世界耐久選手権(WEC)の2023年シーズン最終戦バーレーン8時間耐久の翌日、11月5日(日)に行なわれるルーキーテストに、9度のMotoGPチャンピオンであるバレンティーノ・ロッシが参加することとなった。
ロッシは将来的なWEC参戦を目指し、チームWRTが運営するLMP2クラスのオレカ07をドライブする。
■43歳ロッシの挑戦は続く。GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ参戦継続も「いつかはル・マン24時間……」
ロッシにとって、このLMP2マシンでのテストは、年内に予定されているBMWのLMDhマシンMハイブリッドV8でのテストに向けた準備となる。
「LMP2に初挑戦できてとても嬉しいよ!」
ロッシはそう語った。
「将来的にBMWのハイパーカーをテストする計画もあるから、チームWRTで素晴らしい機会を得られた」
「ダウンフォースという観点からも似ているし、(ハイパーカーの)テストを前にLMP2を体験できるのは良いことだと思う。自分のポテンシャルを理解するのにも興味があるよ」
「バーレーンに行ってシーズン最終戦を観るのも楽しみだ。将来的にはWECでレースをしたいと思っているから、イベントの雰囲気や構造を理解するのも良いことだと思う」
ロッシは2021年限りでMotoGPを引退して以来、ル・マン24時間レースに参戦することを最終目標に四輪レースに注力してきた。
ロッシはチームWRTに所属し、2022年はアウディ陣営としてGT3マシンをドライブ。2023年からチームがBMW陣営に鞍替えしたことで、ロッシはBMWワークスドライバーとしてGTワールドチャレンジ・ヨーロッパに参戦してきた。
2024年以降のル・マン24時間レース参戦に向けた準備として、ロッシは今年のサポートレースとして開催された“Road to Le Mans”に参戦し、優勝を飾った。
ロッシが所属するチームWRTは、来季からBMWのファクトリーチームとしてWECハイパーカークラスに参戦予定。さらに2024年に新設されるLMGT3クラスに、2台のBMW M4 GT3を投入することを計画しているようだ。
早ければ2024年にも始まると言われているロッシのWEC挑戦。彼にとって、バーレーンでのルーキーテストはさらなる準備を深める機会となる。
バーレーンテストでは、長年アウディに在籍しBMWへ移ったシャルル・ウィーツもチームWRTのオレカ07をドライブする予定となっている。
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