下の車両。

 これほど乗らないのであれば、そもそもハイブリッドの燃費メリットも享受しにくく、純ガソリン車を選んだほうが経済的にも合理的といえる。

 逆に、適度に走っている車両はバッテリートラブルが少ない。これからニッケル水素搭載のハイブリッド中古車を検討している人には、「初度登録からの年数×8000km」を目安に走行距離を確認することをお勧めしたい。適度に使われてきた個体を選ぶことが、長く付き合うための近道だ。

 なお、年間10万km以上走るような過酷な使用条件では、わずか4年・走行距離40万km超でバッテリー交換に至ったケースもある。しかしこれは例外的な使用環境であり、一般的なユーザーが心配すべき話ではない。むしろこのケースは、それだけ酷使してもきっちり40万km働き続けたという、バッテリーの大往生として捉えることもできる。

 結論として、現代のハイブリッドカーは思いのほか頑丈だ。30系プリウスが今も多数現役で走り続けているという事実が、その証明といえる。燃費の良さという経済的なメリットを享受しながら、適度な距離を走り続けること。

 それだけでハイブリッドカーは長く快調に応えてくれる。バッテリー寿命への過度な心配は、もう必要ない時代になっているのだ。

文:ベストカーWeb ベストカーWeb

こんな記事も読まれています

エンジンオイル交換5000kmはもう古い? メーカー推奨1.5万kmは新常識? 放置したクルマの末路とは
エンジンオイル交換5000kmはもう古い? メーカー推奨1.5万kmは新常識? 放置したクルマの末路とは
ベストカーWeb
やるとヘタリます! ジワジワ痛みつける悪習慣! 壊れる前に防ぐ!! クルマを13年超長持ちさせたいならやっちゃいけないこと
やるとヘタリます! ジワジワ痛みつける悪習慣! 壊れる前に防ぐ!! クルマを13年超長持ちさせたいならやっちゃいけないこと
ベストカーWeb
さらに長寿命化を実現!! 新世代マキタ互換バッテリーが登場
さらに長寿命化を実現!! 新世代マキタ互換バッテリーが登場
ベストカーWeb
ガソリン220円時代突入!? いまBEVを買うのは「得」か「損」か? リアルな維持費とリセールで検証
ガソリン220円時代突入!? いまBEVを買うのは「得」か「損」か? リアルな維持費とリセールで検証
ベストカーWeb
ドヤ顔で話すと赤っ恥!? クルマの勘違いあるある5選
ドヤ顔で話すと赤っ恥!? クルマの勘違いあるある5選
ベストカーWeb
約420万円前後で探せる上等な1台 初代ベントレー・コンチネンタルGT【UK中古車ガイド】(2) 軽微な不調でも費用は膨らみがち
約420万円前後で探せる上等な1台 初代ベントレー・コンチネンタルGT【UK中古車ガイド】(2) 軽微な不調でも費用は膨らみがち
AUTOCAR JAPAN
【このランクルなんぼ?】27年落ち&走行距離13万5千kmのトヨタ ランクルーザー この値段で一体誰が買うんだ?でもいるんだろうな買う人・・・
【このランクルなんぼ?】27年落ち&走行距離13万5千kmのトヨタ ランクルーザー この値段で一体誰が買うんだ?でもいるんだろうな買う人・・・
AutoBild Japan
ホンダ スーパーワンは補助金130万円で実質209万200円!! 新型EVスポーツの衝撃コスパは本当に買いか?
ホンダ スーパーワンは補助金130万円で実質209万200円!! 新型EVスポーツの衝撃コスパは本当に買いか?
ベストカーWeb
「ランドクルーザー」は50万km走行の個体でも値が付くってマジ!? トラック・バスなみの中古市場が形成されている理由とは
「ランドクルーザー」は50万km走行の個体でも値が付くってマジ!? トラック・バスなみの中古市場が形成されている理由とは
WEB CARTOP
受賞歴は一流!! でも中古車市場では“空気”なクルマ列伝
受賞歴は一流!! でも中古車市場では“空気”なクルマ列伝
ベストカーWeb
カタログ燃費に勝つことも!? ソリオの実燃費が衝撃すぎる
カタログ燃費に勝つことも!? ソリオの実燃費が衝撃すぎる
ベストカーWeb
【比較してみた】「原付」に乗りたいけど「原付一種」はもうない…… “新基準原付”と“電動スクーター”ならどっちが良い?
【比較してみた】「原付」に乗りたいけど「原付一種」はもうない…… “新基準原付”と“電動スクーター”ならどっちが良い?
くるまのニュース
充電インフラと都市の壁……BEV普及の前に立ちはだかる「現実」 イマあらためてハイブリッドがモビリティの最適解とされる理由
充電インフラと都市の壁……BEV普及の前に立ちはだかる「現実」 イマあらためてハイブリッドがモビリティの最適解とされる理由
ベストカーWeb
【最速試乗】新型エルグランドは「格が違う」走りで「アルヴェル超え」!!  "わかりやすさ"と"価格の納得感"で王座奪還なるのか
【最速試乗】新型エルグランドは「格が違う」走りで「アルヴェル超え」!!  "わかりやすさ"と"価格の納得感"で王座奪還なるのか
ベストカーWeb
高嶺の花だった「大排気量エンジン搭載車」の値段が下がってるぞ! いまこそ買いたい中古モデル3選
高嶺の花だった「大排気量エンジン搭載車」の値段が下がってるぞ! いまこそ買いたい中古モデル3選
WEB CARTOP
なぜ日本車のスピードメーターは180km/h上限ではなくなったのか? 高性能化とグローバル化が変えた“常識”
なぜ日本車のスピードメーターは180km/h上限ではなくなったのか? 高性能化とグローバル化が変えた“常識”
ベストカーWeb
スズキ ソリオの4WDは買いか? 2WDとの価格差・燃費差から徹底検証!!
スズキ ソリオの4WDは買いか? 2WDとの価格差・燃費差から徹底検証!!
ベストカーWeb
え、ゴキブリって呼ばれてたの!?!? おじさん世代感涙の昭和の珍あだ名6選
え、ゴキブリって呼ばれてたの!?!? おじさん世代感涙の昭和の珍あだ名6選
ベストカーWeb

みんなのコメント

103件
  • exm********
    車に罪は無いけれど、変な運転する人がめちゃめちゃ多い車種。
  • tak********
    偏見だが、外国人がこれ乗りまわしてるのを見かけたら用心した方がいい
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

277 . 0万円 460 . 9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0 . 0万円 769 . 0万円

中古車を検索
トヨタ プリウスの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

277 . 0万円 460 . 9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0 . 0万円 769 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村