■カジュアルだけど中身は「本格派」
これまで開催されてきた国内外のモーターショーでは、新時代の到来を予感させる意欲的なコンセプトカーが多数披露されますが、残念ながら市販化が叶わなかったモデルも存在します。
【画像】超カッコイイ! これがスズキの「斬新・小型トラック」です! 画像で見る(50枚以上)
スズキが2007年10月開催の第40回「東京モーターショー2007」で参考出品した「X-HEAD(エックスヘッド)」はまさにそんな“幻”の1台といえます。
X-HEADは2ドアボディを持つ小型トラックのコンセプトカーです。
当時スズキは「従来に無い多様な価値をもたらす新ジャンルの“クロスユーティリティビークル”」と説明しています。
ボディサイズは全長3750mm×全幅1695mm×全高1860mm、軽自動車規格より大きいものの、小型商用車の4ナンバーサイズにおさまり、非常に短い全長を持ちます。
エクステリアは本格SUVのような風貌で後ろ半分は荷台となっているピックアップトラックスタイルを実現。スズキによれば、高い積載性を持つ「キャリイ」のDNAを受け継いだといい、実用性にも配慮されました。
垂直なウインドウ配置や大きく張り出した迫力のある前後フェンダー、短いボンネット、大型のブラックガーニッシュに配したメッシュグリルや大きな「SUZUKI」エンブレムなど、斬新でボディサイズ以上に存在感を発揮する、力強いスタイルが特徴です。
荷台部分のボディ側面はトラックの「アオリ」のように開きますが、アオリではなく「マルチボックス」と呼ばれる収納が設けられています。
公開時はオフロードバイクを積載していたため、マルチボックスにはゴーグルやグローブ、ブーツなどが収納できる様子が表現されていました。
パワートレインは1.4リッターガソリンエンジンを想定したといい、これを車体中央に搭載するミッドシップレイアウトを採用。これにスズキが四輪駆動車「ジムニー」「エスクード」で培った、LSD付センターデフ方式の本格四輪駆動システムを組み合わせます。
加えて、堅牢なラダーフレームシャシやハイリフト化によるデパーチャー・アプローチアングルの確保、前後3リンクリジットサスペンションを採用するなど、エクステリアの存在感に負けない高い悪路走破性を実現しています。
また、ラダーフレーム式にしたのは、通常のトラックのように荷台ユニットを用途に応じて付け替えることを想定したという理由もあります。
例えば、大人2人が寝泊まりできる「キャンパー」タイプユニットの装着のほか、街でクールに乗る「ファッション」、さまざまな道路での救難・救助を想定した「レスキュー」ユニットなど、個人ユーザーに加え、業務や公的機関での使用も検討されていたようです。
そんなX-HEADでしたが、2007年の公開時、コンセプトカーとしては比較的現実味のあるパッケージングやスタイリッシュなデザイン、絶妙なサイズ感などから多くのユーザーから市販化が期待され、大きな話題になりました。
しかし残念ながら、登場から17年以上が経過した現在も、直接的な市販モデルは登場していません。
公開から時が経ち、今ではキャンプやアウトドアレジャーが浸透し、商用ニーズがメインであった小型トラックや商用バンが、手軽かつ利便性の高いベース車として一般ユーザーにも選ばれるようになってきました。
さらに、トヨタ「ハイラックス」や三菱「トライトン」など、本格四駆とトラックを組み合わせたモデルも一部の人から熱狂的な支持を獲得しています。
もし今X-HEADが登場すれば、カジュアルなスタイルの新たな小型トラックとして人気になるかもしれません。(くるまのニュース編集部)
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俺なら無理。