おすすめポイント解説付き！猛暑のカーライフに欠かせないダイソーのサンシェード使いくらべ【100均】

日本各地で真夏日が出始め、露天駐車したマイカーのサンシェードが欠かせない季節となった。

これだけ暑いと、サンシェードを装着したからといって車内温度はそれほど下がらない。しかし、ダッシュボードをはじめ内装品の熱のこもりは割と低減できる。そのおかげで、エアコンの効きが早くなり、内装品の劣化も防げるなどメリットは大きく、装着しない手はない。

サンシェードはカー用品店だけでなく、100円ショップでも取り扱いがある。特にダイソーは種類が豊富で、選択に迷うほど。そこで今回は、ダイソーで販売中の何点かをピックアップ。実際に使用してレビューしたい。

220円と破格な定番タイプ「両面アルミサンシェード」

日光を遮断するアルミ蒸着フィルムを使った定番的な商品が、ダイソーにもある。それが、「両面アルミサンシェード」で、サイズはジュニア、スタンダード、ジャンボでほぼ全車種をカバー。サイズ別の適合車種一覧は、包装のQRコードを読み取って確認できる。

他社の類似製品とそっくりだが、価格は圧倒的に安くて220円。そのぶん、厚みは3mmと薄い。「両面」というのは、どちら側にもアルミ蒸着が施されていることを指す。中身を引っ張り出して広げると、長方形のサンシェード本体と吸盤2つが出てきた。上が少し凹んでいるが、これはバックミラーとかち合わないようにするため。

装着するには、フロントガラスに貼り付けるように当て、吸盤で固定すればよい。説明書きには、「フロントガラスとのすき間がありますと高温になり、やけどや商品が溶ける恐れがあります」とあるので、そこは注意。下の写真のとおり、かなりうまくフィットし、遮光性は高い（写真はドアを開けているので光は入っているが、閉じると結構暗くなる）。

■商品詳細

商品名：両面アルミサンシェード
価格：220円
原産国：中国
材質：ポリエステル、ポリエチレン、アルミ蒸着フィルム、スチール、塩化ビニル樹脂（吸盤）
商品サイズ：
ジュニア→幅130cm×高さ55cm
スタンダード→幅130cm×高さ68cm
ジャンボ→幅145cm×高さ78cm
種類：ジュニア、スタンダード、ジャンボ
商品ページ（スタンダード）：https://jp.daisonet.com/products/4550480680705

フロントガラス全体をくまなく遮光する「タッチアップ式サンシェード」

こちらもアルミ蒸着フィルムのサンシェードだが、0.1cmとはるかに薄い。吸盤は付属しておらず、両手で本体をフロントガラスに押し当て、サンバイザーを下ろして固定する。サイズは、ジュニア、スタンダード、ジャンボ、スーパージャンボの４種類。

なにぶん薄いので、「両面アルミサンシェード」に比べて、内装品の温度上昇を食い止める力は落ちるかもしれない。反面、バックミラーの上の部分も完全に覆うことができ、遮光性に関してはこちらに軍配が上がる。

使わないときは、八の字のように折り曲げてバンドで留めると、円形のコンパクトサイズになる。ドア内側の収納部にもしまえるので、さっと出し入れできて便利。

■商品詳細

商品名：タッチアップ式サンシェード
価格：330円
原産国：中国
材質：ポリエステル、ポリウレタン、スチール
商品サイズ：
ジュニア→幅128cm×高さ70cm
スタンダード→幅130cm×高さ76cm
ジャンボ→幅140cm×高さ87cm
スーパージャンボ→幅148cm×高さ98cm
種類：ジュニア　スタンダード　ジャンボ　スーパージャンボ
商品ページ（ジュニア）：https://jp.daisonet.com/products/4550480680781

たたんで超コンパクトに収納できる「折りたたみ傘型サンシェード」

品名のとおり、まさに折りたたみ傘を彷彿とさせるのがこちら。ポリのケースから引き出し、柄の部分を持ちながら開くと、横長のアルミ蒸着されたサンシェードが姿を現す。サイズは、幅128cmのレギュラーと幅140cmワイドの２種類あり、高さはどちらも66cmと共通している。

幅に比して高さが低いのが少し気になったが、装着してみるとやはり上の方があいてしまう。サンバイザーを下ろすことで多少はカバーできるが、遮光性の点では心もとないと感じた。たたんでの収納性は抜群なので、ちょっと惜しい商品だ。



■商品詳細

商品名：折りたたみ傘型サンシェード
価格：レギュラーは770円、ワイドは1100円
原産国：中国
材質：ポリエステル、ポリプロピレン、スチール、ポリエステル（ケース）　
商品サイズ：レギュラーは幅128cm（ワイドは140cm）×高さ66cm（折り畳み時の長さ36.5cm）
種類：レギュラー、ワイド
商品ページ（レギュラー）：https://jp.daisonet.com/products/4550480680637

側面からの日射を防ぐ「静電気でくっつくサンシェード（サイドガラス用）」

サイドガラスからの日光の遮断に特化したサンシェード。吸盤ではなく、自然に生じる静電気の作用でピタッと貼り付く。内側から外は見えるが、外からは内部は見えないので目隠し効果もある。


あらゆる車種のサイドガラスに適合するよう、形状は角丸の長方形となっているが、そのせいでカバーできない部分があるのは仕方ないか。なお、0.2cmと薄手だが、貼りつけた状態では窓の開閉はできない。

■商品詳細

商品名：静電気でくっつくサンシェード（サイドガラス用）
価格：110円
原産国：中国
材質：塩化ビニル樹脂、スチール、ポリエステル
商品サイズ：幅44cm×高さ36cm
種類：―
商品ページ：https://jp.daisonet.com/products/4550480680736

後方からの日射も効果的に防ぐ「後ガラス用サンシェード」

一方でこちらは、リアウィンドウ専用のサンシェード。3個の吸盤で固定するが、吸盤側面の切り欠きにサンシェードを差し入れるやり方で、若干の慣れが必要。

ところで、（車種にもよるだろうが）サンシェードとリアウィンドウの間に、結構なすき間が生まれるのが気になる。フロントガラス用の商品では、「ガラスとのすき間がありますと高温になり」云々と書いているが、こっちは大丈夫なのだろうか。もっとも、吸盤部分を除き遮光性は非常に高い。

■商品詳細

商品名：後ガラス用サンシェード
価格：220円
原産国：中国
材質：ポリエステル、スチール
商品サイズ：幅100cm×高さ50cm
種類：「リアウィンドウ用サンシェード」というよく似た商品あり（ただしアルミ蒸着はされていない）。
商品ページ：https://jp.daisonet.com/products/4550480487779

かさばるサンシェードをしっかり収納できる「サンシェード収納バンド」

「両面アルミサンシェード」のような、たたんでも場所を取るサンシェードにおあつらえ向きの収納グッズ。パッケージの中身は、面ファスナーに覆われた２本のバンドである。

使う前に、ヘッドレストをいったん外し、２本のバンドの穴を、それぞれのポール（支柱）に入れ、ヘッドレストをまた戻してセット完了。折りたたんだサンシェードに面ファスナーを巻くように貼り付けて固定する。車内に荷物がパンパンで、少しでも収納場所を確保したいときは非常に重宝できそうだ。

■商品詳細

商品名：サンシェード収納バンド
価格：110円
原産国：中国
材質：本体：ポリエステル、ナイロン
商品サイズ：長さ36cm×幅4cm
種類：―
商品ページ：https://jp.daisonet.com/products/4550480504537

撮影・文／鈴木拓也