2020年限りでレッドブルF1チームのレギュラーシートを失い、2021年は同チームでリザーブ兼テストドライバーを務めるアレクサンダー・アルボン。彼はリザーブ業務の傍ら、レッドブルのサポートの下でDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)に参戦するが、motorsport.comの調べによると彼がドライブするマシンはフェラーリ488 GT3となるようだ。
レッドブルはアルボン、そしてレッドブルジュニアのリアム・ローソンをDTMに送り込むことを既に明らかにしているが、プレスリリースでは彼らがどのマシンをドライブするかについて言及されていなかったため、様々な憶測が流れることとなった。
■F1シート失ったアルボン、2021年はリザーブの傍らで新生DTM参戦へ
レッドブルにとっては、F1におけるパワーユニットサプライヤーで強い繋がりを持つホンダのマシンを採用する、という選択肢もあったかもしれない。しかしホンダはDTMにマーケティング的な価値を見出していないと考えられるため、その可能性は低い。
もっとも中欧市場はホンダにとって優先順位が高くないと見られている。スーパーGT参戦経験があり日本との繋がりも深いジェンソン・バトンが率いるGT3チーム『ジェンソン・チーム・ロケット・RJN』も、2019年はホンダ・NSX GT3を投入してブランパンGT(現GTワールド・チャレンジ・ヨーロッパ)に参戦していたが、2020年からは参戦車両をマクラーレン720S GT3にスイッチし、イギリスGT選手権を主戦場として戦った。なお、彼らは2021年のDTMにもマクラーレンで参戦することを表明している。
アストンマーチンもまた、レッドブルにとっては現実的な選択肢ではない。両者はかつてF1においてパートナー関係にあったが、2021年からアストンマーチンはF1ワークス活動(レーシングポイントからの名称変更)をスタートさせ、メルセデスとの結び付きを強めている。
そういった背景もあり、アルボンとローソンはフェラーリをドライブすることになると見られるが、2台のフェラーリ488 GT3をどのチームが運営していくかはまだ決まっていないようだ。ただAFコルセは有力な選択肢のひとつだ。
AFコルセのスポーツディレクターを務めるバッティ・プレグリアスコは、チームのDTMプログラムにレッドブルが参画する可能性について「絶対にないとまでは言わないが、我々は他のプログラムに忙殺されており、非常に難しいだろう」とコメントしている。
一方でシングルシーター選手権においてレッドブルと関わりを持ってきたカーリン、DAMS、モトパークなどはいずれも、このプロジェクトへの関心を否定している。
■アルボンはキャシディとシートをシェアする可能性も
アルボンは前述の通り、レッドブルF1のリザーブ兼テストドライバーを務めるため、DTMにはF1の業務に支障をきたさないレースのみ参戦する形となる。
アルボンが欠場する場合の代役ドライバーについては後日発表されることとなっているが、motorsport.comに入っている情報によれば、スーパーGT、スーパーフォーミュラでタイトルを獲得した経験を持つニック・キャシディが候補となっているのではないかと見られている。
レッドブルアスリートとして活動しているキャシディは、2020年を最後に日本でのレース活動に一旦区切りを付け、2021年からフォーミュラEにフル参戦することとなっている。キャシディはスパ24時間や鈴鹿10HでフェラーリのGT3マシンをドライブした経験があり、2019年にスーパーGTとDTMによる特別交流戦が開催された際にはレース1で勝利している。
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