ホンダ・レーシング(HRC)の渡辺康治社長が2026年F1第10戦ベルギーGPを訪れた。ホンダがパワーユニット(PU)を供給するアストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チームは、現在車体とPUのアップデートを待っている状況であり、このベルギーGPは今シーズン最も厳しい戦いとなった。そのような状況で渡辺社長はドライバーに何と声をかけたのか、またチームの共同オーナーを務めるローレンス・ストロールとはどのような話をしたのか。スパ・フランコルシャン・サーキットのグリッドで渡辺社長を直撃した。
────────────────────────────────
アストンマーティン前期仕様が役目を終える。アロンソ「苦しい時期がここで終わることを願う。次戦の初アップデートに期待」
——スタート前のグリッドでランス・ストロールを激励されていました。どんなことを話していたのですか?
渡辺康治社長(以下、渡辺社長):「いまがアップデート前の一番の厳しい状況。でも、そんななかでも学ぶこともあるから、そこはしっかりやってほしいと。そして、我々もアップデートに向けてしっかり準備しているから、ということを伝えました」
——それに対して、ストロールはどんな返事をしていましたか?
渡辺社長:「アップデートは期待している、と。それは我々のパワーユニットだけでなく、車体のアップデートも含めて期待していると言っていました。また今回のアップデートはシーズン後半戦に向けたものだけでなく、2027年シーズンへ向けての第一歩のようなものでもあり、そのことはランスも理解しており、今後も頑張ってくれると思います」
——フェルナンド・アロンソとは?
渡辺社長:「少しだけですが、『アップデートの準備は順調に進んでいるか?』と聞かれたので、我々のパワーユニットに関しては『順調に進んでいる』と答えました」
——オーナーのローレンス・ストロールはグリッド上で「次からはもっと前のグリッドからスタートするぞ」というような仕草をしていましたね。ベルギーGPの週末はスパでどんな話を?
渡辺社長:「まず車体も含めたアップデートの状況確認です。 それと、2027年に向けていろいろな議論をしました。この状況を打開するには、パワーユニットだけでなく、車体も含めて全体でよくしていかないといけない。 ただ、上位陣とのギャップを詰める作業は一足飛びにはいかないことも、みんな理解しています。だから、今回のアップデートでどのくらい前進して、次のアップデートでどのあたりを目指していくのかを共有しました。F1ではワンチームとなって同じ認識に立って戦うことが重要なので、ストロールさんだけでなく、エイドリアン(・ニューウェイ/マネージング・テクニカル・パートナー)とエンリコ(・カルディーレ/最高技術責任者)も入れて、昨日話をしました」
——今回、ベルギーGPにニューウェイも来ていたのですか?
渡辺社長:「はい、来ています」
——今回のベルギーGPは今年一番厳しい状況となりましたね?
渡辺社長:「アップデート前ですからね。だから今回が一番厳しい状況だったと思います。ただ、ランスにも言ったように、そのような状況でも確認することはたくさんあります。我々パワーユニット側だと、たとえば、ドライバビリティとかエネルギーマネジメントです。それらの作業も今後に向けてとても大事なので、集中してしっかりとレースしなければなりません。そのあたりの作業は折原(伸太郎/HRCのトラックサイドゼネラルマネージャー兼チーフエンジニア)を中心にやってくれていると思うので、オランダGPで予定しているアップデートがスムーズに投入されることを期待しています」
——ADUO(Additional Development Upgrade Opportunities=追加開発アップグレードの機会)によって、ICEを開発するための時間と予算が増加されたわけですが、時間はともかく、お金のほうはシーズン中にもかかわらず問題なく工面できているのでしょうか?
渡辺社長:「予算はきちんと確保していますので、ご心配なく」
——次からの2戦、ハンガリーGPとオランダGPがアストンマーティン・ホンダにとって、第2の開幕戦となりそうですね。
渡辺社長:「よろしくお願いします」
[オートスポーツweb 2026年07月20日]
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
アロンソ、ホンダを100%信頼「日本の施設は世界最高……疑うべきことは何もない。でも前のように5年も待てないよ」
オランダでの好走でレーシングブルズの信頼勝ち得た角田裕毅、モンツァでも代役参戦へ「あの時酷い結果なら、今週呼ばれなかったかも」
ホンダ折原GM「ドライバビリティの改善に注力した」イタリアGPに向け、HRC Sakuraで安定した燃焼を追求
1985年鈴鹿8耐で勝利したガードナーの意地「交代しろと言われたけど、僕はマシンを下りなかった」【富樫ヨーコの世界GP行/ワイン・ガードナーVol.3】
ホンダの『スペック2』PUドライバビリティ問題は、パフォーマンス改善のための燃焼方法変更に起因か/F1 Topic
「エルグランド」が2か月で受注“8000台”突破。「アルファード/ヴェルファイア」からの乗り換え多数…決め手は「走り」?
BYD「新型ラッコ」が販売好調 すでに累計受注「1500台」と好調な立ち上がり ネットの「81台」説はどこから?
ガチガチのスポーツカーじゃないフツーのMTって最高! 性能を使い切る楽しさが味わえるおススメのMT車5選
ドライバーから「マジでわからん」の声噴出 生活道路の“速度30km/h化”運動の始まりの県でもSNSで大きな話題に「二輪取り締まれよ」の声も
BYD「ラッコ」 累計受注が約1500台に到達 最上級グレード「300プレミアム」がけん引
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
二輪も四輪も散々ですね